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カテゴリ:日々の徒然
教職員向けのコーチング研修に参加させてもらう機会を得て、今日は研修。
本間正人さんの講演でした。 話がうますぎ・・。 一人芝居と、落語のような語りで、エンターテイナーだなぁと思いました。 教職員向けなので、先生ともお話できたのが自分にはよかったです。 生徒との関わり、学級運営の中でのコーチングなので、先生ってこんなことを求めてるんだーと分かりました。 なんか見たことあるなーと、思った先生がいて、高校時代の先生がみえました。 教科担任でも、クラスの担任でもなく、一度も話したことも、名前も知らないのに、顔だけを覚えてた。見たということが記憶の中にはきちんと記録されてて、こうしてそれがちゃんと取り出されるものなのか・・って、すげーなと思いました。 一緒にワークもやりました。 先生と、こうしてざっくばらんに話すということがなく、実はこうした会話に先生の思いとか、問題意識とか、学校という場所がわかると思う。 だから、そんな場をつくることは大切で、これはネタであると気がついたので、メモした。 分かったのは、NPO(教育コーディネーター)とは立ち位置が違うということが分かった。そんなの当たり前だと思ってたけど、日々考えてることや、大切にしていることが分かったなと思う。 学校、先生→日常。 学校の外から、地域と企業と学校とをつないで、学校教育の中に入る→非日常なのだと思う。 だから、その一度きりの出会い、いつもはない出会いをいかに面白く、驚きと発見とわくわくするような体験にするかという点で、プログラムを考え、企画する。 その観点と先生の観点はちょっと違う。 先生は毎日子どもと向き合い、育てていく人なんだと思う。 非日常の体験を日常の学びの中につなげていくのは先生なのだと思います。 漢字を子どもにたくさん覚えてもらうにはという、テーマでブレストでワークをしたら、自分と発想法が違ったのも面白かった。 うまくつながるように、先生とのコミュニケーションが大切で、あと、学校と自分たちとの立ち位置の違い、学校にある文化を理解しなくてはならない。 異なるセクターの力を形にするなら、行政相手、企業相手でも同じで、それってコーチで、ファシリテーターで、コツコツと関係をつくれる調整役になれるかどうかだと思う。 相手を受け入れつつ、新たな視点、方法、提案を少しずつ小出しに、トッピングしてく。 そうしないと、外部から持ってくものは特別なもの、学校にないもの、学校がダメなのだと思われてしまってはダメで、それは協働関係ではない。 キャリア教育という言葉を使うことで、いかにも、学校にはない専門家であるという風に聞えてしまい、この言葉はどうなんだろとも思います。 そうではなく、地域や企業が持つ、リソースを学校の教育で生かされるプログラムに落とし込んで、伝える。通訳のようなものだと思う。 地域、企業を生かす、視点や方法やアイディアを提案して、それを先生たちで、うまく活用してほしい。 先生の応援団的立場だと思う。 でも、実際に応援団になるには、先生の問題意識とに違いがある。 もっと日常の子どもたちのかかわりや、しばりがあってできないとか、色々各論の部分で、モヤモヤしたものがある。 そこに寄り添って、先生や学校を育てていくことを考えなかったら、ほんとの意味でのコーディネーターにはなれないだろうと思った。 今の事業は、一度きりの打ち上げ花火で、それはほんとの意味で、変えていくとか、学校や先生自身が変わってくってことにはならない。 って、考えると、それはかなり学校とコミットするってことで、それができるのはまだまだ遠いと思った。でも、目指す画はそんな感じ。 県職員が研修に来たように、相手の土俵を理解するには、相手の土俵で過ごすのがいい。 だから、コーディネーターは学校に研修に行くのもありかも。 そう考えたら、東京杉並区(よのなか科の藤原さんのとこ)は各学校にコーディネーター配置が決まったそうで、それが理想の姿かもなぁと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年07月31日 21時57分31秒
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