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B級映画ジャケット美術館

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2017.10.02
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カテゴリ:ゾンビ映画
0912 ナイト・オブ・ザ・リビングデッド [ブルーレイ]

『0912 ナイト・オブ・ザ・リビングデッド [ブルーレイ]』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監督・原案・撮影 ジョージ・A.ロメロ
・製  作  ラッセル・ストライナー
       カール・ハードマン
・脚  本  ジョン・A.ルッソ
・特殊効果  レジス・サヴィンスキ
       トニー・バンタネロ

【キャスト】
・ジュディス・オディア(バーバラ)
・デュアン・ジョーンズ(ベン)
・カール・ハードマン(ハリー・クーパー)
・マリリン・イーストマン(ヘレン・クーパー)
・カイラ・ショーン(カレン・クーパー)
・キース・ウェイン(トム)
・ジュディス・リドリー(ジュディ)
・ラッセル・ストライナー(ジョニー)

『0912 ナイト・オブ・ザ・リビングデッド [ブルーレイ]』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  BIXF-0023
・製作年度  1968年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  NIGHT OF THE LIVING DEAD
・発  売  株式会社ハピネット
・販 売 元  株式会社ハピネット
・提  供  株式会社プレシディオ
・希望小売価格 3,800円(税抜)
・字幕翻訳(本編・特典) ブレインウッズ
・吹替翻訳  ----
・吹替演出  ----
・監  修  ----
・公  開  ----
・リリース  ----
・収  録  本編 98分+特典映像約102分
・サ イ ズ   4: 3 [1080P Hi-Def]
       スタンダード(本編のみ)
・音  声  1.英語 リニアPCM2.0chモノラル
         (オリジナル)
       2.英語 ドルビーデジタル 2.0chモノラル
         (オーディオコメンタリー:
         監督×キャスト)
       3.英語 ドルビーデジタル 2.0chモノラル
         (オーディオコメンタリー:キャスト)
・字  幕  1.日本語字幕
       2.オーディオコメンタリー用字幕
         (監督×スタッフ)
       3.オーディオコメンタリー用字幕
         (キャスト)
・そ の 他   2層、モノクロ、AVC、DOLBY DIGITAL、
       Blu-ray、セル専用
・映像特典  1.『One for the Fire:The Legacy of
         ‘Night of the Living Dead’』
         (約84分)
         『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』
         の制作裏話をベースにした
         ドキュメンタリー〈日本初収録〉
       2.デュアン・ジョーンズとのインタビュー
         (約17分)
       3.北米版劇場予告
・音声特典  1.オーディオコメンタリー2種類
         ・[オーディオ・コメンタリー1:
          監督×スタッフ]
          ジョージ・A.ロメロ、
          マリリン・イーストマン、
          カール・ハードマン、
          ジャック・ルッソ
         ・[オーディオ・コメンタリー2:
          キャスト]
          ラッセル・ストライナー
          キース・ウェイン
          ヴィンセント・サヴィンスキ
          ビル・ハインツマン
          カイラ・ショーン
          ジュディス・オディア

『0912 ナイト・オブ・ザ・リビングデッド [ブルーレイ]』チャプターリスト
※チャプターリスト

【ジャケット】
・オモテ面:COMPLETELY RESTORED AND RE-MASTERD
       THE 40TH ANNIVERSARY RE-ISSUE
・ウラ面 :マスター・オブ・ホラー
      ジョージ・A.ロメロのデビュー作!
        ゾンビ映画の最高傑作が、日本初収録の
        ドキュメンタリー映像と共に、
        HDニューリマスターによる
        最高画質で蘇る!

真っ赤なタイトルと、暗闇の中を徘徊する人影だけ。それでも、本作品の雰囲気を伝えるには十分だ。見事なジャケットだと思う。
ウラ面も、赤と黒に統一され、名場面をおさえつつ、ちょっと違うアングルやタイミングの画像を用いているところが、細かい。(苦笑) 新鮮さを引き出すための措置だろう。然も、ブルーレイとは思えないくらい情報が詰め込まれている。さりとて、画像を犠牲にしていない。細部にまで神経が行き届いており、バランスがいい。
名作に相応しいジャケットだと思う。

『0912 ナイト・オブ・ザ・リビングデッド [ブルーレイ]』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【感  想】
『One for the fire:The Legacy of 'Night of the Living Dead'』

ブルーレイには、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(NOTLD)』のドキュメンタリー『One for the fire:The Legacy of 'Night of the Living Dead'』が収録されている。これが観たいばかりに本ブルーレイを購入したようなものだ。(苦笑)

製作から40年経った2008年に作られたもので、凡百のドキュメンタリーとは違い、かなり真摯に作品と向き合っている。構成もキチンとしており、観ていて飽きない。
たいていの場合、インタビュー映像を見ているうちにウンザリしてしまうのだが、本作品は、インタビューアーが賢かったのだろう。単なる思い出話に終わらせず、現在の様子を映しながら、『NOTLD』に携わったことに対する意味や価値を訊きだしている。考えてみれば、撮影当時は二十代の若者でも、40年も経てば還暦過ぎのじいさんだ。キャリアの初期に『NOTLD』の製作に関わったことが、その後の人生に於いて、どのように影響して来たか、実に興味深く描き出す。インタビューをする場所や時間、服装や老け具合、彼らの言葉――、まさしくドキュメンタリーだ。

これは、時代を超える名作ならではのことだろう。
ヒット作は毎年のように生まれるし、素晴らしい興行収入を上げ、オスカーを受賞したり、映画祭で脚光をあびる作品は多い。けれど、20年、30年、40年と年月の経過とともに忘れ去られて行く作品が、ほとんどだ。
例えば、あと30年もしたら、誰も『ハートブレイカー』のことなど覚えていないのではないか。アカデミー賞受賞作品のリストに一行記載されるだけ。記録としては永遠に残るだろうが、記憶には残らない。

『NOTLD』は、オスカーを受賞したわけではない。どんな賞とも無縁だった。飛び抜けて映像が素晴らしいわけでもなく、スターが出演しているわけでもない。特殊メイクの出来映えがいいわけでもなく、耳に残る音楽が用いられているわけでもない。いまとなっては古臭いモノクロで、既にクラシックに分類されている。
なのに、大勢のファンが、メディアがリリースされる度に購入してしまう。VHSからLD、DVD、ブルーレイ、それぞれデジタル修復版だのカラー版、新訳版だの、HDリマスタだの、一体いくつの『NOTLD』がリリースされているのだろう。(笑)

学術的なアプローチは研究書に任せるとして、私たち映画スズメの目から見ても、本作品は奇跡のようなものである。

そんな『NOTLD』の存在を解き明かそうとする秀逸なドキュメンタリーだった。

もう一つ、デュアン・ジョーンズのインタビューが収録されている。
これは、コレクターズBOX(DVD3枚組)の特典ディスクに収録されていたものと同じだと思われる。音声のみで、画面には本編からの取り込み画像やオフショットが流れる。
以前見た時とは異なり、先のドキュメンタリーを観た後にこのインタビューを聞くと、得も言えぬ深い感慨に襲われる。D.ジョーンズは既に他界しているが、彼がどんな人生を送って来たのか知りたくなる。名作に主演したことで恩恵もあれば、傷ついたこともあったようだ。
他の出演者やスタッフの言葉から、それがうかがえる。みんな彼に優しい気持ちを寄せ、彼の死を悼んでいた。

ちなみに、ブルーレイだけあって、映像的にはこれが一番。輪郭もシャープだし、黒の中間トーンの再現が奥深い。どのカットも、端から端までつい目がいってしまう。見事だ。
それに、音もクリアで、いままで聞こえていなかった音が聞こえて来る。特に、虫の音が夜を深くしているようで、感心してしまった。

ドキュメンタリーも含め、ファンならば持っておきたい1枚である。

オススメ!





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Last updated  2017.10.02 05:27:22
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