キヤノン月例
また佳作入賞となったが、前回が去年の4月だから16ヶ月ぶりとなる。目の手術で撮影できなかった今年5,6月を除いて、毎月数点応募していたが、音沙汰なしで一年も超えてくるとやはり才能の限界か、はたまた道具の限界かという心境だったが。こうしてまた佳作とはいえ入賞となるとやる気も起きてくるが、それが審査員あるいはメーカーの狙いではないかなどとつい勘ぐってしまう。今回のは桜の花見で隅田川へ出かけたときのものだった。隅田川の東側(いわゆる墨東)で毎年花見茶屋が開かれ、向島のきれいどころが数人サービスに出ている。4月のブログにも載せたが、そのときの写真と同一人であり、こちらの一枚は忙しそうに動き回っているところのスナップショットだった。高架道の下の暗部に浮かぶ白い顔と手前の客との取り合わせが面白いと思ったのだが、選者の講評は次のようになっていた。全体的にモノトーンの色調のなか、芸者さんのかんざしやたすき、口紅、そして毛せんの赤色がアクセントに。ひときわ艶やかな芸者さんの立ち居振る舞いが感じられる作品です。 墨東花見茶屋