カテゴリ:軍事関連
まぁど素人としての第一印象は防衛省が最初からF-35しか考えていなかったし、性能的にこれを選んでおけばいいだろうという書類上の決定のように見える。
実際F-35は第5世代の戦闘機とうたわれその性能に大きな期待が寄せられているものの不安点が3つ。開発が思うようにすすまず遅延していること。それによって開発費が高騰すること。機体にブラックな部品が多く修理や部品調達にアメリカに頼るしかないこと。 それに対しユーロファイターなどはすでに実戦配備されており価格は安めで95パーセント以上のライセンス生産ができるという。素直に早急な防空を考えればこれが妥当。 おそらく防衛省の背広組などの決定権が強いのでしょうが2~3年ぐらい空の空白など問題ではない。将来の抑止力としてF35が絶対に必要だというのも一理ありますがずいぶんと緊縛感がない話のような気がします。実は防空に穴をあげてもいいという平和な時代ならF-35の完成をそんなに待つ必要があるのだろうかという疑問。 また経済成長の著しい中国がどうでるか不安な時代でもあります。素人的には防空に穴を開けてもらいたくない気がします。 つまり今回の決定の矛盾はF-35という最新式の第5世代でアジア最強の空軍をつくるとはいうもののその決定の意思にあまり緊急性が認められないということ。ずいぶんとのんびりした話なような気がします。 そしてあと何年かすれば有人戦闘機が無人戦闘機にとってかわるかもしれないという戦術的転換が垣間見えること。戦闘機が高機能になればなるほと加速度に対する人体負担が高まりむしろ無人機のほうが加速度に対する負担を考えなくていいのではという気がします。 今回の選定はなぜか最新最強の戦闘機を求めていながら結局はそれをあまり活用できないようなそんな気がしますがどうでしょうかね。第二次世界大戦で巨艦主義が飛行機の前に挫折したように主力戦闘機のステルス性にこだわってかえって時代遅れになるようなそういう感じがするのですが困ったものです。こんな予感ははずれてくれるといいのですが。
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Last updated
2011.12.14 22:12:00
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