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B級映画ジャケット美術館

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2016.10.23
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カテゴリ:沖縄
0568 オキナワノコワイハナシ2

『0568 オキナワノコワイハナシ2』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
『怪物 MAJIMUN』
・監  督  岸本 司
・脚  本  岸本 司
『暗隅(くらしみ)』
・監  督  川端匠志
・脚  本  川端匠志
『放送禁止』
・監  督  高山創一
・脚  本  高山創一

【キャスト】
『怪物 MAJIMUN』
・新城愛理
・結城貴史
・平安信行
『暗隅(くらしみ)』
・桃原 遥
・外間みよ子
・大嶺 淳
『放送禁止』
・桃原 遥
・川満彩杏

『0568 オキナワノコワイハナシ2』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  RAK-021
・製作年度  2007~8年
・製 作 国  日本
・英  題  Okinawan Horror Stories
・収  録  48分
・サ イ ズ  16: 9
・音  声  ----
・字  幕  ----
・そ の 他  片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、DVD、セルorレンタル
・定  価  本体2,400円+税
・企  画  琉球放送、山田優樹
・製  作  琉球放送、山田優樹
・協  力  ジー・ジープロモーション
       オフィスリゾム
・発 売 元  RBC 琉球放送
・販 売 元  株式会社楽創舎

『0568 オキナワノコワイハナシ2』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【ジャケット】
・オモテ面:琉球ホラー
・ウラ面 :でーじ呪い!
        RBC琉球放送で旧盆恒例のテレビ番組
        「オキナワノコワイハナシ」。
        沖縄に拠点を置く気鋭のクリエイター達
        が、琉球古来の風俗・習慣・迷信を
        取り込みながらも<今>の沖縄の息吹を
        吹き込んだ、
        新たな恐怖のエンターテインメント!

オモテ面は、万座毛のようなところの画像が使われている。(いい景観だ) やっぱり月夜。どこがホラーなんだろうって思っていたら、お月様に霊の顔が浮かび上がっている……。(笑)
うん、いい雰囲気のジャケットだ。
ウラ面は、『1』と同じレイアウトになっている。どのエピソードも、ハイライトの画像が使われている。
うんうん、やっぱりいい雰囲気のジャケットだ。

【感  想】
「コワイのは何か?」

本シリーズは、浴室で観ることにしている。
深夜、浴槽に湯をため、煙草や飲み物を用意し、防滴のDVDプレイヤーを持ち込んで電気を消し、ぬるめの湯につかりながら、のんべんだらりと観ている。
こういう環境だと、コワイ作品は本当に怖い。つい、周りを見渡してしまったりする。湯船を覗いたら、黒い髪と女の顔が映ったらどうしよう、なんて本気で思って身動き出来なくなったりもする。「いい歳をして何してんだろ」と思わないでもないが、このシビれるような感覚が忘れられないのだ。(笑)

■第1話 怪物~マジムン~ MAJIMUN -monster- (2008年 夏)
空手道場に通うその女性は、幼い頃に父親から受けた虐待から屈折した感情に支配されていた。或る日、練習中に笑った男を叩きのめし、止めに入った師範に大怪我を負わせてしまう。
それが、きっかけだった。彼女は鬱屈した感情に呑みこまれ、怪物=マジムンと化してしまう。
……というお話し。

かなりの力作だった。まず、冒頭の“長回し”から驚かされる。練習風景も緊迫感があって見事だった。
ただ、彼女が怪物に変わる瞬間=キッカケをきちんと描いて欲しかったと思う。そこはイマイチだった。
幕切れはファンタジーっぽい。韓国映画なら、陰惨なラストになっただろうが、本作品は、ほのぼのしている。やっぱり沖縄県産だからだろうなぁ。(笑)

■第2話 暗隅(くらしみ) Darkness (2008年 夏)
男が1人、食事しているところに女子高生が飛び込んで来る。彼女たちは泣き叫んでパニック状態。何が起きているのか、さっぱり分からない。友達を助けて欲しいってことらしい。
兎に角、女子高生に引っ張られるままに現場におもむく。しかし、そこには靴と大量の血だまりがあるだけ。そして、何かの気配だった。
……というお話し。

最初に逃げて来た2人の女子高生の泣き叫ぶ演技に無理があり、「もしかしたら、男はハメられているだけ?」と勘ぐってしまった。この辺は“難あり”だ。(苦笑)
その後の展開は定番だが、やや雑な仕上がり。勢いでみせたかったのだろうけど、もう少し整理して欲しかった。
結末は、やはりファンタジーっぽい。(笑)

■第3話 放送禁止 Banned (2007年 夏)
深夜のラジオ番組で“心霊特集”が放送されることになる。本番直前、取材先の心霊スポットでラジカセをADから渡されたパーソナリティのカナコは、嫌な予感を覚える。
案の定、放送が始まった途端に「女の悲鳴が聞こえる」といったツィートが爆発的に寄せられる。
幼い頃から霊感が強いカナコは、再び目の前に現れた霊と向き合うことになる。
……というお話し。

レコードやラジオに不気味な音が収録される怪現象は、幽霊話しの定番。本作品は、これをファンタジーっぽく仕上げている。もう少し正攻法でショックシーンを盛り込んでも良かったような気もするが、この優しいところが如何にも沖縄っぽい。これでいいのかも知れない。

本ディスクに収録された3話は、いずれも解決しない。或いは、解決する場面を見せない。視聴者の想像にまかせるエンディングになっている。意図的に似たようなテイストの作品を選んだに違いない。
特に、第3話「放送禁止」は、敢えてクライマックスを見せなかったに違いない。例えば、残酷シーンを見せずに遠景と悲鳴だけで表現するとか、次のコマでは血だらけで横たわっているとか、漫画なんかでも良く使われる演出だ。
でも、これを映像作品でやるには勇気がいる。優しさと大胆さ、恐いだけで終わらせない思慮深さ……。どんな評価を受けるか、監督さんは、きっと怖かっただろうなぁ。(笑)

オススメ!





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Last updated  2016.10.23 09:30:13
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