|
カテゴリ:ゾンビ映画
0912 ナイト・オブ・ザ・リビングデッド [ブルーレイ]
※オモテ面 【スタッフ】 ・監督・原案・撮影 ジョージ・A.ロメロ ・製 作 ラッセル・ストライナー カール・ハードマン ・脚 本 ジョン・A.ルッソ ・特殊効果 レジス・サヴィンスキ トニー・バンタネロ 【キャスト】 ・ジュディス・オディア(バーバラ) ・デュアン・ジョーンズ(ベン) ・カール・ハードマン(ハリー・クーパー) ・マリリン・イーストマン(ヘレン・クーパー) ・カイラ・ショーン(カレン・クーパー) ・キース・ウェイン(トム) ・ジュディス・リドリー(ジュディ) ・ラッセル・ストライナー(ジョニー) ※ウラ面 【仕 様】 ・型 番 BIXF-0023 ・製作年度 1968年 ・製 作 国 アメリカ ・原 題 NIGHT OF THE LIVING DEAD ・発 売 株式会社ハピネット ・販 売 元 株式会社ハピネット ・提 供 株式会社プレシディオ ・希望小売価格 3,800円(税抜) ・字幕翻訳(本編・特典) ブレインウッズ ・吹替翻訳 ---- ・吹替演出 ---- ・監 修 ---- ・公 開 ---- ・リリース ---- ・収 録 本編 98分+特典映像約102分 ・サ イ ズ 4: 3 [1080P Hi-Def] スタンダード(本編のみ) ・音 声 1.英語 リニアPCM2.0chモノラル (オリジナル) 2.英語 ドルビーデジタル 2.0chモノラル (オーディオコメンタリー: 監督×キャスト) 3.英語 ドルビーデジタル 2.0chモノラル (オーディオコメンタリー:キャスト) ・字 幕 1.日本語字幕 2.オーディオコメンタリー用字幕 (監督×スタッフ) 3.オーディオコメンタリー用字幕 (キャスト) ・そ の 他 2層、モノクロ、AVC、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用 ・映像特典 1.『One for the Fire:The Legacy of ‘Night of the Living Dead’』 (約84分) 『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』 の制作裏話をベースにした ドキュメンタリー〈日本初収録〉 2.デュアン・ジョーンズとのインタビュー (約17分) 3.北米版劇場予告 ・音声特典 1.オーディオコメンタリー2種類 ・[オーディオ・コメンタリー1: 監督×スタッフ] ジョージ・A.ロメロ、 マリリン・イーストマン、 カール・ハードマン、 ジャック・ルッソ ・[オーディオ・コメンタリー2: キャスト] ラッセル・ストライナー キース・ウェイン ヴィンセント・サヴィンスキ ビル・ハインツマン カイラ・ショーン ジュディス・オディア ※チャプターリスト 【ジャケット】 ・オモテ面:COMPLETELY RESTORED AND RE-MASTERD THE 40TH ANNIVERSARY RE-ISSUE ・ウラ面 :マスター・オブ・ホラー ジョージ・A.ロメロのデビュー作! ゾンビ映画の最高傑作が、日本初収録の ドキュメンタリー映像と共に、 HDニューリマスターによる 最高画質で蘇る! 真っ赤なタイトルと、暗闇の中を徘徊する人影だけ。それでも、本作品の雰囲気を伝えるには十分だ。見事なジャケットだと思う。 ウラ面も、赤と黒に統一され、名場面をおさえつつ、ちょっと違うアングルやタイミングの画像を用いているところが、細かい。(苦笑) 新鮮さを引き出すための措置だろう。然も、ブルーレイとは思えないくらい情報が詰め込まれている。さりとて、画像を犠牲にしていない。細部にまで神経が行き届いており、バランスがいい。 名作に相応しいジャケットだと思う。 ※ピクチャディスク 【感 想】 『One for the fire:The Legacy of 'Night of the Living Dead'』 ブルーレイには、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(NOTLD)』のドキュメンタリー『One for the fire:The Legacy of 'Night of the Living Dead'』が収録されている。これが観たいばかりに本ブルーレイを購入したようなものだ。(苦笑) 製作から40年経った2008年に作られたもので、凡百のドキュメンタリーとは違い、かなり真摯に作品と向き合っている。構成もキチンとしており、観ていて飽きない。 たいていの場合、インタビュー映像を見ているうちにウンザリしてしまうのだが、本作品は、インタビューアーが賢かったのだろう。単なる思い出話に終わらせず、現在の様子を映しながら、『NOTLD』に携わったことに対する意味や価値を訊きだしている。考えてみれば、撮影当時は二十代の若者でも、40年も経てば還暦過ぎのじいさんだ。キャリアの初期に『NOTLD』の製作に関わったことが、その後の人生に於いて、どのように影響して来たか、実に興味深く描き出す。インタビューをする場所や時間、服装や老け具合、彼らの言葉――、まさしくドキュメンタリーだ。 これは、時代を超える名作ならではのことだろう。 ヒット作は毎年のように生まれるし、素晴らしい興行収入を上げ、オスカーを受賞したり、映画祭で脚光をあびる作品は多い。けれど、20年、30年、40年と年月の経過とともに忘れ去られて行く作品が、ほとんどだ。 例えば、あと30年もしたら、誰も『ハートブレイカー』のことなど覚えていないのではないか。アカデミー賞受賞作品のリストに一行記載されるだけ。記録としては永遠に残るだろうが、記憶には残らない。 『NOTLD』は、オスカーを受賞したわけではない。どんな賞とも無縁だった。飛び抜けて映像が素晴らしいわけでもなく、スターが出演しているわけでもない。特殊メイクの出来映えがいいわけでもなく、耳に残る音楽が用いられているわけでもない。いまとなっては古臭いモノクロで、既にクラシックに分類されている。 なのに、大勢のファンが、メディアがリリースされる度に購入してしまう。VHSからLD、DVD、ブルーレイ、それぞれデジタル修復版だのカラー版、新訳版だの、HDリマスタだの、一体いくつの『NOTLD』がリリースされているのだろう。(笑) 学術的なアプローチは研究書に任せるとして、私たち映画スズメの目から見ても、本作品は奇跡のようなものである。 そんな『NOTLD』の存在を解き明かそうとする秀逸なドキュメンタリーだった。 もう一つ、デュアン・ジョーンズのインタビューが収録されている。 これは、コレクターズBOX(DVD3枚組)の特典ディスクに収録されていたものと同じだと思われる。音声のみで、画面には本編からの取り込み画像やオフショットが流れる。 以前見た時とは異なり、先のドキュメンタリーを観た後にこのインタビューを聞くと、得も言えぬ深い感慨に襲われる。D.ジョーンズは既に他界しているが、彼がどんな人生を送って来たのか知りたくなる。名作に主演したことで恩恵もあれば、傷ついたこともあったようだ。 他の出演者やスタッフの言葉から、それがうかがえる。みんな彼に優しい気持ちを寄せ、彼の死を悼んでいた。 ちなみに、ブルーレイだけあって、映像的にはこれが一番。輪郭もシャープだし、黒の中間トーンの再現が奥深い。どのカットも、端から端までつい目がいってしまう。見事だ。 それに、音もクリアで、いままで聞こえていなかった音が聞こえて来る。特に、虫の音が夜を深くしているようで、感心してしまった。 ドキュメンタリーも含め、ファンならば持っておきたい1枚である。 オススメ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.10.02 05:27:22
コメント(0) | コメントを書く
[ゾンビ映画] カテゴリの最新記事
|