0478 スーパーナチュラル SEASON10 DISC 2 [THE COMPLETE TENTH SEASON]
0478 スーパーナチュラル SEASON10 DISC 2 [THE COMPLETE TENTH SEASON] ※ジャケットのオモテ面【スタッフ】・企 画 エリック・クリプキ・製作総指揮 アダム・グラス マックG フィル・スグリッシア ロバート・シンガー ジェレミー・カーヴァー【キャスト】・サム・ウィンチェスター …ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜)・ディーン・ウィンチェスター …ジェンセン・アクレス(東地宏樹)・カスティエル………ミシャ・コリンズ(津田健次郎)※ジャケットのウラ面【仕 様】・型 番 1000579919・製作年度 2014-2015年・製 作 国 アメリカ・原 題 SUPERNATURAL・収 録 本編 967分・音 声 1.5.1ch DTS-HD Master Audio:英語 2.ドルビーデジタル 5.1ch:日本語・字 幕 1.英 語 2.日本語・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・プラザース・ ホームエンターテイメント・翻 訳 字幕…大友知穂 綱島真紀子 吹替…佐藤真紀・映像特典 1.第10話「心に闇を抱えて」 カーティス・アームストロング、 監督ジョン・バダムらによる音声解説 2.第11話「2人のチャーリー」 フェリシア・デイ、監督フィル・スグ リッシアらによる音声解説 3.第14話「死刑執行人の呪歌」 ティモシー・オマンソン、監督フィル・ スグリッシアらによる音声解説 4.未公開シーン集 (第5・6・7・10・11・14・18・23話) 5.2014コミコン パネル・ディスカッション (DISC1) 6.200話記念エピソードの舞台裏(DISC 1) 7.ウィンチェスター神話: カインの刻印と元始の剣(DISC 4) 8.スーパーナチュラルの スーパーなファンたち(DISC 4) 9.スーパーナチュラルの 歴史を振り返る(DISC 4) 10.NG集(DISC 4)※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :“…今もなお恐怖のエンジン全開でぶっ飛ばす …あのインパラ。燃料に含まれる神秘的な 混合物が何であれ、それがものすごく強力で あることは確かだ。” -Mark Dawidziak,CLEVELAND PLAN DEALER もし“邪悪な自分に支配される”以外に 選択肢がなかったとしたら?※ブックレット1アウターケース仕様の4枚組。今回掲載した画像は、インナーケースのジャケットのオモテ面とウラ面。ピクチャディスク、ブックレットの該当ページ。オモテ面は、アウターケースと同じもの。ウラ面は、いつもと同じレイアウト。4枚の画像が使われているが、主要登場人物が1カットづつ。お行儀がいいな。(笑)欲を言えば、もう少し良いカットを選んで欲しかった。ディーンのまぶたは閉じ気味だし、サムは序盤で悪魔を尋問するシーンだ。ここは、クライマックスのハイライトシーンがベストだろう。出来れば、チャーリーも登場させて欲しかった。※ブックレット2【感 想】「かあさん……」シリーズの初期、キャスティングされる役者さんは、美形が多かった。特に女優さんに関しては、そう感じる。何と言っても、初代のルビー役を演じたケイティ・キャシディ。(ファン!)二代目のジュヌビエーブ・コーティズも、愛嬌のある表情と整った顔立ちが魅力的だった。ベラ・タルボット役を演じたローレン・コーハン。いいキャラクタだった。メグ・マスターズ役を演じたニッキー・エイコックスも、ブロンドのショートカットがキュートだった。本シリーズでは、人間の体は単なる“器”でしかないって設定。だから、悪魔や天使が別の“器”に乗り換えると、当然、演じる女優さんも変わってしまう。(苦笑)ルビー役が、K.キャシディからJ.コーティズに交代しても、違和感はなかった。ファンとしては残念だったが、どちらも美形で物語世界を損なうことはなかった。でも、メグ役がレイチェル・マイナーに変わった時には、ズッコケてしまった。どうして、手足の小さい四頭身の女性をキャスティングしたのか理解に苦しんだ。(特に身体能力が高いワケでもないし……)端的に言って、回を追う毎に、役者さんの質が落ちているような気がするのだ。(苦笑)これは、男性俳優にも言えることで、クラウリーの“右腕”とか呼ばれている白髪に白い髭の初老の悪魔を演じた役者さんなんか、シロートかと思ったもの。見事にヘタクソだった。そう言えば、ケビンの元カノも、なかなかのブ○だった。端役にしても、質が悪い。エキストラなんか、明らかにカメラを意識しているのが伝わって来る。「魂は細部に宿る」と言うが、キチンとした役者さんを揃えて、エキストラに目を光らせないと、どんどんクオリティが落ちて行くぞ。■第 7話( 202) 魔女ロウィーナ Girls,Girls,Girlsクラウリーから逃げようとしている悪魔を退治しようとしていたサムとディーン。ところが、魔女のロウィーナに先を越されてしまう。彼女が、現場から娼婦2人を連れて逃げたことから、魔術を教え込む信奉者を集めていたことに気づく。一方、カスティエルと行動を共にしていたハンナは、偶然にも“器”の夫と出会ってしまう。妻を連れ戻そうとしている夫の必死な姿に、ハンナの心が揺れ動く。……というお話し。「え?!」という感じ。ラストのクラウリーの台詞には驚くと同時に笑ってしまった。だんだんホームドラマのようになって来た。(笑)――そう言えば、第 9シーズンの第21話『悪魔が仕掛ける罠』で「おふくろは魔女だしな」と言うクラウリーのセリフがあったっけ。あのセリフが、シーズンを跨いで、こんなカタチで出て来るとは思ってもいなかった。■第 8話( 203) ドナの怪物退治 Hibbing 911管内の保安官が集まる展示会に出席を要請されたジョディ・ミルズ保安官が、田舎町にやって来る。退屈なセミナーや研修に忙殺されるのかと思っていたら、着いて早々に事件に遭遇する。ほとんど体を喰われた遺体が見つかったのだ。ジョディは、展示会場で知り合ったドナと遺体を検視し、これが“狩り”であることを確信する。……というお話し。第 9シーズンの第13話『過激なダイエット』に登場した太めの女性副保安官が再登場。あの時は“狩り”には関与しなかったが、今回はキチンと“見せ場”がある。それに、太って相手にされなくなった孤独な女性をコミカルに演じて好感度が高かった。何となく、また登場しそうな雰囲気だ。(笑)■第 9話( 204) 残された者の使命 The Things We Left Behind ハンナがいなくなったカスティエル(キャス)は、自分の“器”であるジミー・ノヴァックの娘クレアを探し出す。彼女は、児童養護施設に入れられていた。家庭が崩壊した現実を目の当たりにして、キャスは責任を感じる。何とか彼女の力になりたいと、施設から連れ出すが、早々に逃げられてしまう。クレアがまた犯罪に手を染めやしないかと心配になったキャスは、サムとディーンに助けを求める。……というお話し。既に、悪霊ハンターの話しではなくなってしまった。(汗) ディーンの苦悩を客観視するためのエピソードで、DISC 1と同様に“積木くずし”が描かれる。今回は、リアル・バージョンといったところ。つまらん。本シーズンに入ってから、サムのキャラクタが変わったような気がする。まるで、その場の空気が読めない人のようなリアクションが、見受けられるようになった。それに、ヘンな身振り手振りも見られる。オーバーアクションと言うより、ヘタクソな演技指導がついたような感じ。リアルさのカケラもない。椅子の座り方、机のヘリに腰掛ける様子、車内での手の位置、会話をしている時の顔の向き……。言い出したらキリがないのだが、そういう些細な違和感が、鑑賞の妨げになっている。鑑賞中の違和感は、役者さんの演技ばかりでなく、さまざまな部分で、まるで“ほつれ”のように、散見できる。同じシーンで、カットが変わると役者さんの手や顔の向きが違うとか、小道具の位置が変わっているとか、エラーが目立つ。ストーリーに関わるわけではないので、どうでも善いことだが、どうも気持ち悪い。そもそも、悪霊も悪魔もモンスターも出て来ないなんて、『スーパーナチュラル』としてのアイデンティティは、どうなったんだ? これでは、単なるクライム・サスペンスではないか。『FBI/失踪者を追え』なんかと変わらない。『スーパーナチュラル』である必要はないと思う。そんな1枚だった。(溜息)■第10話( 205) 心に闇を抱えて The Hunter Games再び姿を消したクレア。カスティエルが電話をしても応答しない。彼女は、バーで知り合った怪しげなカップルについていた。一方、クレアが身を寄せていた男を殺してしまったディーンは、自分の裡に潜む激情=殺意に悩んでいた。相手を殺してしまうほどの激しさだ。そんな時、ディーンの携帯電話にクレアから連絡が入る。……というお話し。つまらないエピソードが2つ続いた。以前なら、この2つで1つのエピソードにまとめていた。或いは、“狩り”の話しを織り込むか……。いずれにせよ、“水増し”された感じは否めない。女の子のファンは、悩むディーンの姿にトキメくのかも知れないが、いい歳をした男の目には、ひどく退屈だった。(苦笑)■第11話( 206) 2人のチャーリー There's No Place Like Home“狩り”の情報を探していたサムが、チャーリーが地方検事を殴っている動画を見つける。この一件はニュースにもなっており、何か情報を追っているようだった。サムとディーンは、「もしかしたら、チャーリーは“狩り”をしているのかも知れない」と考え、彼女の行方を追う。ほどなく、チャーリーは見つかる。しかし、彼女は、オズの魔法使いに“悪”の部分だけを分離された“もう1人”のチャーリーだった。サムとディーンは、“善”の部分だけ残ったチャーリーと一緒に、“悪”のチャーリーを追うことになる。……というお話し。チャーリー・ブラッドベリーが再登場。(――というより何度目だ?) 赤毛は苦手だが、彼女は別。(笑) 面白い顔立ちをした女の子で愛嬌がある。あまり女性を感じさせないところも魅力になっている。(そのせいか、バイセクシャルの設定になっている)オズの国での彼女の活躍を観たかったなぁ。(笑)■第12話( 207) 少年に戻って About A Boys男が服だけを残して失踪する事件が発生する。その記事を読んだサムは、ディーンを“狩り”に誘う。“カインの刻印”を消そうと調べものに没頭するディーンの気分を紛らわしたかったからだ。ところが、バーに聞き込みに行ったディーンが、服を残して姿を消えてしまう。……というお話し。無理矢理、グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』に合わせた1話。TVドラマ『GRIMM/グリム』のヒットに触発されたんだろうか? 何となく、セットやメイクが似ているような気がした。(苦笑)でも、どう贔屓目に見ても、出来のいい作品ではなかった。そろそろネタ切れか?面白い作品に出会えないまま、シーズンの半分が過ぎてしまった。“カインの刻印”のことも解決していない。これまでで、最も低調なシーズンではなかろうか。(溜息)おそらく、製作サイドとしては、いつディーンが刻印に支配されて暴走するか、その緊張感で観客を惹きつけたかったのだろう。でも、残念ながら、ジェンセン・アクレスのお芝居のせいか、演技指導のせいか、演出のせいか、それが伝わって来ない。残念でならない。これは、製作サイドの責任だろう。第10話の最後に、マット・ライリーへの献辞が添えられていた。誰なのか分からなかったので、IMDBで調べたが、フィルモグラフィには俳優として3本しか実績がない。更に手を広げて検索したら、マニア君のblogに名前を発見。ジェンセン・アクレスの代役を長いこと勤めて来た方らしい。スタントマンとしてクレジットされているわけではないので、純粋に代役だったようだ。でも、献辞が添えられるくらいだから、そうとう代役としての出番が多かったに違いない。ご冥福をお祈り致します。ちょっとだけオススメ!