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カテゴリ:戦争アクション映画
0757 72M
![]() ※オモテ面 【スタッフ】 ・製 作 ニキータ・ミハルコフ「太陽に抱かれて」 コンスタンチン・エルンスト アナトリイ・マクシモフ ・監 督 ウラジミール・コチネンコ ・原 作 アレクサンドル・ボクロフスキー ・脚 本 ヴァレリー・ザロツハ ウラジミール・コチネンコ ・撮 影 イリヤ・ディオミン ・音 楽 エンニオ・モリコーネ 「海の上のピアニスト」「マレーナ」 ・編 集 オレグ・ライェフスキイ スベトラナ・タリック 【キャスト】 ・セルゲイ・マコヴェツキー ・マラト・バシャーロフ ・アンドレイ・クラスコ ・ディミートリィ・ウリアノフ ・チュルパン・ハマートヴァ ![]() ※ウラ面 【仕 様】 ・型 番 ALBD-5222R ・製作年度 2004年 ・製 作 国 ロシア ・原 題 72M ・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD ・発 売 アルバトロス株式会社 ・販 売 アルバトロス株式会社 ・価 格 ---- ・収 録 116分 ・サ イ ズ 4: 3 ビスタ ・音 声 1.オリジナル <ロシア語> (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo) ・字 幕 1.日本語字幕 ・字幕翻訳 ---- ・吹替翻訳 ---- ・公 開 ---- ・映像特典 ---- 【ジャケット】 ・オモテ面:最終指令――限界水域からの生還。 ・ウラ面 :ロシア全土で感動の嵐!「ローレライ」 「Uボート最後の決断」、そして「72M」 潜水艦には究極のドラマがある。 ロシア・アカデミー賞金鷲賞受賞! 製作:アカデミー賞、カンヌ映画祭 グランプリ受賞監督 ニキータ・ミハルコフ 「太陽に抱かれて」。 音楽:名匠エンニオ・モリコーネ 「海の上のピアニスト」「マレーナ」。 海上を走る潜水艦。背後から巡洋艦が砲撃している。空にはヘリも見える。なかなかカッコイイが、昔のプラモデルの箱のイラストみたいだ。ちょっと古臭い。(笑) ウラ面は、一転して人物ばかり。潜水艦も巡洋艦も出て来ない。確かにヒューマン・ドラマの映画だから、これが正しいのだろうが、ちょっと雑然とし過ぎている。 アルバトロスからのリリースにしては、イマイチの出来映えだった。(笑) ![]() ※ピクチャディスク 【感 想】 「ロシア海軍は大丈夫か?」 最近、歳をとったせいか、認識力がトンと衰えたような気がする。誰が誰やらサッパリ分からないし、各人の人間関係も理解できない。本作品を観ながらシミジミと、そう思ってしまった。(苦笑) ――ロシア海軍の潜水艦“スラブガール”が、軍事演習のためウクライナの軍港を出航する。計画通りに洋上の巡洋艦に魚雷を命中させ、24時間の隠密行動に入る。 しかし、巡洋艦の放った対潜水艦ミサイルが、第二次世界大戦時の機雷を目覚めさせてしまう。スラブガールは魚雷に接触。爆発が、艦の横腹に穴を開け、たちまち浸水が始まる。乗務員は何が起きたのか分からないままスラブガールは海底に沈んでしまう。 生き残ったのは、わずかに13名。深度は72m。彼らは艦から脱出するため潜水具の準備に取り掛かるが、残酷にも潜水具は12組しかなかった。 ……というお話し。 物語のタテ軸は事故に遭った潜水艦からの脱出劇。ヨコ軸に登場人物のドラマが描かれている。 ネリーを巡るピョートルとイワンの対立が中心だが、ウクライナ人なのにロシア海軍に残った艦長と妻の交流、ドイツ系ロシア人の情けなくも幼稚な行動とか、いろいろ盛り込まれている。 最も興味深いのは、ウクライナとロシアの関係。独立に際して、ウクライナに移籍した者を「裏切り者」と呼び、ロシア海軍に残ったウクライナ人とか、複雑な事情が垣間見える。 もしかしたら、その辺の情勢に詳しいと、本作品に対する評価は、大きく違うのかも知れない。 ただ、純粋に映画だけを楽しもうとすると、意味不明な表現が多く、面食らうことになる。それに、抽象的(象徴的)な表現も多く、慣れない方には退屈かも知れない。もっと、情報を持っていない人でもフラストレーションをためずに観ることが出来るように演出して欲しかった。(苦笑) そうした点を割り引いても、回想シーンや“お話し”を映像として挿入したためか、全体的に散漫な印象であることは否めない。もっと短めにすれば良いのにとも思うが、これがロシア映画のロシア映画たる由縁なのかも知れない。 一番気になったのは、ロシア海軍の無能ぶりだろうか。(笑) 冒頭からアジア系のロシア人が赤いペンキを塗っていたり、若い連中は終始、バカっぽい顔をしている。浮気している妻の関心を繋ぎ止めるために、潜水具を横流ししてピアスを買うヤツがいたり、抗うつ剤をバラ撒く学者がいたり……。だいたい、演習中に潜水艦が行方不明になっているのに、必死で捜そうとするのが普通じゃないか? なのに捜そうともしないで、ネリーに言い訳をしているところが、バカみたいだ。こんな海軍には、誰も志願しないんじゃないか? オフビートのコメディのようだから誇張しているのだろうが、私だったら、怒鳴り散らしているところだ。 もし、これがロシア軍の現状を反映しているなら、同盟国にはなりたくないな。後ろから撃たれそうだ。(笑) 世界史に興味のある方にオススメ!(ロシアやウクライナ情勢に詳しい方も可。そうでない方は、ご遠慮いただくのか懸命です) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.04.30 10:32:12
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