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カテゴリ:徒然なるままに...
高熱でうなされた次の日、弱った身体を横たえてTVを見ていました。 やはり頭も弱っていたようで、普段では絶対に見ないような番組を見てしまいました。 「水戸黄門」。 火曜日夜8時からやってました。 久々に見ていて一つ思った事が、昔に比べて黄門様も他の町人や悪代官も全ての人の言葉遣いに異変が...! 昔よりもみんな現代風な口の利き方しているんです。 ちょっと違和感感じちゃいました。 それにしても、以前小耳に挟んだ話では、最近は小学生でも「水戸黄門」見ている子がいると言うことなんですが、今回私が試聴した回だけに関して言わせていただきますと、あまり小学生に見せない方がいい番組だと思いました。 というのも、その1時間の番組の中に次の3つの疑問点が見えたからです。 1.「暴力性」 黄門様一味って、7時45分になると必ず暴力を振るいます。 学校の教師ですら暴力を振るったら最近では「体罰」とか言って懲戒免職処分されたりするのにそこんとこは寛容なんだな、文部科学省。 2.「非道徳性」 まず、解決の糸口を由美かおるの色気に頼るところに「非道徳性」を感じます。 そんな汚い大人の世界を「水戸黄門」という番組を通じてわざわざ子どもたちに知らしめる必要性があるのかどうか。 3.「金銭トラブルの難解性」 水戸黄門に出てくる悪代官がよくする事といえばだいたい「脱税」か「収賄」というのが私の中のステレオタイプです。 小学生、わかりますかね?「脱税」とか「収賄」とか。 たぶん、ほとんどの子、わかんないと思います。 わかんないけど、なんだかあのおじさんたち悪い事しているんだな...。 そう、雰囲気で思うんです。 これって、雰囲気でその人が悪い人かいい人かを決めてしまうような子どもの性格形成に関与していると思いませんか? 見た目で判断する子どもたち。 まさしく現代の子どもたちのことを指していると私は思います。 以上の3点から小学生に「水戸黄門」は早すぎると思います。 せめて中学生になってから、物の道理のわかる年代になってからがよろしいかと思います。 「水戸黄門」は甘く見てはいけない番組なのだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 1, 2006 12:38:00 AM
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