カテゴリ:社会
安倍首相の異変は国会や記者会見から遠ざかるようになってからである。
最初は社会的なコロナによる巣ごもり傾向と相まって異常とは思われませんでした。 ラジオの報道番組のコメンテーターは安倍首相が野党の批判を浴びることから国会を嫌いなんです。と評した。 しかしこれは少し変である。野党の追及はいつものことだし、記者の追及ものらりくらりかわしえいれば済むような話。 私としてはなにかやればやるほど裏目になることから世論の支持が前のように元に戻ることを期待して巣ごもりをしているのかと思ったくらいである。 ただ辞意表明をしたところから考えると外的要因としてお友達政治の行き詰まりが考えられる。 安倍政局の始まりはトリクルダウンだと思う。富むものが富んでそこから富が下へ流れていくというとらしい。内閣支持率の高かったこともありこの政策は支持されていたようである。 ただなにごとも長くなれば欠点もめだつようになる。 それは安倍政治の根っこがお友達政治だということにある。最初のお友達は経済界のお友達。これは安倍氏が若い労働者の支持が厚いことからうかがわれる。おそらく仕事にあまり不自由しなかったのではないだろうか。ただこれには慢性的な人口減少という要因がある。ベビーブームの世代からみれば大学入試も就職もはるかに恵まれているのは当然である程度世の中に満足している若い世代がおおくなるのは当然なのかもしれない。 ここまではよかったのですがお友達政治のほころびはもり・かけ問題から目立ち始めトップレベルの公務員の文書改ざん、桜問題等次々友達贔屓の政治手法があきらかになっていく。いやあきらかにはなっていないですね。肝心なことはすべて隠蔽されてうやむやになっている。はたから見ればわかるのに言葉上繕ってうやむやにしてしまう。 ただこれでも生活が順調だったせいか内閣支持率はある程度たてば復活してしまう。しかしこの安倍政権の順風満帆な進路に新型コロナがたちはだかった。・コロナさえなければお友達政治の弊害も忘れられ人気もまっとうできたかもしれない。しかしながらコロナがそれほど爆発的な流行はしなかったにもかかわらず危機に対する政治的手法があまりにまずくアベノマスクなどは国民のためというよりお友達のためという安倍氏の弱点が世にさらされてしまった。 pcr検査も縦割り行政の欠点がまともにでて保健所だけが忙しくたちまわりpcr検査はいつまでたっても自由に好きなだけ受けるということはできなかった。 そうして支持率が30パーセント台におちてしまった。ただ今回は以前のように回復は困難なのは素人にもわかる。なぜならコロナで経済が回らなくなってしまったからだ。こうなると老兵となってしまったと自覚すればあとは政治の一新で新しい人に政治を託したほうがいいというのは自然の流れ。 そこで病が登場する。どのぐらい病状が悪いのか素人には無論わかりませんが。はたから見てこの病気は辞職するには格好の病。難病というのは衆知されてきているので支持率に悪い影響はでない。事実支持率は辞任発表後跳ね上がって60パーセント台か。・ 本当をいえば辞任の原因は病が先か支持率の悪化が先かはよくわからない。同時に絶望的状況になったのかもしれない。 それはわかりませんが支持率的にはちょうどよい限界のときに身体的には丁度よく身体的限界にきて良いタイミングで辞職することになる。 なかなか強運な政治家だったんだなぁとも思えっるし運悪く新型コロナにつまずいて退陣に追い込まれたともいえるしどうなんでしょうね。 ただ忖度や文書改ざんなど印象の悪さは後を引くように思えます。願わくば真実の隠ぺいに熱心な政治風土にはなってほしくないですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.09.12 00:42:30
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