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それでもなお平穏な日々

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May 16, 2005
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カテゴリ:社会
 唐突だが、某所において「あなたは自民党支持者か」のような内容の質問(?)を受けた。
それに対して私は「自民党が現在のところ政策全体のバランスを考えてベターであるが故に支持しているが、これは盲信を意味しない。」旨の回答をした。

 私個人の考えではあるが、各党の個々の政策を個別に見るならば現行の自民党の政策より優れた政策は確かに存在している。
しかしそれらは予算的裏付けを欠いていたり、国際情勢への姿勢が曖昧だったり、個々の政策が起こす波及的影響についての考察や対策が不足だったり、あるいは甚だしいものでは自党の政策が相互に内部矛盾を起こしていたりと、全体的バランスを考慮すれば実行不可能な政策だったりするのである。
確かに社民党や民主党の年金政策や税制案などは、一国民の立場から見れば自民党案よりも優れているかのように見える。
しかしそれは年金財源の具体的数字が明確でなかったり、減税による国家財政への影響軽減策が示されなかったりという、表面には見えない欠点が散在しているということだ。
 彼らが私の考えを納得するかしないかまでは関知するところではないが、彼ら自身、今の日本に特定思想を盲信する人間が存在すると考えているのだろうか?(彼ら自身を除いてだが)

 私は本ブログで「否定するなら否定する前に否定するものを学べ」「代替案の無い否定は意味がなく否定のための否定に過ぎない」とこれを自らを含めた多くの人への戒めとして幾度か語ってきたつもりだった。
しかしここに来て「否定するのだから否定するものなど学ぶ必要はない」「代替案など示さない、なぜなら否定のために否定するのだから」とあからさまに公言する論者がついに現れてしまった。

http://plaza.rakuten.co.jp/kouzen/

 当該ブログは幾度か本ブログでも話題としてきたところでもある。
このブログの管理人の思想・思考法について今回私がこの場で語るのは避けよう。本ブログを読んでくれた方が自ら目を通し、自ら判断してもらいたいと思う。
特に当該ブログにおける「命の掲示板」について、当該ブログ管理人ほかその趣旨に基づいて意見を延べている論者達の発言を確認していただきたい。(かくいう私もその中に含まれる)
掲示板発起人達の意見に反対の論を述べる論者達と、掲示板発起人としてこの掲示板の趣旨を形作ったはずの論者達、果たしてどちらがその趣旨を体現しているかを見てほしい。そこの部分への理解がこのあと少し述べさせていただく私の意見へのカギとなるだろう。

 この世界における最も危険な考えは何だろうか?
軍国主義、共産主義、帝国主義、社会主義、資本主義、現実主義、理想主義、あるいは主体思想・・・ここを読む方それぞれの主義によって幾つもの言葉が思い浮かぶかも知れない。
 だが主義主張思想を問わず普遍的に危険な概念が存在する。思想の左右、時代、地理、あらゆる要素にかかわらずあらゆる負の要素を発散するもの、それは「盲信」である。
自らが唱えたあるいは誰かの唱えた論に賛同しこれを盲信してしまうこと、これに勝る危険な思想はない。
 盲信してしまったものは他者の反論をただ否定するだけでよい。なぜなら「正しいもの」を否定をする人間は「間違っている」からだ。間違っている人間の論など学ぶ必要はなく、そもそも間違っているのだから否定する手間すら無用であり、よってそれについて考える必要など全くない。盲信したその思想を同じ思想を共有する仲間との間で純度を高めるだけでよいのである。

 そして盲信派がその社会の多数派を占めたあるいは権力を得たとき、盲信していない人はどう扱われただろうか。

オウム真理教の教義を盲信した教徒達は、彼らの聖域においてその教義に疑義を挟んだ人間をどうしたか?
太平洋戦争中に戦争の勝利を疑った国民は、何と呼ばれてどう扱われたか?
文化大革命はなにをしたのか?
スターリンの粛正は?
十字軍は?

 我々は幾多の歴史上の事実からそれを学ぶことが出来るのである。

 かつて歴史の中で共産主義という思想が一群の国家を形成していた時代があった。
共産主義絶対という思想の統制のもとその国家群の辿った歴史の流れは、どこの歴史書にも記されている。
 テロ宗教集団として日本国内はおろか世界に衝撃を与えたオウム真理教も、その全盛時に相当の権勢を誇っていた。
だが教祖と教義を絶対視し、盲信の果てに彼らが行き着いた先がどこだったのかを我々は知っている。

 盲信は進歩を見過ごし改善を否定しその場に留まることで思考を停止する安楽を提供するものだ。
真の進歩、革新は、相対する複数の思想・概念を統廃合した混沌のエッセンスの中にこそ含まれているのではないか?
単純に相手の論を否定する否定のための否定、それを可能にする盲信は、社会の進歩をその場に引き留める鉄鎖であることを私たちは強く自覚しなければならないのである。






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Last updated  May 17, 2005 01:26:36 AM
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