高橋信次先生に学ぶ

2003/11/03(月)19:50

- 潜在意識の性質 2 -

- 潜在意識の性質 2 -(大谷先生のお話より)潜在意識には多くの扉があります。高層ビルの中の多くの個室がある様に、無数の部屋が清在意識の中にかくされています。潜在意識の中には、私たちが通常「第六感」と呼んでいる「直観力」というか、人間の五感を超えた感覚もあるし、予知能力や透視があり、またテレパシーと言われる感覚も、この潜在意識の中に静かに眠っているのです。しかしここで気を付けなければならないことは、われわれの修業の目的は超常能力を持つことではなく、その奥にある霊的なる本質に到着することなのです。この世で正法を実践することの難しいことは想像以上です。さてこの潜在意識を研究している内に私(大谷先生)が発見したことは、「潜在意識は考えない」ということです。人間は表面意識(顕在意識)で物を考えたり、決断したりします。そして表面意識で吸収した知識は、自然に潜在意識の倉庫の中に格納されます。そして必要な時に、瞬間的に、表面意識の中に飛び出して来るのです。これは、あたかもコンピューターと全く同じ作業をします。いや、コンピュー夕-は今後どんなに開発されても、人間の頭脳や、潜在意識に勝てるわけがありません。それ位人間の心の動きは、素晴らしいものなのです。このことを順番に書いてみますと、1、リラックス(くつろぐ)2、コンセントレーション(集中力)3、紙に書く4、自己暗示5、想像6、鏡を使う以上の六項目ですが、最後に最も重要なことは、7、リピティション(繰り返し)です。「繰返し」は御説明するまでもなく、あの雨垂れが、堅い石に穴を穿つように、何回も何回も繰り返して、表面意識から潜在意識にしみ込ませる様に努力することが肝要です。以上で七項目の技術を使って溝在意識の中に入って行く、或は、潜在意識を活用することに依って、人間の最高判断力である佛智が出て来るのです。この七項目は項目的には別々に分けてありますが、何れも、相互作用をする性質があり、一つをマスターすることに依って、次の項目に入っても易々と乗り越えてゆける様になっています。以上の七項目は、自己の意志に依る潜在意識そのアプローチ(接近)、或は潜在意識の変革方法です。正法誌16号1979.12より抜粋

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