2024/03/02(土)14:55
読書/『かわいい妖怪画』(再読)。
本当にここまできたら、登拝系ではなくて一般系にカテゴライズだわ(笑)。
ということで、読んだのが『かわいい妖怪画 』。
しかも、1年半前に1度読んでるし。
ただ中に収録されている画を見ても、とても新鮮だったので、脳みそにはほぼ何も残っていなかったことが判明。
お陰で楽しく読む?、鑑賞することができました。
なんと言えばいいのでしょうか。
どこまでもふざけているようにしか思えない妖怪の絵。
江戸時代の人は未確認な妖怪を自分の妄想の世界から引き出して絵にする訳ですが、砕けた想像の世界ですでに、妖怪の世界を楽しんでいたとしか思えないものばかりです。
それこそ、水木しげる氏が描いた妖怪の世界の方がアクが強い。
恐がらせることが目的なら明らかに水木しげる氏の描いたものの方が目的を達成できたりするのではないでしょうか。
おまけに春画にまで妖怪を描いています。
これをどのように評価、いや感想を持てばいいのか。
まぁ、今自然崇拝にはまっているので、陰陽石と一緒と思ってしまえば、特段問題はないのですが、しかし最初に伝えて欲しかったと思う人もいるはず。
とひとつひとつの緩い妖怪いほおを緩ませながらページをめくっていったわけですが、やはりいちばん目につくのは「猫」。
妖怪になっても可愛い。
こちらには、化け猫と猫股が多数掲載されていますが、どれもこれも可愛い。
他を寄せつけない可愛さがあると言っても過言ではありません。
なぜここまで可愛いか……と勝手に推測するに、あのくねくねとした動きが妖怪の動きにもマッチしているからと思っております。
ページの最後には立体化した工芸の妖怪に関しても掲載されています。
是非この訳の分からない妖怪たちを愛でて挙げて下さいませ♪
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