ハーブマルシェ通信

前回のブログで書いた、この秋で閉館になってしまうホテルの担当者の女性と二人で表参道で食事をしました。

場所は知人のベルトランさんが経営するル　ブルターニュ。
とっても混むのであらかじめリザーブしておきました。




彼女と二人、テラス席で、初夏の夜の風の中で、仕事のこと、今後の行方などを話しました。
お取引以外の話をするのははじめて。
彼女の今後の活躍を心から応援したいと、思いました。
今回のことが、彼女や他のスタッフにとって、決してマイナスではなく、こういった現実に真っ向勝負することによって、新たな自分をみつけ、内観し、歩き出せるのではないかと思います。

美味しいガレットやお野菜を、ゆっくりと、オーガニックシードルと一緒にいただきながら、色んな話をしました。



周囲のお客様がいなくなってから、ベルトランさんもテーブルに交えて、夜風を楽しみながら３人でしばし談笑。



最後のデザートを平らげているときに、ベルトランさんが



「ティザーヌ（フランス語でハーブティーのこと）、飲みませんか？」
と、問いかけてくれました。





スタッフをテーブルに呼んで私たちの希望のハーブティーを３人分注文。



三人でいただくハーブティーの香りは格別。




このときはっきり思いました。
わたしの人生では、高級な装飾も、超一流の豪華なコース料理も、何万円もするシャンパンもそんな高級なものやセレブなものは、なにもいらなくて



がんばっている経営者がきりもりしているレストランで、フランスの郷土料理のガレットや有機野菜と、オーガニックのシードル、そして一緒にいて心洗われるような人たちと一緒にハーブティーを囲む、そんなひとときが、

わたしの人生の中でほんとうにひつようで、そういったことが、すべてを豊かにしてくれるのだと。

そういった豊かに感じることを選んでいこう。


一緒にいる人や、仕事、食べるもの、飲むもの、身に付けるもの、行く場所、すべて自分でチョイスできるこの世の中だからこそ、あれこも、これも、と欲張らず、執着せず、ただ真摯に自分の心が必要と感じるものを、心地いいと感じるものを、素直に選んで、取り組んで向き合っていこう。




今夜はそんなことを考えていました。