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おおさか佳巨 2016参議院比例区候補者 新党改革

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2008年01月25日
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カテゴリ:医療と健康
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徳田虎雄氏は「大医は国を癒す」が座右の銘であり、自由連合本部にも徳洲会本部にも、この言葉を額縁に掲げていた。

だが、別のところでは徳田氏はこうも言っていた。「『質実剛健』という言葉を額縁に掲げている学校があります。あれは、質実剛健にできていないからこそ掲げている。およそそこに掲げられている文言というものは、実行されていないから掲げている」と。

ならば「大医は国を癒す」の額縁も同じことであり、結局のところ、今すでに額縁で終わろうとしている。

それはその医療政策が、単に西洋医学の延長線上でしかなかったのではないかと、私はこの自由連合の「医療ビッグバン」という奇想天外な政策についてマイクを握ってその片棒をかついだ責任を感じています。

東洋医学というものは部分を見ないで、全体を把握しようとします。武術においても「放心」が大事だとされます。

放心というのは、よく「放心状態」など悪い意味で使われていますが、剣道などでいうところの放心とは、心を全てに放つことであり、心が物事にとらわれることなく、自由自在の状態にして注意力がすべてにいきわたることを指します。

医療ビッグバン政策は、まさに部分しか見ていなかった。お金の本質についてなんら追及されていなかった・・・と、今思っています。

この医療ビッグバンというのは、結局のところ、財政に変化を加えるが、お金の本質に切り込まない限りは、単なる一分野の政策に終わるだけです。

その内容というのは、国家予算で医療費は現在30兆円ほどあるが、国立病院を民営化したり、無駄な診療費を削ったりすることで10兆円以上は削減でき、消費税は撤廃できるというものでありました。

医療というものを政策として取り扱う場合、国民医療費の負担率であるとか、病院をつくるための財政的措置であるとか、ようはお金の面に向きがちであります。

お金が人々の命を助けたり、人々の心をいやすわけがありません。

医療とは治療・・・これがイコールにならしめているのが資本主義経済の実態です。つまり病気になることによって経済活動が促進される。こんな馬鹿な制度が長続きするわけがないでしょう。

東洋医学や医食同源というのは、病気になる前のことを考えるでしょう。この点において政治は無策なのです。

つまるところ、大医は国はいやすのだけれども、その方法・政策において医療政策・厚生行政しかみないのでは、だめだということです。その上を見ることが求められます。


自然主義経済による医療・社会保障体制というのは明確です。病人を多数に出すと医者が生活できないようになるからです。通貨が減価していくということは、その余剰金に対して、将来への投資をしようとします。減価させないためには、将来かかるだろう病気あるいは、高齢者生活、こうしたところに向けられるでしょう。

さらに、自然通貨を使用していくと、輸入に依存する西洋医学の医薬品以外の医薬に目が向けられます。薬草・ハーブなど国内で天然に採取されるものが重要視され、医療も大きく変わります。この前例としてキューバがあります。

キューバはソ連が崩壊したことによって、それまでの西洋医学の医療から大きな見直しを迫られました。近隣には米国という敵対する資本主義国家があって、まわりは敵だらけで輸入もできない。だから自国で生産するしかない。そのおかげで、医食同源の東洋医学ともいえる医療制度になっていきました。

キューバの有機農業による食料自給達成、自然エネルギーの使用によるものもすべてそうですが、すべてを輸入に頼っていたものがすべて自国で生産することによって医療も引っ張られていったのです。

だから私は西洋医学にとどまる限り、すべての医療政策については解決を見ないだろうと思います。そして東洋医学へ持っていくためには自然主義経済が必要だと考えます。

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最終更新日  2008年01月25日 06時57分16秒
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