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本

今日は本の話でもしようかなぁ。こっちはものすごーい吹雪がやってきて、どこにも出かけられない状態なので、こういう時にこそ音楽鑑賞、映画鑑賞、そして読書でしょう。こっちに持ってこれる本は限られてるんだけど、その中でも特にこっちで迷ったときに力になる、と思って持ってきたのが落合信彦氏の「狼達への伝言」。題名からして興味をそそられること間違いなし！この人の生い立ちは、話すと長くなるけどとにかくものすごい経歴の持ち主。この頃の彼はちょっとアメリカ崇拝的な要素を感じてしまうけど、この人の言葉はめちゃくちゃ力強くて、説得力があるので、迷ったときに本当に助けになる。そして、大きい志を持とうと再確認できるようなそんな本です。折角読むのに一緒に落ちていくような本はイヤなので。というわけで、かなり熱い本なので読んでみて下さい。若いうちにこの本に出会えてよかったなぁ！と思います。映画鑑賞といえば、昨日Ｃｌａｓｓ　Ａｃｔを見ました。前に日本で見てたので内容はわかったけど、普通に楽しめるコメディーです。重い内容もなく、なんつーかあほらしいけどそういうのもいいかな、ってかんじの映画でした。音楽鑑賞では、なんだろなー最近Ｓｌｙ　ＢｏｏｇｙのＴｈａｔ’ｓ　Ｍｙ　Ｎａｍｅばっかり聴いてます。かなり今更ってかんじなんだけど・・・なぜか今頃はまってしまいました。雪降ってるとＲ＆Ｂ聞きたくなるのは私だけかしら？いいですねーなんかあったかくなりますね。そうそう、ＴｙｒａのＣｏｕｎｔｒｙ　Ｂｏｙも結構よかったなぁ。この子もＣｉａｒａ同様Ｓｏｕｔｈでしょう。まーそんなかんじかな。それでは、寒いことでしょうから心あったまるものを食べて見て聴いて風邪引かないように過ごしましょう。

日本史

今、司馬遼太郎の「風神の門」を読んでいます。忍者ものです。司馬さんはやっぱりいいですね。秋の夜長は読書っていうけど本当だ。いくらでも読める！こっちにきてやっぱり日本のことを聞かれる機会がめちゃくちゃに多いので、留学する人は本当に勉強してから来るべきですね。私も本当に後悔しています。私は日本史が大好きだたんだけど、それでもいろんなことを忘れてたしね。戦国史や幕末史ももちろん大事だけど、戦後史、昭和史はもっと知っておいたほうがいいかも。従軍慰安婦のこと、日本と中国の関係のこと、天皇制のこと、とにかく聞かれても英語でそう簡単に答えられる問題じゃないので、しかも単語も文法もめちゃくちゃときたら、日本という国を誤解されかねないので、本当に勉強が必要。留学するなら日本史必要ないじゃんって思うかもしれないけど、それは違うな。本当に、持ってて無駄な知識なんてなにひとつないと思います。人生、日々勉強です。

My Man BLUE

今日は学校の図書館で、Ｍｙ　Ｍａｎ　ＢＬＵＥっていう絵本を見つけた。分厚い本なら読むのが苦痛になるからいつも手に取らないけど、絵本だから、と思って読んでみた。黒人の男の子の話。彼がＢＬＵＥという大人（彼もまた黒人）にいろいろなことを教えてもらってたくましくなるという短い物語だ。黒人の男の子には父親が居ない。「家族の中で男は僕だけだから」という記述がある。そしてまた黒人の男性も息子をどういう理由かで失っている。黒人の家庭は母子家庭が多い。きっと、黒人の少年はこの男性に、自分の想像する父親像を重ねていたのかもしれない。もちろん、ダイレクトにそのような記述は出てこないけど、ＢＬＵＥはいつだって少年にとって父親のようだった。「女の子に手を上げてはいけないよ」「人はなぜ銃をで人を撃つのか、その人は本当は恐怖心があるからなんだ、君も大人になれば分かる」・・・。この題材、このエピソードは日本人には書けないだろう。だって私たちは暴力や銃に日常的に囲まれているわけではないから。もちろんこの本のほとんどは、ＢＬＵＥと少年との平和的なエピソードだ。公園に行ったり、ホットドッグを食べたり、街を二人で歩いたり・・・。普通に読めば、普通の少年と男性の友好関係のお話なのかもしれない。ただ、時々彼らにしかわからない痛みや深い問題を読む人に投げかけてくる。作者は、父親の居ない黒人たちへ、この本の中に出てくるＢＬＵＥの言ってる言葉を受け止めて、父親の言葉のように大事にして欲しかったのかもしれない。

読書

秋ということで、読書ですね。秋になると読書欲が沸くって本当ですね。私は今司馬遼太郎の「いいふらし団右衛門」っていう短編があつまったやつを読んでます。司馬さんにしては、まあまあでしょうか。でも「売ろう物語」は面白かったです。ちなみに、私が面白かったと思うのは、なぜかGaku－MCの「僕は僕で誰かじゃない」でした。彼は黒人に憧れていろいろな経験をつんでいくのですが、最終的に彼のいたる結論って言うのが素晴らしい。私は、今ふと考えてどの本によってHIPHOP的な考えの基盤を得たかというと、これだと思ったんです。彼のMCとしてどうこうは、私は知りませんが、この本はHIPHOP好きなら読んでみるべきです。ものすごく納得できます。アメリカ文化のHIPHOPの現状とかじゃなくて、「HIPHOPを好きな日本人」について、地に足の着いた文章で考えさせられる内容です。ぜひ、お試しあれ。

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