2021/05/08(土)05:30
2226 彼岸島/デラックス
2226 彼岸島/デラックス
※ジャケット(オモテ面)
【 スタッフ 】
・監 督 渡辺 武史
・脚 本 佐藤佐吉
伊藤秀裕
・原 作 松本光司『彼岸島』
(講談社「ヤングマガジン」連載)
・企 画 伊藤秀裕
・プロデューサー 佐藤敏宏
大塚玲美
樽川浩志
・アクションコーディネーター 吉田浩之
・音 楽 遠藤浩二
・撮 影 小松原茂
・照 明 松隈信一
・録 音 長島慎介
・美 術 丸尾知行
・装 飾 佐々木博崇
・編 集 目見田健
・VFXスーパーバイザー 谷口充大
・特殊メイク・特殊造形 江川悦子
・製 作 2016「彼岸島」製作委員会(講談社/
サンセイアールアンドディ/テトラ/
キングレコード/松竹メディア事業部/
毎日放送)
・制 作 エクセレントフィルムズ
・特別協力 サンセイアールアンドディ
・配 給 松竹メディア事業部
・主 題 歌 「SYNERGY」m-flo feat.シシド・カフカ
(rhythm zone)
・エンディングテーマ 「100年時が過ぎても」PALU
(EPICレコードジャパン)
【 キャスト 】
・白石隼也
・鈴木亮平
・桜井美南
・遠藤雄弥
・阿部翔平
・森岡 龍
・栗原 類
・佐藤めぐみ
・水崎綾女
・藤重政孝
・上間凛子
・高野人母美
・柳ゆり菜
・石橋蓮司
※ジャケット(ウラ面)
【 仕 様 】
・型 番 KIBR-1859
・製作年度 2016年
・製 作 国 日本
・原 題 ----
・発 売 キングレコード株式会社
・販 売 元 キングレコード株式会社
・提 供 ----
・価 格 ----
・字幕翻訳 ----
・吹替翻訳 ----
・吹替演出 ----
・制作協力 ----
・日本公開 2016年 全国劇場公開作品
・リリース ----
・収 録 本編 117分+特典映像 2分
・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ
・音 声 1.日本語
ドルビーデジタル (5.1chサラウンド)
・字 幕 ----
・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、複製不能、
DOLBY DIGITAL、PG-12<
DVD VIDEO、レンタル専用
・映像特典 予告編
※ディスク
【 ジャケット 】
・オモテ面:地獄にいちばん近い島。
・ウラ面 :ようこそ、「地獄にいちばん近い島」へ。
この島はかなり、ヤバい。
空前のハアハア必至!
圧巻の巨大さ。ド迫力の戦闘。
ヤングマガジン連載14年目、
シリーズ累計700万部を誇る松本光司の
ベストセラーコミック
あの「彼岸島」を容赦なく映画化!
LOVE IS OVER!
「宮本明」VS「宮本篤」、
骨肉の死闘!!
『/デラックス』と言う副題のせいか、とりあえず登場人物(モンスターも含む)を総出演させたジャケットのオモテ面。これって、華やかで良いけど、物語世界は伝わりにくいし、ストーリーも伝わって来ない。予備知識がないと、つまらないジャケットだと思う。(溜息)
ウラ面は、『/Love is over』と同じレイアウト。《鬼》の一覧が縦に並んでいる点だけが、違うかな。これはこれで面白いけど、なんか昔の漫画雑誌の付録みたい。「怪獣大百科」とか、ウソかホントか分からない解説が面白かったっけ。(笑)
あまり良いジャケットじゃないな。(溜息)
【 感 想 】
「どこが「デラックス」だ!(怒)」
……何コレ?
なんか騙されたような気分。
と言うより「騙された」んだな、観客は。劇場で観ていたら間違いなく怒ったと思う。(怒)
終盤までは、撮り下ろしのシーンはあっても、TVシリーズ『/Love is over』のダイジェスト版である。劇場公開作品とのことなので、前作の続きから始まり、濃密なストーリー展開とカタルシスを得られるエンディングを期待していたのだが、これでは詐欺だ。明らかに詐欺だ。(←強調したくて、2回言ったな) 道理で、『/Love is over』はお金が掛かっていたワケだ。(溜息)
――雅との死闘から一年。帰路の船が《鬼》の襲撃で難破。再び彼岸島に戻されてしまった明たちは、吸血鬼と戦うレジスタンスと出会い、蘇った雅が率いる吸血鬼と戦い続けていた。しかし、或る日のこと、雅と対峙した明は、苦戦を強いられる。力の差は歴然としていた。
レジスタンスを導く師匠は、じわじわと仲間を失なって行く現状に危機感を抱く。そして、攻勢に転じるため、もう1本あると言われている《501ワクチン》を手に入れる決意をする。ワクチンは、封鎖された旧日本軍の研究施設に隠されていると言う。しかし、そこは吸血鬼たちの居住域のド真ん中だった。
そこで、師匠たちが正面に吸血鬼を引き付けている間に、明たち精鋭部隊が施設に侵入する計画を立案。作戦は決行され、人間と吸血鬼の激しい戦闘が繰り広げられる。その戦いの最中、ユキは、生き延びていたケンと再会する。
しかし、感傷にひたっている暇はなかった。多くの犠牲を出しながらも、明たちは施設内に侵入する。けれど、そこで待ち受けていたのは、吸血鬼となった旧日本軍の軍人たちだった。彼らは鬼の“百目“を崇めていた。
そして、闇の奥から百目が姿を現わす。どこにも死角がない百目との戦いは、あきらかに明が劣勢だった。そこに突如、篤が現れる。二人は息の合った戦いで百目を倒す。けれど、吸血鬼となった篤は、明と袂を別つ。「吸血鬼にとって人間は敵だ」と。明たちは、501ワクチンを見つけ出すものの、再び篤に襲われ、冷が凶刃に倒れてしまう。
……というお話し。
ここまで、ほぼ 1時間。『/Love is over』と同じストーリー。多少、編集によって時間軸が前後したり短くなったりしている。ここに、本土に残った加藤のお話しが付け加えられている。正直、彼のことは、すっかり忘れていた。(苦笑)
彼は、明たちが消息を断って一年間、誰にも相談出来ず、罪の意識に苛まれていた。そこで意を決して海に出たものの、鬼と遭遇。難破して彼岸島に辿り着いたと説明されていた。(←明たちと同じパターンじゃん)
でも、本作品で彼が活躍することはなく、いまさら何しに出て来たのか分からなかった。これなら出て来なくても良かったんじゃね?(←ホントは「出て来るんじゃねぇ!」と思っているクセに)
彼の存在が、本作品を象徴していたと言える。つまり、「作らなくても良かったんじゃね?」ということである。(爆)
本作品の唯一の見どころは、雅に血を吸われた手下の女性が快感のあまり失禁する場面。(←おっ、出たな、ヘンタイ!)
そう言えば、ケンに血を吸われたユキも恍惚の表情を浮かべていたっけ。
……。
そんなに気持ちいいのかなぁ。(←おいおい)
男でも、吸血鬼に血を吸われると気持ちいいのかな? でも、兄貴の篤に咬まれた明の顔は、快感って顔じゃなかったけどなぁ。実はズボンの中で漏らしていたとか……。(←オマエ、サイテーだな)
待てよ、TVシリーズでは手下の女性吸血鬼が雅の子を宿していたっけ。あの時は「吸血鬼もHするんだぁ」とぼんやりと思っていたけど、本作品でも涼子が篤の子を身ごもっていた。これって、篤と涼子、吸血鬼同士でHしたってことだよね。産まれて来る子は、やっぱり、吸血鬼なんだよね。
そこで疑問。一般的に、吸血鬼は年をとらないと認識されている。戦時中の写真に写った雅の姿は70年後と同じだった。少なくとも長命なのは確かだろう。だとしたら、赤ちゃんが育つのって、矛盾してない? 設定が違うのかな?(←漫画なんだから真剣に考えるなよ)
それに、そのぉ何だ、若い時に吸血鬼になったら、ずっとHを楽しめるってことだよね。(←そこかい!)
あー、私も吸血鬼になりたいかも。(←バカ)
明も「吸血鬼はみんな殺す!」なんて息巻いていないで、若いまま、ずっとHできる方がイイに決まってるじゃん。考えてみれば、究極のアンチエイジング治療ですよ。副作用に血を飲まなきゃいけないにしても、体力も身体能力も向上するようだし善いことづくめ。治癒力も高まるから、国の財政を圧迫している医療費の軽減に繋がる。と言うより、吸血鬼の人口比率が高まると、病院すら要らなくなって来るんじゃないか? 赤字国債を乱発するより、日本の財政を建て直す秘策になる。
それに、ひとが求めるものが満たされるなら、一概に吸血鬼が悪だとは言いがたい。むしろ、救世主かも知れない。オリジナルとも言える雅は国で保護するべきだ。
何度も「雅を倒す」と決意するエンディングを見せられてもなぁ。観客をナメてるな。こんなエンディングが二度も通用するかっ!(←本気で怒ってる)
【 『彼岸島』シリーズ 】
『2222 彼岸島 Vol.1』
『2223 彼岸島 Vol.2』
『2224 彼岸島 Vol.3』
『2225 彼岸島/Love is over』
【 三池崇史監督関連作品 】
『2161 着信アリ』
『0803 悪の教典 -アクノキョウテン-/序章』
『0802 悪の教典 -アクノキョウテン-』
『1061 神さまの言うとおり』
【 水崎綾女さん出演作品 】
『2143 トイレの花子さん [新劇場版]』
【 佐藤めぐみさん出演作品 】
『1981 L change the World』
『1982 World of change the World [ナビゲートDVD]』