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カテゴリ:不思議な話
家族が寝静まった深夜。 持ち帰った仕事をし、三時過ぎに終了。 夜、計算すると なかなか眠れないので 梅酒を少し呑んで 四時ぐらいに就寝。 眠りに入りそうになった頃、 ふっ・・・と廊下の自動センサーの照明が点灯。 「 ヒロムかな? 」 と思ったら、大根の漬物のようなニオイがして 部屋に“ 実体のない人 ”の気配。 ゆっくり私に近づき顔を覗き込んでいる様子。 「 やだなー 目を開けたくないなぁ 」 寝返りをしようとすると体が動きにくい。 「 ・・・金縛りか? 」 と初体験の金縛りを期待したら 私の布団の上にハヤトが上がっているだけだった。。。 勇気を出して目を開け ハヤトを布団に入れて部屋の様子をうかがう。 部屋にいたのは 汚れた頬かむりをし、 うつむいて座っているモンペ姿のおばあちゃん。 「 やべ。寝たふりしよ・・・ 」 と思ったら ・・・ トン トン ・・・ 普通、ラップ音は パキッ とか ピキッ とか とんがった音なんだけど、このラップ音は 木製のまな板を叩くような優しい音。 「 あの世に行きたいんかな? 」 ・・・ トン ・・・ 「 んでも、、、眠たいし、、、」 ・・・ トン トン トン トン ・・・ とエンドレス。。。 「 ・・・わかったよぉ 」 と思った途端 おばあちゃんの思いが伝わってくる。 先祖代々の土地を守る気持ちが強すぎて執着しちゃったみたいで でもその土地がヨソに売られてどうしていいかわからなくなった 云々 らしい~ 「 そうじゃ、如来ブレスがいるな。 でも1階に取りに行くんは面倒じゃなぁ~ 」 と思っていると キィーーーーーン 「 へ? おでまし?? もしや大日如来さん??? 」 と思いきや薬師ちゃんだった・・・ いつもより強いエネルギーだったから期待したのにぃ チェッ ( チェッ だなんて嘘ですよ。有り難いと思ってますよ) 薬師様に 「 よろしくお願いします 」 そう言うと おばあちゃんは立ち上がり 深々とお辞儀をされました。 「 じゃあね、おばあちゃん。 でも、私 こーゆー商売してないから噂で広げないでね たみさん ていう人がいるから~ 住所はね 千葉県松戸市○○○ ×××-×・・・ムニャムニャ 」 『 お母さん メールが来たよ! 』 と大声で言うハヤトの声で目が覚めた。 この出来事は 夢 か 現実 かわからないけど 鏡を見たら私の眉間の皮膚が真っ赤っかだった。 何かに反応してたのは間違いない。 住所、最後までちゃんと伝えられたかなぁ あ、住所なんていらんか・・・ (笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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