変なカード 続き
発売される商品がイマイチで、カードへの興味が若干薄れてしまっているわけですが、こんな時は、久しぶりにカードネタでも書いて気分を変えてみることに。前回紹介したネタは表の写真に関してですが、今回はまったく逆のネタ。カード裏の記述の話です。Tom's 40th b-day gift from wife: a website.「40歳の誕生日プレゼントに妻からもらったものはウェブサイト」野球と一ミクロンも関係ないプライベートな話がたった1行書かれているだけで、この人物が一体どんなプレイヤーなのかさっぱりわからん異様な紹介文になってます。このカードが発行された年は1998年。PCが普及した今とは違い、この時代に個人サイトを持つのって結構珍しいでしょうから、カードの製作者がこの話を取り上げたくなったのかもしれません。ちなみに、今検索してみてもそれらしきサイトは見つからず…。色々と時代の流れを感じる1枚です。Greg owns a complete set of '68 Topps cards.「グレッグは1986 Toppsのコンプリートセットを所有している」上記のものと同じく、野球とまったく関係ないプライベートな記述が書かれています。メジャーリーガーがカードコレクターであるなら、その話がカード販促になると思って、カードの製作者がこの話を取り上げたくなったのかもしれません。ご贔屓さんだから単純に嬉しくなっちゃって、というのもあるかもしれませんが。ちなみに、G.Gagneは相当コンプセットにこだわるカードコレクターのようで、別の年のカードでも似たような記述がありました。Greg's special gift to his 3 children :"I try to build a Topps baseball set for each one of them every year. "「グレッグは彼の3人の子供のために、毎年Toppsのコンプセットを作成している」己のためだけでなく、カード収集の布教活動にも精を出すグレッグ氏。しかも、「try to build」ということは、出来合いのコンプセットをただ買うのではなく、自分でちゃんと集めてコンプしようとしてるわけですから、本当にカードが好きなご様子。しかも、毎年3つ…。 まさにコレクターの鑑です。しかし、こうやってコレクターの魂は受け継がれていくのでしょうか。この子達もコレクターになっているのかなぁ。なんとなく米国のカード文化や家族愛の一端のようなものが感じられ、ちょっと和みました。普通のレギュラーカードでも、裏まで探すと意外な面白さが隠されてたりするものです。ただ、最近はカードの裏の記述まで読み込むのはサボりぎみ…。とりあえず、収集対象のSorianoのものだけでも目を通しておくかなぁ。