079176 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

Her's(ハーズ)奮闘記!

Her's(ハーズ)奮闘記!

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2013年02月28日
XML
カテゴリ:主にオシゴト

いよいよ2月も最終日。今年も『逃げ』られてしまいました(トホホ…)


先日告知させて頂きました【インターネット公開勉強会】ですが

予定通り21日(木)に放送されまして、お蔭様でご好評を頂くことが出来ました。


【Her’sホームページでのご報告】


初めての(多分滅多にない)経験で、色々と勉強になりました。

ご参加・ご視聴下さった皆様、主催のリハビリネクスト様には、心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。





さて。

前回【初心忘るべからず】というタイトルで思いを綴りましたが

今日、またもや深く反省しなければならない出来事が。。。


7年もこの仕事をさせて頂いていると、やはり“色々”あるものです。

しかし、自分でもバカじゃないかと思うくらい(苦笑)ポジティヴだけが取り柄の私ですから

少し立ち止まって思いを巡らせても、すぐにそれを消化して栄養に換え

また前を向いて進んできました。

けれど、1ヶ月に2回もこういった事態に遭遇すると、さすがに凹みます。



ご存じの通り、私には3人の子供がいて、一番下の次女は4歳(年少)です。

妊娠10ヶ月まで働き、産後1ヶ月半から復帰して

私の仕事人生において、次女の存在は非常に大きな意味を持っています。


ケア部門を立ち上げたその年に次女を身籠りましたが

その当時はまだリンパ浮腫ケアを積極的に行っている施設はごく稀だった為

多くの患者さまが、私の進退(やめるのでは?)や産前産後休暇に不安を抱かれました。

でも、ケア部門を立ち上げたのは、悩める患者さまのお役に立てることを願ってのことでしたから

やめるなんて論外、産休も極力短く、と心に決めていました。


産後1ヶ月半からの復帰においては、半年で保育所に入所できるようになるまで

サロンに小ぶりなベビーベッドを準備して、文字通り『同伴出勤』で仕事をしました。

中には

『子連れの仕事なんて無理があるから、やめてちょうだい』

と仰る患者さまもいらっしゃいましたが

それ以上に、たとえ子連れでも、ケアを受けたい!と切望して下さる患者さまが大多数で

(“赤ちゃん”に懐かしさをおぼえ、喜んで下さる患者さまも多かったです)

双方納得の上で、産後のしばらくの期間を過ごしました。


いくら保育所に入所したからといっても

まだ抵抗力の弱い乳児のことですから、すぐに熱発でお休みを余儀なくされることもあり

そんな折には、どうするべきか、度々非常に悩んだものでしたが

やはり『急なキャンセルよりも診てもらいたい!』というお声が多かったのを受けて

その後も子連れでの仕事となることが何度もありました。



今日は、普段通り保育所へ行く予定でしたが、出掛ける段になって『お腹が痛い』と次女。

トイレに行かせたりして様子を見ていましたが

熱もなく、特に胃腸風邪といった訳でもなく、しかし腹痛は軽快しない模様。

最近は、生活発表会の続きで、毎日登所を楽しみにしていたのに

『おなかいたい・・・やすみたい』

と訴えるので、患者さまにご迷惑になる(感染症など)状態でもなかった為

急遽、一緒に仕事に行くことにしました。

今日の患者さまは、お仕事をされていて、お休みを調整して来室される方なので

急な都合でお時間を無駄にさせてはいけないと思ってのことでした。


ところが。同行した次女を見るなり

『今日は帰ります』

…ひどくお叱りを頂いてしまいました。

私にとっては、患者さま本位のつもりでの判断でしたが

患者さまにとっては、そうではありませんでした。

『今度からそういう時にはキャンセルの連絡を下さい』

何をおいてもキャンセルせずにケアを優先させることが患者さまの為、と思っていたのは

私の思い込みに過ぎなかったのです。


これまでの経験で、急なキャンセルこそ迷惑をかける、という感覚が身に付いていました。

しかし、必ずしもそうではないことに気付かされました。

なぜ、事前に事情をご連絡しなかったのか。

自分の思い込みで確認を怠ってしまったが為に、患者さまを不快にさせてしまいました。

そして、次女にまで負担をかけてしまっただけの結果に。



つい先日、反省の機会を得たばかりなのに、何も学習していない。。。

さすがに、落ち込みました。

自分の犯した失態ですから、真摯に受け止めなくてはなりません。

が、負のエネルギーを受け取ることは、かなりの精神的ダメージに繋がります。

しかし、いつまでも引き摺っていても仕方ありません。



立上げ当初は、多くの患者さまがリンパ浮腫に対応できる施設を血眼になって探され

ケアを受けることを切望されて、ご予約が殺到し

『何があってもキャンセルできない』

と、追い込まれるような思いで対応させて頂いてきました。

自分はもちろんのこと、子供の具合が悪くても、父の具合が悪くても

どうにかして仕事を全うできることを最優先に考え

それでも休まざるを得ない時は、身を切られるような思いでお断りのご連絡をしてきました。

大袈裟かも知れませんが、もうそんな時代は終わったのかも知れません。





柔軟な対応がセールスポイントでもあったのですが

そういったことも含めて、Her’sのスタンスを考え直す時期なのかも…



今回は、自己満足な判断を十分に反省し、これからの在り方をもう一度考える機会とする為に

自分の気持ちを整理する意味で、綴りました。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013年02月28日 17時45分20秒
コメント(4) | コメントを書く
[主にオシゴト] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


Re:自己満足の過ち(02/28)   祈ーinoriー さん
個人的に感じた事ですが、やっぱり見られたくないと思ったんじゃないか?でした。もしくは、先生と2人で話しをする事を楽しみにしていた等。乳児なら私も笑って過ごせるかもしれませんが、そこを超えると何というか「え??」ってなります。言葉でうまく言えませんが、自分視点のみなら「聞いてないけど?」ってなると思いました。これは私に余裕が無いから出る発想で患者様がどう思われたかは分かり兼ねますが、キャンセルするのが悪い=子供を連れて行くは一般的にも「=」ではないのかもしれませんね(´・_・`)そう考えると子持ちの母親が安心して務めれる環境がもっと整って欲しいと思いました。偉そうに申し訳ありません(>人<;) (2013年02月28日 21時49分11秒)

Re[1]:自己満足の過ち(02/28)   桃松 さん
祈ーinoriーさん
-----
コメントありがとうございます。
補足すると(自分のミスの再確認になるんですが…)
この方は、以前にも子連れでケアを受けて頂いたことのある方でした。
その時に“いかにも”な不快感を示されなかったので
それが確認なしに同行してしまった(勝手な自己判断の)大きな要因のひとつです。
※さすがに初めてで黙って同行はいたしません^^;

子持ちの状況を当たり前に押し付ける気持ちは毛頭ありませんが
やっぱり人によって、歓迎モードの方もあれば、『え??』という方もあります。
私自身、今後最大の課題かな、と感じるのは
私事を一切はさまず、完全に『公』としてきっちり割り切るべきなのか
それとも、『お互い様』の精神で、双方柔軟な対応で最善を求めるべきなのか。
臨機応変に立ち回れるのが理想かも知れませんが…

例えば私なら、商社に子連れで出社なんて想像もできないことですが
八百屋さんの店先で、その家の子供が宿題してる風景にはあまり違和感は感じません。
そういった、イメージの捉え方の個人差を、どう受け止めて対応していくか。
いずれにしても、またひとつ大事な経験をさせて頂いたことは間違いありません。
公私ともに、色々、いろいろ、考えていかなくてはならないことだと思っています。
(2013年02月28日 23時36分09秒)

Re[2]:自己満足の過ち(02/28)   inori さん
桃松さん
その時の気分もありますもんね(´・_・`)商社=閉塞的、八百屋=解放的なイメージがあるので、ケアルーム=閉塞的な感じが個人的にありますσ(^_^;)ですが、これはケアする側でもされる側でも無い私が言うとまた違う事になりそうなのでこの辺で(>人<;)良い意味で分岐点になれば素敵だと思いました(○´ω`○) (2013年03月01日 02時00分35秒)

Re[3]:自己満足の過ち(02/28)   桃松 さん
inoriさん
-----
いえいえ、客観的なご意見はとてもありがたいですし、嬉しいです(^^)

自分(Her’s)の“ポリシー”というものは、ブレてはいけないと思っています。
柔軟な対応は大切にしていますが、八方美人に過ぎるほどコロコロ変わるようでは、立ち行かなくなると思えます。
でも、ありがちな(?)【頑固職人】なら『ワシのやり方が気に入らんなら、来るなー!』なんてことも言えちゃうかも知れませんし
郷に入っては郷に従え、だと思えば、それもアリかも知れません。
が、私は、サービス業とは自分のやり方を押し通すのではなく、受け手の満足を追求すべきと考えていますし
やはり“患者さま”を対象にしている以上、出来る限り気持ちに寄り添って、快適に過ごして頂きたい思いが強いです。
そういった思いの、自分の中での擦り合わせを、今一度考える時期なのかも知れません。
人の数だけ、考え方がある。祈さんのご意見も参考にさせて頂きたいと思います。
本当に、ありがとうございます(^^)
(2013年03月01日 10時58分14秒)


© Rakuten Group, Inc.