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響和音の合唱講座

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hibikiwaon

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April 9, 2008
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テーマ:コーラス(2700)
指導者編を続けます。
今回は伴奏してくださる方との関係について考えてみます。


アカペラの曲は別として、多くの曲はピアノ伴奏がついています。
プロのピアニストに来ていただくこともありますし、メンバーで
ピアノが弾ける方がなっていることもあります。

いずれにしても一般のメンバーよりは音楽的な知識や技術が高い
方だと考えていいでしょう。せっかくですから伴奏者の高い力を
いかしたいものです。

でも、こんなことはありませんか。

○指揮者は伴奏者に気をつかってしまう
 指揮者になったばかりの方などは、伴奏者にどうしても気をつ
 かいます。気をつかうのはいいのですが、曲作りの時に言いた
 いことが言えない関係になってしまっていませんか。
 伴奏者の技術が合唱よりはるかに高い時や、伴奏に慣れていな
 いピアニストの場合、時に「伴奏ばかりが目立つ」合唱になっ
 てしまいます。

 特定のパートが目立ってしまうとき、指揮者はおそらくそのパー
 トに目立ちすぎないよう指示を与えるでしょう。伴奏に対して
 も同じように指揮者としてきちんと指示する必要があります。
 指示を受け入れてもらえるような関係になっておきたいもので
 す。


○伴奏者は指揮者に気をつかってしまう
 伴奏者の側からみると、「こんなふうにしたらいいのに」と思
 えることがあっても、指揮者に気をつかって言えない、という
 ことが出てきます。
 指揮者が自信なさげな方の時は「自分が言うとますます自信を
 なくすのでは」と思いますし、自信満々な方の時は「どうせ言っ
 たって聞いてもらえない」となるでしょう。

 ただ、先にも書いたように伴奏者は専門的な教育を受けている
 方が多いでしょうからと、その力をメンバーのために生かすこ
 とをおそれる必要はないと思います。「伴奏」という重要なパー
 トを「一人で受け持っている」という意識を持って練習に臨ん
 でいただきたいと思います。


こういったことは指揮者と伴奏者の関係だけの話ではありません。
メンバーも同じです。

「自分はこう歌いたい」というイメージを持ち表現するメンバー
を指揮者がうまくまとめていくという、いい意味での緊張感が指
揮者・伴奏者・メンバーに生まれれば、合唱は一段と輝いてくる
と思います。


最後はちょっと観念的になってしまいましたが、指揮者も伴奏者
もメンバーも、「自分が合唱を作っている」という主体的な気持
ちをぜひ持ち続けてください。





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Last updated  April 9, 2008 12:00:54 PM
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