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カテゴリ:邦画
2262 アナザー
![]() ※ジャケット(オモテ面) 【 スタッフ 】 ・原 作 綾辻行人「Another」(角川文庫) ・監 督 古澤 健 ・脚 本 田中幸子 古澤 健 ・音 楽 安川午朗 ・主 題 歌 加藤ミリヤ「楽園」(ソニー・ミュージック レコーズ/MASTERSIX FOUNDATION) ・エグゼクティブプロデューサー 井上伸一郎 ・企 画 椎名 保 ・製 作 池田宏之 市川 南 阿佐美弘基 ・プロデューサー 小林 順 下田淳行 ・共同プロデューサー 原 公男 ・ラインプロデューサー 及川義幸 ・撮 影 喜久村徳章 ・照 明 関 輝久 ・美 術 丸尾知行 ・録 音 井家眞起夫 ・編 集 大木昌弘 ・人形制作 恋月姫 ・製 作 映画「Another アナザー」製作委員会 (角川書店 東宝 NTT DOCOMO ツインズジャパン) ・制作プロダクション ツインズジャパン ・企画・製作 角川映画 【 キャスト 】 ・山崎賢人 ・橋本 愛 ・袴田吉彦 ・加藤あい ・宇治清高 ・井之脇海 ・岡山天音 ・秋月三佳 ・岡野真也 ・今野真菜 ・正名僕蔵 ・佐藤寛子 ・三浦誠己 ・つみきみほ ・銀粉蝶 ![]() ※ジャケット(ウラ面) 【 仕 様 】 ・型 番 TDV23010R ・製作年度 2012年 ・製 作 国 日本 ・原 題 ---- ・発 売 元 株式会社角川書店 ・販 売 元 東宝株式会社 ・製 造 ---- ・価 格 ---- ・字幕翻訳 ---- ・吹替翻訳 ---- ・吹替演出 ---- ・制作協力 ---- ・日本公開 ---- ・リリース 2013.02.08 ・収 録 本編 109分+映像特典 ・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ ・音 声 1.オリジナル音声 日本語 Dolby Digital 5.1ch ・字 幕 ---- ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、レンタル専用 ・映像特典 山崎賢人&橋本愛からのスペシャル メッセージを収録! ![]() ※ディスク 【 ジャケット 】 ・オモテ面:そのクラスでは誰かがすでに、死んでいる。 死者は誰? ・ウラ面 :美少女、三年三組、人形、疑心、カラス、 別世界、秘密、転校生、連鎖、眼帯、 中学校、1998年、合宿、見える、改竄、 死者、霊安室、姉妹、 「ミステリが読みたい」第1位・ 「このミステリーがすごい!」第3位など 数々のミステリーランキングで絶賛され、 カリスマ的な人気を博している 綾辻行人の傑作ミステリーホラー小説が 禁断の実写映画化! 雰囲気のあるジャケットだ。学校の教室、制服姿の男子生徒と女子生徒。女子生徒は眼帯をつけている。その手前の机には、ビスクドール。ブルーのフィルターがかかっている。これで物語世界が伝わるかと言えば、否だが、不穏な印象、何か歪な感じが、興味をそそる。シンプルで、いいジャケットだ。 ウラ面も、文字が多いけど、眼帯をつけた橋本愛さんの画像が良いなぁ。髪の動きが、いいアクセントになっている。 【 感 想 】 「橋本愛さん」 古代ヨーロッパでは、村で浮浪者や旅人の一人を囲い、衣食住を用意して何くれなく世話をしたと言う。一年が経つと、その者に村人たち皆の罪や穢れを擦り付けて、嬲り殺すのだ。そうして罪穢れがなくなった村人たちは、新たな日々を迎える。身代わりと言うか、生け贄と言うか、人間社会には似たり寄ったりの風習が、いまも連綿と続いている。濃密なコミュニティほど、バランスを保つためには必要なことなのかも知れない。戦争や紛争が絶えないのが、その証しだろう。 本作品は、コミュニティのために生け贄になった女の子と、東京から転校して来た男の子が、心を通わせるお話し。ホラーテイストだが、そんなことはどうでもよくて、ひたすら橋本愛さんが魅力的な作品だった。(こういう設定は、よくよく考えると破綻しているので、そんなことに気づかせないほど女の子は可愛くなければならない。カワイイ女の子は、それだけで正義なので、すべてを納得させるチカラがある) ――1998年 5月、父親の仕事の都合で祖母の家で暮らすことになった中学三年生の榊原恒一。長閑な田舎町の風景は、持病がある彼の療養にも良いだろうと思われた。けれど、引っ越しして来て早々に発作を起こして入院することになる。恒一は、その病院で、不思議な少女と出会う。 ……というお話し。 分かりやすい映像演出、キャラクタの描き分けも出来ているので、私のように何の予備知識がなくても楽しめる。その点に於いて、本作品は優秀だと思う。(ひとによっては幼稚だと感じるかも知れない) ――恒一が通うことになった夜見山中学校の3年3組には、或るルールがあった。クラスの一人を「いない者」に選び、文字通り「いない者」として扱うのだ。そのルールを守らないと、誰かが死ぬと言う。今年は、病院で会った少女、見崎鳴が、その役を引き受けていた。そのルールに納得が行かない恒一は、普通に振る舞う。しかし、それが原因か、次々とクラスメイトやその家族が死亡する。3組は、その「現象」を止めるために恒一も「いない者」にすることを決定する。 ……という展開。 3組の生徒や家族が次々と死んでしまうからと言って、どうして「いない者」を作ることになるのか、説明されない。どんなルールにも必ず理由がある。それを明確にしないのは、大人が何らかの理由で子供たちを騙している証拠だ。本作品の場合、教師が生徒を騙して責任転嫁、仮想敵国を作ったのが、始まりだろうな、たぶん。(千曳という教師が、その象徴だと思う) そんな「?」なところを、橋本愛さんの輝きで乗り切っているのが、本作品である。綺麗な服を着せて、ソファに座らせ、ずっと眺めていたい♪ そう、本作品に登場する恋月姫さんのビスクドールも秀逸だったなぁ。橋本愛さんに似せて作られたのだろうか。一体欲しいけど、独り者の男が部屋に飾っていると女の子が寄りつかなくなりそうだから止めておこう。(苦笑) ――「いない者」になった恒一と鳴は、孤独を抱える者同士だった。二人は親交を深める。けれど、この状況を何とかしたいと考える恒一は、「現象」を密かに調べている図書室の司書の千曳を訪ねる。彼の話しによれば、「現象」が起きる年は必ずクラスの中に「死者」が紛れこんでいると言う。 ……ということでクライマックスへ。 やはり、なぜ「死者」が紛れ込むのか分からない。(本編中にも、そんなセリフがあった) 生徒や家族が死ぬこと、「いない者」をつくること、「死者」が紛れ込むことに、何の因果関係があるのだろう。私には解らなかった。(この物語って、既に破綻してないか?) でも、あたかも関係があるように思えるのは、視聴者が言葉のイメージから勝手に補完するからだろうなぁ。そういう意味では、変な作品だった。 ちなみに、見崎鳴をイジメるクラスメイト役として秋月三佳さんが出演し、憎々しげな演技をみせている。(最期の首チョンパは気の毒だった。というより勿体ない。巨○なんだぞ) 原作はミステリー小説(?)とのこと。TVアニメもあるらしい。それらを読むか観たりすると、前述の因果関係がハッキリするのだろうか? 物語が落ち着くべきところに落ち着くのだろうか? ちょっと気になる。 ストーリーや表現は幼いけれど、主人公たちと同世代までの子供たちなら楽しめるのではなかろうか。エロオヤジは橋本愛さんだけを観るしかない作品だった。(溜息) 【 古澤健監督関連作品 】 『2109 こっくりさん [日本版]』 【 橋本愛さん出演作品 】 『2129 新あなたの知らない世界』 『2157 貞子3D/2Dバージョン』 『1935 寄生獣』 『1936 寄生獣/完結編』 【 秋月三佳さん出演作品 】 『2138 ひ・き・こ降臨』 『1406 リアル鬼ごっこ(2015)』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.06.13 05:30:06
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