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ヘンリーの国際関係学

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October 29, 2004
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以下のコラムは
共同通信が

人質の香田さん殺害される 日本人の犠牲者は5人目 日本政府に30日未明に入った連絡によると、イラクでイスラム過激派を名乗る組織に拉致され、人質になっていた福岡県直方市出身の香田証生さん(24)の殺害が確認された。 昨年11月に奥克彦大使ら外交官2人が殺害されたほか、今年5月にはフリージャーナリストの橋田信介さんら2人が襲撃、殺害されており、日本人の犠牲者は5人目。 香田さんを拉致したとする「イラクの聖戦アルカイダ組織」はイラク・サマワに駐留する自衛隊の撤退を解放の条件としており、日本政府がこれに応じなかったため殺害したとみられる。同組織は自衛隊を48時間以内に撤退させなければ、ほかの人質同様、首を切ると脅迫していた。イラクの治安情勢に改善がみられない中、自衛隊駐留をめぐる議論が再燃、小泉政権にとって大きな打撃となりそうだ

なんて言ってたから書いたんですが、今確認したら

遺体は香田さんと別人 安否確認、救出へ全力
 政府は30日夜、イラクのバラドで発見された遺体について、イスラム過激派を名乗る組織に拉致された福岡県直方市出身の香田証生さん(24)とは別人と最終的に確認した。遺体を搬送したクウェートで日本大使館の医務官が検視した。米軍が当初香田さんに似ていると伝えてきた遺体の身体的特徴と相違点が多いため、再度照会した結果、バラドで発見された同一遺体で、香田さんとは別人と判明した。
 政府はあらためて香田さんの消息確認、救出にに向けて、イラク暫定政府や各国に協力を要請する方針だ。最終確認まで情報が錯綜(さくそう)し、政府内が混乱したことから、小泉純一郎首相は30日午後、正確な情報を把握するよう指示した。
 記者会見した細田博之官房長官によると、この遺体の死亡推定時から相当時間が経過していることに加え、歯型、虫歯の治療跡、外見などが香田さんと明らかに異なったという。高島肇久外務報道官は「日本人の遺体ではない」と述べた(共同通信 19:11)。


とありました。
各新聞は「イラクで日本人とみられる遺体 香田さんの可能性高い」程度だったんですが・・・。
共同通信め・・・。

書き直す時間がないので(理由は最後に書いています)、
亡くなられた仮定で読んで下さい。
ヘンリーは、香田さんが無事に帰ってこられることを祈っております。

―――――――――――――――――――――――――――――――――



イラクで人質となった邦人に関するニュースが飛び込んできたのは英国時間の10月29日の夜の話。
僕が調べた段階では各全国新聞社「本人と一致する部分がある」「本人である可能性が高い」とする一方、
共同通信「本人と確認された」と言うように情報が交錯しているような状態であった。
日本時間の朝4時ごろである。

10月27日、イラク国内である日本人を武装組織が拉致、48時間以内に自衛隊を撤退しなければ殺害する、
と日本政府を脅迫する映像がインターネットを通して流された。
それに対し、日本政府は自衛隊を撤退しない方針を早々と打ち出した上で、外交手段を用いて解放へ努力した。

だが、悲しい結末となってしまったようだ。



4月に起こった事件も含めて、イラク人質事件について、僕も色々と考えた。
今回は「事件そのもの」ではなく、「事件をめぐる議論」について書いてみようと思う。
その上で、この事件に対する僕なりの結論を書こうと思う。

但し、「事件をめぐる議論」に関してはイメージ専行となっている恐れがある点はご容赦頂きたい。
(勿論、反論は受け付けます)



まずは「非難派」。ここでは「自衛隊維持派」について書く。
以下3点について考えてみよう。
(1)自己責任であって自衛隊のせいではない
(2)テロリストの要求に屈しないのは国際社会の原則
(3)この時期にイラクに行ったのだから死んでも仕方がない

(1)自己責任であって自衛隊のせいではない
この意見を「断言」するのは難しいと思う。
たしかに自分の足で行ったことに関しては責任を伴うが、
(自衛隊)派遣国として、自国民がイラクでこのような事件に合う可能性が増えたことは確かだと僕は思う。
自衛隊派遣に全く責任がないことを証明するにはあまりに難しいと思われる。


(2)テロリストの要求に屈しないのは国際社会の原則
これに関して新聞を見てみよう。
読売新聞「テロリストの脅しに屈しないのは国際社会の原則」「従うのはテロにあおるにも等しい」
産経新聞「人質犯の要求を受け入れれば、犯人を助長・・・ことは周知の事実」「要求を受け入れないことはいまや日本のコンセンサスとなりつつある」
毎日新聞「テロ組織の要求をのむわけにはいかない」

などがある。
しかし、「テロリストの要求をのむ→テロ増加」というリンクはどのように証明されたのだろう?
「憎しみは憎しみを生む」「暴力の連鎖」という考え方も一方にはある。
これらはバラバラに存在しているのではないはずだ。後者を全否定した上で前者を証明しなくてはならない。
とすると、「テロ対策の常識」は論理性に欠けると思われる。


(3)この時期にイラクに行ったのだから死んでも仕方がない
この意見は「命の大切さ」を軽視したことになりかねない。
そもそも自衛隊が派遣されたのは「イラク人の生命」の為である。
(「米国追従という形での将来を見据えた国益重視」という考えがあるのは知っているが、少なくとも建前では)

とすると、「自衛隊を擁護」する立場にありながら、「人質の命の軽視」が、引いては「自衛隊派遣の意義そのもの」を失わせるような意見になりかねない。
少なくとも僕は「死んでも良い」という言い方で命を軽率に扱う意見に賛同しようとは思わない。




一方の「擁護派」。ここでは「自衛隊撤退派」である。
同様に以下3点について考えてみよう。
(1)「たかが一人の命」ではなく「一人の尊い命」の為に
(2)そもそも自衛隊が派遣されなければ・・・
(3)その志は尊重すべきだ

(1)「たかが一人の命」ではなく「一人の尊い命」の為に
これは自衛隊によって救われた、あるいは救われていくイラク人をカウントしていない。
「尊い命」と言いながらも、「命の不平等」を肯定している。
「失われたもの」は明確であり、絵になりやすく、それゆえ報道もされやすいが、
「得たもの」は曖昧で証拠も挙げにくく、絵にもならないので報道もされにくい。
比較せずに、見えているものだけを都合よく使って「命の大切さ」を説いても、説明不足だろう。


(2)そもそも自衛隊が派遣されなければ・・・
自衛隊撤退は誰の意見だろうか?
「命の大切さ」を語りながら「自衛隊撤退」を訴える人である。
「自衛隊撤退」という自分の意見を通す為のEvidence(証拠)として、人質の「尊い命」を利用しているのである。
それは命の大切さを尊ぶ行為とは言えないのではないか?
誰も被害者が出なかったとして素直に喜べたか?
自分の意見の正しさを主張する為に、この事態を待ち望んでいたのではないか?
「ほれ、見たことか」と言いたかったのではないか?


(3)その志は尊重すべきだ
たしかに「何とかしたい」という気持ちは重要で喜ばしいと思う。
だが、「何とかしたい」が専行したのではないか?特に今回と、4月の未成年に関しては。
「何ができるか」というものが明確でないならば、志とは言えないのではないか?
勇気と無謀はやっぱり違うと思う。




以上を踏まえた上で、僕が考える結論はこうだ。

取るべき政府の行動について、
「撤退せずに解放の為の外交努力を」という政府の対応が、僕は納得がいくと思ったが、
これは様々な異論が出る場所であろう。
今回、この文を書くにあたって書きたかったのはそこではない。

『何かが正しい』と言うときには『あなたが間違っている』という前提となるが、
今回の件で、それを論破できるほどの情報も文章力も僕には無い(情報は僕自身も批判している新聞のみだし)。
どの意見も正しくて、そして間違っているのだと、僕は思っている。


僕が書きたかったには「香田氏についてはどう思うか」を通して言える1つのメッセージである。

僕は、自己責任だとか対イラク政策への影響とか抜きにして、
「死ぬかもしれない場所に自分から行くという『親不孝な真似をした』」という一点で香田氏を批判する。

これが僕の意見である。
先ほど「こういった志を大切に」という擁護派の意見(僕の推測)に対して異論を唱えたが、
親不孝は、「志を大切にすべき」を非難できる、もう一つの理由だ。

しかし、故人に鞭打ってもどうなるわけではないので、
今は彼の冥福を祈り、彼の家族の方の心が癒される日が来るのを祈りたい。

そして、スーダンのジェノサイドもそうだが、このような悲しい事件が少なくなる為に、
よく考え、どうすべきかを模索し、行動に移していきたいと思う僕は、

今回の事件に関しては、ささやかながら僕ができる事として、

「親不孝な真似だけはしないこと」

を伝えたいと思います。



うまく議論はできないけど、
不器用にメッセージを送ること。
ヘン国がそういう場所にできるように、
ちょっとずつ頑張ってきたいと思います。




それでは、これからロンドンに行って一泊してきますので、
返信はちょっと遅れると思いますが、
感想、不適切な点、文句、苦情などがありましたら書き込んでおいて下さい。

行ってきます。




――――――――――――――――――――――――――
ロンドンより帰ってきました。
早速ニュースをチェックしてみた所、遺体が香田さんだと判明したようで。残念でした。

共同通信の勇み足についてはブログで色々言われているようですね。

にしても色々ブログを回っていると「あー、僕なんかがわざわざ書く必要ないのかなぁ」と思うような秀逸なものも多々見かけます。
いや、続けますけどね。


あ、香田さんの件に関する議論で思った事を1つだけ。

「政府を批判している記事は政府の立場を理解していない
(テロリストの要求に応じる前例を作ってはいけない)。

香田さんを批判・抽象している記事は、彼の家族の立場を理解していない(ただでさえ哀しいのに追い討ちですか?)。」

って感じが多い気がしました。
勿論、バランスが好いものとか、見方がスゴイと言うものも見かけますけど。


・・・・・・何だかねぇ?



って僕の文も駄文ですが。



※ちなみに前回の人質事件についてはこちらに書きました。





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Last updated  November 27, 2004 05:38:16 AM
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