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2012.07.13
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image[3].jpg むか~しむかしの話じゃ。

小坂の村はずれに茂十という百姓が住んでおったんじゃ。

家の前を流れる川には粗末な板橋がかけられておったが、隣村への通り道になっておった。

ある晩のこと、茂十の家ではみんないろりにあたりながらもくもくと手仕事をしておった。

すると

「ガラガラ ガラガラ」

と、大勢で橋を渡るような音がするんじゃ。

「いまじぶんいったい誰じゃ。」

不審に思った茂十は戸を開けてみたがだれもおらん。

夜更けにこの道をこの橋を渡るものはまぁずおらんでな、それもひとりやふたりではなさそうな音じゃ。

すっきりしんまま仕事に戻るとこんどは、ひそひそと話し声が聞こえてくる。

茂十は、眉間にしわを寄せて兄の顔を見た。

今度は茂十の兄が闇を透かしてみてみたがやはり猫の子一匹おらん。

そんなことが毎晩続いてな、雨の夜なぞはぴしゃぴしゃ雨音にすすり泣く様な声が混ざり、家中の寄り添って震えておったんじゃと。

ある日のこと、もう耐えられんと茂十は町の易者に占ってもらうことにしたんじゃ。

すると

「う~んお前の家の前の道は越中の立山まで続いとるな、立山には恐ろしい地獄谷があるんじゃ。きっとそこに落ちてゆく亡者たちが橋を渡って行くのじゃろう。」

と言うんじゃ。

すっかり肝を冷やした茂十は、飛んで帰ると遠くへ引越し、お坊様を頼むと大供養をしてもらったんじゃ。それっきり亡者がこの橋を通ることはなくなったそうじゃが、どこぞ別の、おめぇさんの家の近くの端でも渡っておるかもしれんな。

                                        おしまい

     



 






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Last updated  2012.07.13 10:06:40
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