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コーヒーは飲めません

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碧眼の兎

碧眼の兎

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2005.04.04
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テーマ:虫!(821)
 

眼科行きました。
医者が眼球を調べます。


「はい、右上を見てー。」
天井の隅の方を見上げます。

「右上見てくださいねー。」
何、これじゃ足りないってこと?
もう、これでもか、とせいいっぱい
天井の角をにらみます。

「右上ねー。」
これ以上は無理だよっ!
どうやって、見ればいいのさっ!

「はい、そっちは左ですねー。
 右はこっちー。」
先生が手を振って、方向を教えてくれます。


あ、そうなんだ・・・


左右の区別がつかない兎です。



さて、もうそろそろいいかなー。
また再開してもね?

今日の本題は蚕ネタです。


さて、蚕というのは、いろんな種類がいます。
まず、体の模様が違います。

一番メジャーなのは形蚕(かたこ)と言われる種類で、
人間で言ったら肩くらいの位置に、
半月紋と言われる、名前の通り、半月状の形の模様が、
2つ並んでる種類です。


ところが姫蚕(ひめこ)と言われる種類は、
この半月紋がありません。
体中全部真っ白。

綺麗なんですよ。
かわいいんですよ。
さすがお姫様の蚕と言われるだけのことはあります。


10代の頃から、日焼けを嫌い、
美白に命をかけてきた地黒のあたしは、
この姫蚕が一番好きでした。

ああ、姫蚕だけを育てて生きていきたい・・・
そう思ったものですが、
実験はいろんな蚕で比べなきゃならんので、
しぶしぶ形蚕も育ててました。


蚕は一般的に真っ白なイメージがあると思いますが、
縞模様なんかもいたりします。

これがね、白地に黒の縞だと縞蚕(しまこ)、
黒地に白の縞だと虎蚕(とらこ)、
と言ったりするんですが、
要はどっちも白黒の縞々じゃん・・・
と思うわけです。


ちなみに人間の手による養殖ではなく、
野外にいる種類で、桑蚕(くわこ)というのがいますが、
これは茶色っぽい色。

この桑蚕は「野生の蚕」なんて説明をされますが、
実際この説明は若干違います。


普通の蚕は「家蚕(かさん)」というのが正式な名前です。
家で飼われてきた蚕、ということですね。

蚕はずーっと大昔、シルクロードの時代から、
人間の手による完全養殖です。


この人間が養殖する蚕の原型になったのが桑蚕、
という捕らえ方が一番近いかと思います。


ちなみに、不思議なもんで、
自分で卵から育てた真っ白な蚕は顔に乗せても平気なのだけれど、
色がついてる芋虫に触るのは抵抗があるんです。

形だけなら同じなのに、
なぜか色つきのものは触れない。

桑蚕は、触るのに非常に抵抗を感じました。


同じく最初触れなかったのが、シャクトリ虫。
みんなが想像しているであろう、
緑の細いしゃくとりはかわいげあるんですが、
桑の枝にくっつくシャクトリがいるんです。

その名も「クワエダシャクトリ」。


これ、桑の枝に擬態するんですよ。
こいつの体は茶色。
枝と同じ色をしてます。

シャクトリっていうと、くねくねと体を曲げて
歩いていくのを想像すると思うんですが、
桑枝シャクトリは、体をピン、とまっすぐにして、
枝のふりをします。


だから、桑をいじりながら、枝だと思って触ったら、
ぐにょり、として、
(-________-;) ウッ・・・
となることが・・・・


これも最初は気持ち悪くて触れなかったんですが、
最終的にはつかめるようになってました。


ああ、慣れってすばらしい。


体の模様だけでなくて、
他にも蚕にはいろんな種類があります。

たとえば、繭の形。
ただの楕円状のものもあれば、
落花生の殻のような形のものもある。


蚕は繭をとるために、
絹糸をとるために飼育されているわけですが、
ところが世の中には、
繭を作らない蚕がいるのです。

普通は幼虫から蛹に変化する段階で、
繭を形成し、その繭の中で幼虫の皮を脱ぎ、
蛹になるわけです。


ところが、繭を作らない蚕は、
昨日まで幼虫の姿だったものが、
次の日行ってみると、いきなり蛹になって、
そこにごろんと寝そべってます。

なんと無防備な・・・


蛹って自分で移動することはできませんから、
本当にただそこに寝転がってるだけで、
抵抗も何もあったもんじゃありません。

ああ、この危機感のなさに腹がたつ。


ただ、ぼけーっとそこに横たわってるわけです。
で、時期がくればもぞもぞ脱皮して、
成虫になる。

なんちゅうか、お着替え丸見え状態ですよ。
通常は、繭の中で成虫になってから、
繭の外に出るわけです。

でも、こいつは繭がありませんから。
脱いでるのが全部見えちゃう。
ストリップ状態なわけです。

すごいグロイですが・・・・


この、「ある日いきなり蛹」状態が、
どうもあたしは好きになれなくて、
この種類の蚕は避けたかったのですが、
あたしの研究において、実は非常に重要な役目をもつ品種だったので、
好きでないにもかかわらず、けっこうな数を育てました。


次回に続く。






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最終更新日  2005.04.04 09:29:39
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