079248 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

Her's(ハーズ)奮闘記!

Her's(ハーズ)奮闘記!

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2013年02月07日
XML
カテゴリ:主にポリシー

理学療法士、作業療法士国家試験まで、あと2週間余りとなりました。

試験を控えた学生さん。

あとは、もう、己の積み重ねを信じるのみです。

素晴らしい後輩の誕生を、楽しみにしています。


国家試験も終われば、あとは卒業を待つばかり。

まだまだ桜の蕾も寒さに震えている時期ですが

卒業というキーワードから、ふと思い出したお話をさせて頂きます。





小学校の卒業を控え、各クラスごとに校長先生から頂いた訓話です。



『10円持って、2円の買い物をしました。お釣りはいくら?』



クラスの殆どの子が、口々に小声で『え~、8円やん』と呟いていました。

校長先生が『わかった人?』と挙手を求め、当てられた1人が『8円です』と答えると

『なんで?』

答えた子は、戸惑ってしまいました。



校長先生の解説は、こうです。

『10円玉1枚持っていたのか、5円も混じっていたのか、1円玉ばっかりだったのか』

皆一様に『あっ!』という顔をしました。

そこで、校長先生は、仰いました。



社会に出れば、答えは一つとは限らない。

色んな状況があって、それに応じて、臨機応変に対処できなくてはならない。

固定観念に縛られていては、見えるものも見えなくなってしまう。

どうか、物事を様々な角度から捉えて

柔軟な考え方のできる大人になって下さい。



もちろん、今を遡ること●十年前の話ですから(苦笑)

校長先生の仰ったことの一言一句、違わず覚えている訳ではありませんが

仰ったことの主旨は、上記の通りです。



そして私は、この時のことを、今も鮮明に覚えています。

“多様なものの見方”“柔軟な考え方”を身に付けることの大切さ。

まさに、卒業前の訓話に相応しいお話でした。



同じ卒業生の中で、この話を記憶に残している同級生が

いったいどれくらいいるのかは、わかりません。

しかし、手前味噌ですが

たとえ私1人だったとしても、たった1人でも覚えていて

それを人生の教訓として心に留めているならば

校長先生の訓話は、功を奏したと言えるのではないだろうか、と思えます。


そして、さらにこの思いを後世へと伝えていくことが

育てて頂いたご恩に、わずかでも報いることになるんじゃないか、

そんな気がして、私は子供たちにも折に触れ話しています。

(今では『あ、あの話でしょ』と、自分で話せる程になりました)



時代は変わっても、変わらないもの・変えるべきでないものは、たくさんあります。

校長先生が託して下さった大切な思いを

これからも心において、しっかり生きていきたいと思います。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013年02月15日 21時26分52秒
コメント(0) | コメントを書く
[主にポリシー] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.