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2015.10.18
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カテゴリ:アニメ
0197 アトム

『アトム』オモテ面

【スタッフ】
・監  督  デビッド・パワーズ
・脚  本  ティモシー・ハイド・ハリス、デビッド・パワーズ
・製  作  マリアン・ガーガー
・製作総指揮 セシル・クレイマー、ケン・ツムラ、
       ポール・ワン、フランシス・カオ
・音  楽  ジョン・オットマン
・イマジ・スタジオ制作作品

【キャスト】
・アトム/トビー………フレディ・ハイモア(上戸彩)
・コーラ…………………クリステン・ベル(林原めぐみ)
・ゾグ……………………サミュエル・L.ジャクソン(加瀬康之)
・ハムエッグ……………ネイサン・レイン(内海賢二)
・オリン…………………ユージン・レヴィ(山寺宏一)
・お茶の水博士…………ビル・ナイ(西村知道)
・ストーン大統領………ドナルド・サザーランド(土師孝也)
・ナレーション…………シャーリーズ・セロン(愛河里花子)
・And テンマ博士………ニコラス・ケイジ(役所広司)

『アトム』ウラ面

【仕  様】
・型  番  KEBF-90200
・製作年度  2009年
・製 作 国  アメリカ・香港
・原  題  ATOM
・収  録  本編 94分
・音  声  1.英 語 オリジナル 5.1ch ドルビーデジタル
       2.日本語 吹 替   5.1ch ドルビーデジタル
・字  幕  1.日本語字幕、2.英語字幕
・サ イ ズ  16: 9 LB スコープサイズ
・そ の 他  片面2層、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本国内向、
       DVD、セル専用
・日本公開日 2009年10月10日
・字幕翻訳  林 完治
・吹替翻訳  高井清子
・吹替監修  三間雅文
・発  売  角川書店
・販 売 元  角川書店
・価  格  \1,800(税別)

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :アトム、再臨せよ。
        すべては<彼>から始まった――いま甦る、
        ロボット・アニメーションの原点にして聖典

オモテ面は、ケーブルにつながってブラ下がっている始動前のアトムの画像。うーん、何だか、“死”のにおいがするな。(笑)
ウラ面は、SFっぽいデザインになっている。端正でいいが、おとなしい。静かだ。もっと、生命力あふれる、動きのあるデザインにして欲しかった。
ダメなデザインだな。(笑)

【感  想】
「どこがアトムかさっぱり分からない」

『ロボッツ』の続編かと思ってしまった。(笑)
正直、これは“アトム”ではありませんね。こんな作品を撮るために、製作サイドが“アトム”のデザインに細かな変更を加えたのは、愚の骨頂にしか思えない。

『アトム』というタイトルではなく、“アトム”みたいなキャラクタが出て来ないのであれば、多少は受け入れられたかも知れない。『A.I.』のアニメ版と思えば思える作りだし、興収だけを考えれば、その方が良かったのではないかと思う。

“手塚治虫”という漫画家は、日本の漫画を語る上では欠かすことの出来ない存在だし、日本にアニメ文化を興した立役者でもある。その功績を忘れることは誰にも出来ない。数多くの名作を残している天才だ。
しかし、カタチだけ模して、泥臭いまでの精神性を写さない手塚作品の映像化は愚かなことだと思う。それに、あのキャラクタが、今の観客に受け入れられるとは到底思えない。何故なら、時代の推移によってデザインも盛衰の波に洗われるからだ。

怒られるのを承知で言わせて貰えば、手塚治虫のキャラクタデザインは、いまとなっては古めかしい。(これはディズニーアニメも同様。だからこそ、ピクサーが必要だったのだろう) 手塚治虫の生み出した定番キャラクタだけで勝負をすることは、もはや無謀だと言える。
ならば、実写映画化の方が成功の可能性はある。学生時代に『火の鳥2772 -愛のコスモゾーン- 』を観た時から、ずっとそう思っていた。私にとっては、市川崑監督の『火の鳥』が、手塚作品の映画化では最も成功した事例だからだ。或いは、大友克洋とりんたろうが作り上げた『メトロポリス』が、もう一つの回答かも知れない。
いずれにせよ、巨匠の呪縛から解き放たれる必要がある、と言うことである。

どういう経緯で、本作品の企画が持ち上がったのかは知らないが、中心となったのは、オタクくん達であったろうことは想像に難くない。アトムの出生にこだわったストーリー展開からも、それはうかがえる。マーケティングの結果をストレートにキャラクタデザインに反映させたのも、オタクならではの拘りだ。
しかし、仕上がった作品は、オタクくん達であるが故の失敗作だった。もしかしたら、“アトム”を知らないプロデューサと監督の方が、よほど『鉄腕アトム』に近い作品が生み出したかも知れない。客観性とは、往々にしてそういうものだからだ。

いつか、まともな『ブラックジャック』や『火の鳥』や『どろろ』を観たいものである。

オススメ致しません!
※敬称略でスミマセン。





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Last updated  2015.10.18 15:54:06
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