Beijing Opera
京劇観賞バスツアーに参加してまいりました。往復のバス、温泉&昼食つきの日帰りコースでなんと4,800円という破格のお値段。お得でしょ~!バスの席は一番後ろだったのでゆったり座れました。昼食をとり温泉に入った後、ちょっと時間があったのでお散歩。その温泉街はお昼だというのにしーんとしていて、物音といったら近い山中から響いてくる猟銃の音のみ(狩猟の季節なのよね)。寂れた雰囲気になんとも物悲しい気分になりましたさて、その後バスに再び乗り込み、京劇観賞の会場へ。プログラムは、第一部 京劇「三岔口(さんちゃこう)」 ~ 京劇入門講座 ~第二部 京劇「西遊記」という流れ。第一部は暗闇の中で敵同士が見えない相手と戦い合うさまをコミカルに演じるもの。こりゃ ド リ フ っぽかった。思わずあの「志村、うしろうしろ!」を言いたくなってしまいました。見えているのに見えないふりをするというのは相当難しいと思います。第二部の前に、京劇入門講座と題して、京劇のいわれ、使用する楽器、役柄などを団長さんが見事な日本語で説明してくださいました。紫色のサテンのスーツ、言い回しなどゼンジー北京を髣髴とさせるお方でしたきっとそう思って見ていた人多いんじゃないかな~。楽器も生で聴くと音の響きが独特で、シンプルな構成なのに表情豊かな音色を感じることができました。さて、第二部は「西遊記」のひとコマから。用には、玄奘と弟子たちが妖怪と闘い、改心させるというもの。衣装の美しさもさることながら、演じる俳優さんの身のこなしに目を見張る思いでした。ジャンプ着地の音がほとんどしないってどうなってるん?!さらに、劇中で「早面変わり」も観ることができました。あれこそどうなってるん?!です。なんで首を振っただけで変わっちゃうんだろう…。それも何回もですよ~。機敏な動き、流麗な動き、それぞれに生演奏の音楽が重ねられ、五感すべてで「観」ないともったいない!と思わせる時間が流れていきました。バスツアー同行者の相方は、今までに京劇を何度か見たことがあり、京劇初心者の私に合間合間に解説してくれました。ありがとう。その相方は「毎日でも観て~!」って言ってます。好きなものを毎日観られたらそりゃたまんないですよね。中国まで観に行ったらどうでしょうか…。帰りは途中で「道の駅」に寄り、お買い物。全てのツアーが終了したのは夜7時頃。たっぷり楽しんだ1日でした。