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テーマ:今日のランチ(38878)
カテゴリ:イタリア料理
最近、都内ではは「エッ、こんなところにお店があるんだ!」みたいな飲食店が増えてきている。いわゆる“隠れ家レストラン”だ。東村山にもポツポツあるのだが、また1軒できたようだ。それが今回紹介する「Dining みうら」だ。入ってから気づいたのだが、実は12月1日にオープンしたばかりなのだとか。
場所は駅からかなり離れている。あえて説明すれば、東村山駅東口を出て真っ直ぐ進み、交差点を右折。府中街道を八坂方面に進み、右側角に郵便局がある交差点を左折し、鷹の道に入る。2つ目の信号交差点を右折。少し歩くと左側に中華料理屋が見える。そこの路地を左折し、50メートルほど歩いた左側にある。 たまたまオープンしたばかりで花輪があったから「あれ?」と思って立ち止まったけど、お店の看板はないし、あるのはランチメニューを書いた黒板のみ。これはわかりにくいと思うなぁ。でも“隠れ家レストラン”を目指すなら、これぐらい地味な方がいいかもしれない。 緑色のドアを開けて、まず最初に目に飛び込むのがこの看板。これでようやくこのお店が「Dining みうら」という名前であることがわかるワケだ。なかなか凝っているじゃないの。 店内は4人がけのテーブル4卓に、6人がけのテーブル2卓。小さくはないが、決して大きくもない。「いらっしゃいませ」と声をかけてきたのは若い女性店員で、チラッと厨房をのぞくと、シェフは女性だった。 この日のランチメニューは「ベーコンと白菜のクリームパスタ」「ベーコンとカブのペペロンチーノ」「ベーコンと水菜のトマトパスタ」「カルボナーラ」「チーズリゾット」「カボチャのリゾット」の6種類。いずれもサラダとコーソーが付いて850円だ。 私は「ベーコンと白菜のクリームパスタ」に心ひかれたが、店員さんが「本日のオススメは『ベーコンとカブのペペロンチーノ』になっております」と言うので、思わず「じゃあ、それで」と言ってしまった。意志が弱いというか、優柔不断だよなぁ、私って。 まずはサラダが登場。まあ普通の野菜サラダだけど、酸味の効いたドレッシングは旨い。サラダを食べ終えると、すぐにメインの「ベーコンとカブのペペロンチーノ」が運ばれてきた。 これね、すごくいいニンニクの香りがするんですよ。思わず写真撮ることを忘れそうになったぐらい、食欲をかきたててくれる。 自分で撮っていて何だけど、アップで改めて見ると超旨そう。実際、コレ、食べてみたら旨かったですよ。パスタの茹で加減もいい感じだったし、カブは柔らかく、葉の部分はシャキシャキしていて食感の変化も楽しい。 でもこのパスタのポイントはニンニクだね。刻みニンニクでもニンニクスライスでもニンニクチップでもなく、コロンと丸ごとのニンニクが3つ入っていた。これがあの強烈ないい香りを出していたのだ。食べるとほっこりして旨い。「ニオイが残るかなぁ」と少し心配したが、それは全くの杞憂だった。食べ終えたあと、口の中に全くニンニクのニオイは残っていなかった。 あと、ビックリしたのは、パスタの量。写真ではわかりにくいと思うが、この量が結構多いのだ。盛りがいいと言おうか、通常のお店で食べる量の1・5倍はあると思う。女性にはちょっと多いぐらいではないだろうか。 「お好みでどうぞ」とタバスコと粉チーズを出されたが、これは私にはいらないかな。一応、少しずつ使ってみたが、そのままの方が断然美味しかった。 食後にコーヒーをいただいて、ごちそうさま。これで850円は十分納得。雰囲気もいいしね。次回来るときはカミさんを連れて行こうと思う。 お店を出る際には店員さんとともにシェフが見送ってくれた。まあ、この日は私1人しかお客がいなかったからなのだろうが、それでもこういうお見送りはうれしい。 私は帰り道、このお店が八坂駅近くにあるイタリアン「Collinetta(コリネッタ)」と対照的なことに気が付いた。「Collinetta」が男性の店員と男性シェフの2人で切り盛りし、繊細で優しい味のパスタを出してくれるのに対し、このお店は女性店員と女性シェフで切り盛りし、盛りのいい大胆なパスタを出してくれる。食べる側としてはまた1つ楽しみなお店が増えたという感じだ。「Collinetta」ファンの人にはぜひ食べ比べてみて欲しいと思う。たぶん、どっちも気に入るんじゃないかなぁ。 【DATA】 住所:東村山市本町3-8-23 電話:042-391-5815 営業時間:午前11時半~午後2時半(ランチタイム) 午後5時半~10時(ディナータイム) ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「Dining みうら」は残念ながら2006年に閉店しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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