カテゴリ:分かりやすいかもしれない生物学
あたしはお酒が苦手です。
でも飲み会は好きです。 雰囲気がね、好きなんですよ。 コーヒーも実はだめです。 サイトのタイトルになってますが。 お酒は甘いものしか飲めません。 カクテル系だけね。 ビールは無理。 苦い。 ワインもダメ。 ワインはおっけーそうに思えるけど、 あれは酸っぱい。 酸っぱいものはダメです。 だからコーヒーも飲めない。 だってコーヒーって苦くて酸っぱいんだもん。 苦いか酸っぱいか、どっちかにしてくれ、 って感じで。 で、お酒は日本酒は受け付ける味です。 ウイスキーだのブランデーだのは論外。 お子様な私のお口には合いません。 でもブランデーの匂いって大好き。 というかお酒もコーヒーも 匂いはすごい好き。 匂いだけならふがふが嗅ぎまくってます。 お菓子作りが趣味なあたしですが、 お菓子に入れる洋酒の量はハンパじゃありません。 「大さじ 1」とか書いてあるところに、 瓶持って、だばだば入れちゃいます。 なぜだかお菓子には大量にアルコールがあった方が おいしいと思うあたし。 お酒はどのくらいダメかというと、 すっごいダメです。 一口ですぐ顔が真っ赤になる。 検知器より敏感に反応します。 だから「記憶がなくなるまで飲む」 なんて芸当は、一生かかっても無理。 その前に頭痛くなって、気持ち悪くなって 貧血になって終わりです。 お酒もコーヒーもダメ、というのは 社会で生きていくうえで、 とても不利な体質です。 でも、お酒は恋愛においてよく利用します。 苦手なら苦手なりに、 使い道ってあるもんです。 ちなみにお酒で酔いにくくするには、 飲む直前に、牛乳を飲むといいそうな。 牛乳が胃の粘膜に膜を作ってくれて、 アルコールの吸収をゆっくりにしてくれるんだそうな。 直前に果物を食べるのもいいそうです。 ところで、お酒に酔う、というのには 2段階あります。 アルコール → アセトアルデヒド → 酢酸→二酸化炭素・水 ↑1 ↑2 アルコールはこのような段階を経て、 分解されていきます。 アルコール自体もそうですが、 実は中間生成物のアセトアルデヒドも 人間にとっては毒です。 で、アルコールをアセトアルデヒドにする行程1と、 アセトアルデヒドを酢酸にする行程2は、 どちらも酵素によって行われます。 酵素で分解されるわけです。 1と2の酵素は別の種類のものです。 この酵素、どちらもたくさん体に飼ってる人は いわゆる「酒に強い人」です。 どちらか片方しか多くない人、 もしくはどちらも多くない人が、 「お酒に弱い人」です。 飲んですぐ顔が赤くなっちゃう人。 これは1の酵素があまりいない人です。 入ってきたアルコールが全然分解できないから、 アルコールがそのままどんどんたまり、 すぐに体が反応を見せるわけです。 最初はよくても、後から酔ってしまう人。 これは2の酵素があまりいない人です。 入ってきたアルコールは、 1でアセトアルデヒドに分解されるものの、 そこから先が分解されないので、 アセトアルデヒドとして体内にたまり、 気分が悪くなってしまうわけです。 ま、どっちも飲みすぎはまずいんですが、 2だけが少ない人っていうのが、 危険性がちょっと高いわけです。 最初はいい感じで酔わないので、 がばがば飲んでしまう。 ところが、アルコールは最後まで分解されないで、 アセトアルデヒドとして、 どんどん体にたまってしまうので、 途中から急速に酔ってしまうわけです。 ちなみに、アルコールを飲むと 肝臓に負担がかかります。 肝臓は「沈黙の臓器」と言われていて、 悪くなっていても、ほとんど自覚症状が出ません。 自覚症状が出始めた頃には、 手遅れになってることも多々です。 お酒は適量を守りましょう。 みなさんも飲みすぎには気をつけてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.09.21 09:17:08
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