カテゴリ:軍事関連
石原伸晃氏が誰も住んでいないから中国は攻めてこないと発言したのですがこれはちょっとあっけにとられます。
渋谷の路上で若者にインタビューして中国は尖閣に攻めてきますかと質問したときの回答のような錯覚にとらわれました。 街中のお兄さんならこれでいいかもしれません。現実的に中国が攻めてくるかどうかといえば圧倒的な沖縄米軍のにらみがある現在負けを覚悟で攻めてくる可能性はちいさいことはだれにでもわかると思います。 つまり中国は攻めてこないは現実的にあたっている可能性が高いと思いますが、誰も住んでいないからというのはちょっとまとはずれかと思います。 実際ベトナムが南沙や西沙で中国と戦って無人島の取り合いをしているようです。戦死者もでています。情報があまりないのでどういう事情でどのように戦ったのかくわしいことはわかりませんが複雑な領有権争いの中で戦いがあったのはたしかでYouTubeで中国の軍艦がベトナム兵を銃撃している動画がアップされていました。 つまり中国は利益がありそうなところだと思えば領有できる機会を狙うのは確かで隙があればまちがいなく進出してくるだろうと思われます。 もしも尖閣に誰も住んでいないとして尖閣諸島の周りに日本の監視船さえもなければ中国が中国国旗をたてにくるのは火をみるよりもあきらかでしょう。 なぜ中国が尖閣諸島を強行突破してもほしいかというと石油資源の存在があるわけで埋蔵量が半端ではないようです。ただ実際に石油を採取しようとすると費用の点でまだ問題があるようでコストの面でまだわりがあわないようです。が、実際に石油があるのですから場所は確保したいというところかと思います。 そしてもう一つの理由にアメリカに対する戦略的な意味があります。本来中国としてはアメリカに対して防衛線を台湾沖縄のラインにひこうと計画しています。これが遅々として進まないのは沖縄の米軍の存在が大きいかと思います。そして戦争の仕方が昔とちがいミサイル合戦ともなればむしろ無人島に基地があるほうが戦いやすくなります。中国の過激的な発言では核の先制攻撃まで口にしている軍人もいますので無人島に基地をつくられると実態の把握がいかに軍事衛星があるといえど難しくなるのではという気がします。 つまり人が住んでいないから攻めてこないというのは1国の総理大臣を狙う人物としては見識が疑われるかなという気がします。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.09.14 00:20:33
コメント(0) | コメントを書く
[軍事関連] カテゴリの最新記事
|
|