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還暦雲巣管理人独言(還暦を過ぎたウエブマスターの独り言)

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ギオン@れをん

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Oct 30, 2010
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カテゴリ:きわめて私的な事

 平成6年11月3日がお袋の命日、今年で17回忌を迎える事に

なる、ヨメもパートに出るようになってから、お寺さんの月命日の

お参りを断っている、法事の時にしかお参りがない、11月3日は

お寺の報恩講という行事で、法事ごとは前でという事で、明日の1

0時から自宅で行う。


 16年前の5月のゴールデンウイークが済んだ頃に、お袋の喉の

辺りがはれだしてきて、幾つかの病院へ行くが原因が分からない、

ただその前年に腸のポリープの手術、そのポリープに癌細胞があっ

た、この事はオレと上の妹2人だけの秘密でもあった、だからオレ

はヨメにもそれをいう事はなかった、但し手術は成功、翌年の1月

には退院、自宅療養を経て、3月には床上げも終わり、桜が咲く頃

には、オヤジと連れ立って花見に行くまで回復していた矢先である、

喉がはれだしてきた時には癌の移転、嫌な事が頭を掠めていて、5

月末の精密検査で咽頭部の腫瘍が原因という事が判明した、直ぐに

腸の手術をした同じ病院に入院、主治医も同じ先生、お袋はこの主

治医の先生に絶対的な信頼を寄せていた、そしてこの主治医の先生

も高齢のオヤジが前回の腸の手術の時に大いに動揺し、オレはその

頃52歳、バブルがはじけて久しいが、会社は順調、銀行の親睦会

の会長、京都布帛製品工業組合の理事長に就任、一番自信に満ち溢

れていた時代、そういう事もあってかお袋の病状に関してオヤジで

はなく、長男でもあるオレに報告と相談、前回の腸の手術の後、「

腸の手術に関してはパーフェクト、ただ取り去った腸の腫瘍には結

核菌と癌細胞、この事をお母さんとお父さんに告知されるかどうか

の全てをあなたにお任せします」、完全にオレに下駄を預けられた、

そこでお袋とオヤジには癌細胞の事は話さないことに決断。


 2度目の入院の前日に、前回の入院の時には、「手術が終われば

お見舞いに来る人もあるから」、といって長年の行きつけの美容院

で髪の毛をセット、「美容院へは?」、というと、声は出さずに、

「もう、いい」、といわんばかりに手を横に振る、お袋には今回の

入院は、もう2度とは家に戻れない予感、ある種の覚悟のようなも

のが感じられ、「何かあたら、お父ちゃんを頼むわね」、これだけ

言って入院、手術をする、その後主治医の先生がオレと会いたがっ

ているという伝言、仕事の合間を縫って主治医の先生と面会、この

主治医の先生極めて冷静で、穏やかで、やさしい話し方、お袋が絶

大の信頼を寄せている気持ちも理解、したがってオレもお袋と同じ

ように大きな信頼を寄せるようになっていた、「全ての咽頭部の癌

細胞切除にベストを尽くしました、ただ残念な事に頚動脈にへばり

ついている癌細胞をとるために、頚動脈を破る寸前までトライしま

したが、取れませんでした、ゴメンなさい、癌細胞を検査すると転

移のスピードの速い、凶暴なタイプの癌細胞で、今後の治療方法と

しては抗癌剤療法とコバルト療法の2つがあります」、オレは何人

かの抗癌剤療法をした人の話を聞いたことがあった、口をそろえて

いう事は、「肉体的な苦痛はともかく、うつうっとし湛え難い気持

ち、これが嫌だった」、そんなことを思い浮かべながら、「先生、

抗癌剤療法の時の助かる可能性は?」、「何%と数字で答えること

は出来ませんが、低いと思います」、「先生、時間をかけても結論

が出るとは思いません、数分だけ待ってください」、「いいですよ

」、喫煙所へ行ってタバコに火をつける、頭の中は抗癌剤療法とコ

バルト療法がグルグル回っている、タバコはどんどん減っていく、

吸い終わるまでに結論を、「ザ・ベスト・オブ・ザ・ワースト」、

最悪の中の最良の選択、お袋の苦しみの少ないほうを選ぼう、「

先生、コバルト療法をお願いします」、「分りました、5回ほど

コバルトを照射しましょう」。


 結局、間隔をあけて5回コバルトを照射する、5回のコバルト

照射が終わると、その後は点滴をしながらベッドに寝ているだけ

である、お見舞いに行ったり、時折病院に泊まる事もあった、オ

レの顔を見ると、「帰れ、帰れ」、といつも手で追いやるような

仕草、「病院になど来ないで仕事せえ」、2回の入院生活で、怖

い、苦しい、痛い、辛いなどとたったの一言もいう事がなかった、

しかしコバルト照射のセイだろうが、胸の辺りがどす黒くケロイ

ドのようにただれているのを見た時に、思わず息を呑んだ、7月

の末に、「家に帰りたい」、それを主治医の先生に取り次ぐと、

「それも良いでしょう」、夏の暑い時期に家に戻る、勿論、家で

は点滴も出来ない、ホンの少しジュース類を飲むだけで、後はお

茶と水だけ、家での1ケ月、ただ布団に寝ているだけ、8月の終

わりの頃に、「先生の顔が見たくなった」、という事で病院へ戻

る事になる、自宅での1ケ月間、点滴もなし、食事もせず、身体

には栄養になるものは何も入れず、この簡易は癌細胞もじっと静

かに大人しくしていた、病院に戻ると点滴が始まる、この点滴で

癌細胞も元気になり暴れだす、10月の入ると下血、吐血が始ま

る、そのたびに家族や親戚が病院に駆けつける、10月21日は

オレの結婚記念日、ヨメと食事をしている時に娘から電話、「お

ばあちゃんが危ない」、タクシーで直ぐに病院へ駆けつけるが、

応急手当も済んですやすやと寝息を立てている、「お袋、もう充

分戦った、もうエエよ」、オレに出来る事は早く楽になるのを願

うばかり、その数日後主治医の先生から話がある、「今、お母さ

んは、変な言い方ですが、理想的な形で死に近づかれています、

この状態で延命治療を継続すると、この状態が長く続く事が予想

されます、延命治療を中断すると痛いことも、苦しい事もなく、

枯れ木が音もなく朽ち果てるように、ローソクの火が消えるよう

な穏やかな最後を迎えられると思います」、11月1日点滴の栄

養剤から食塩水への切り替えをお願いする、11月2日午後3時、

79歳にて没。


 オレも幼稚園の頃に祖母を亡くし、依頼久し振りの身内での葬

儀、初めての葬儀のようなもの、オヤジの心労がきつく、告別式

を無事に終えられるかが心配、初めての葬儀で、全てを差配、オ

ヤジはお袋よりも8歳年上、お袋の葬儀の一部始終をオレにして

は珍しく、一部始終を書き留める、間もなく16年を迎えようと

している、癌の告知、抗癌剤療法かコバルト療法の選択、延命治

療継続の決断、幾つかの大きな、重たい決断を迫られた、今同じ

決断ができるかどうかは定かではない、しかし当時に決断した事

に揺るがぬ自信を持っている。

■「今日の言葉」■

「 さっさと実行しないと怠け心が

             やる気を削いでいく」

              (自然社・平成22年・新生活標語より)





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Last updated  Oct 30, 2010 09:28:04 PM
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