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Her's(ハーズ)奮闘記!

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2012年10月04日
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カテゴリ:主におうち

父の容態についてです。



入院してから1週間が過ぎました。

正直、完全に回復するのは難しい状態にきています。

当初、誤嚥したものがきちんと排除され、状態が安定すれば

食事を摂れるかどうか確認した上で、2~3日で退院できる見込みでした。

しかし、嚥下機能が極端に低下しており

テスト的なゼリー食や、通常以上にとろみをつけた水に溶かした内服薬さえ誤嚥してしまい

発熱(肺炎)を繰り返し、1週間絶飲食が続いていており

口から物が入る可能性が激減しています。

飲食物どころか、自身の唾液さえ処理できかねるほどに、状態が低下しているのです。



入院当初は、満床により整形外科病棟へ“間借り”していましたが

昨日ようやく空きが出たので、呼吸器病棟へ“引っ越し”し

より専門的な処置のお蔭で、今は比較的安定した状態を保てています。

しかし、かなりの医療介入あっての安定である為

退院して施設へ戻ることはほぼ不可能な状態です。



幸か不幸か、今週は仕事の予定がほとんどありませんでした。

月・水・金は、都合で初めから休みとしており

火曜は、ずっと前に患者さまのご都合でご予約がキャンセルとなっており

オファーのあったお客さま(同業者の方)の来訪を受け入れたのみでした。

木曜は、休むべきか否か…迷いに迷っていた時

はからずも患者さまから、都合でキャンセルしたいとのお電話を頂き

漠然と、そういうタイミングなのかも知れない、と理解しています。

そう言えば、母の時も、Her’sの夏季休業の間の出来事で

ご予約をお断りするなど、患者さまにご迷惑をおかけすることなくすべてが終わり

立つ鳥跡を濁さず、が如く、母らしい最期だったな…と感じたことを思い出します。



これは、自然の理なのだと受け止めています。

近年、医学と医療技術の進歩により、難しい病気も“治る”ことが増えてきました。

しかし、どんなに医学が発達しても、決して乗り越えられないのは“老い”と“死”です。



今は嚥下や呼吸に問題があり、何も食べられないことは辛いに違いありませんが

がんやその他の病気に侵され、痛みを伴ったり、薬の副作用に悩まされたり

長らく苦痛を抱えて過ごしてきた訳ではなく

ただ当たり前に人生を全うしようとしているに他なりません。



今日、施設に連絡して、退去の手続きを取ることにしました。

週明け、容態が更に安定すれば、家に連れて帰りたいと主治医にも伝えています。

今の家は、骨折後に転居して、その後施設に入居した為

特別な思い出も何も無い家ですが、ただ、家族は傍にいます。

せめて、家族みんなで見守りたい思いでいっぱいです。



今後、容態の急変も含め、予測がつかないと主治医から伝えられています。

正直、家に帰ってくることが出来るかどうかさえ、保証はありません。



もしかすると、しばらく仕事にも支障が出るようになるかも知れないので

患者さまにはご迷惑をおかけすることが出てくるかもしれませんが

その節には何卒ご理解賜りたく、よろしくお願いいたします。

医療者としての責任は重いことは、十分理解しているつもりですが

人として、人の子でありたいと切望しております。









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最終更新日  2012年10月04日 17時04分46秒
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