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カテゴリ:PS3ソフト
あまり拷問器具の記述は少ないとはいえこの手の西洋史に嗜好的に興味を持ったのはやはり澁澤龍彦氏の著書なわけで、「世界悪女物語」あたりは今でもたまにページを開いたりもする。 中世暗黒時代のゴシック的ばデザインは確かに興味のある事象だしあり隠微な美しさもあるのだが、さすがにキリストの教えをその深遠な部分まで理解しきれない倭人である私はあまりそのスタイルと思想を軽率に取り上げる事はしなかった。 なもんで、10月29日にセガから発売されるゲーム「BAYONETTA」の体験版をやってると、その開き直りっぷりに笑いが止まらなかった。中世拷問器具たら、ヨハネの黙示録の天使のラッパたら、ジャンヌダルクたらのメタファーがなぜかJAZZYな音楽と共にばらばらと現れ、淫猥な眼鏡お姉さんが華麗に飛んだり跳ねたりしながら、ここでまたなぜだかイギリスの古い民謡「スカボロウ・フェア」の名を抱いた、これまたなぜか明らかにアメリカレミントン社製のデリンジャーをベースにした銃を両手両足に構えて弾丸をばら撒き、あたり一面に肉塊をばら撒いていくという、時代考証も地理的考証もなにもあったもんじゃねぇ・・・(笑)というゲームデザインの、もはやヤケクソともいれる開き直りっぷりに逆に感心してしまったわけです。 クリエイターの方たちは多分、時代考証も地理的考証も知らん!要は自分たちが「かっかっちょええ!」と思うメタファーを全部ぶち込んで爽快アクションゲーム作ってみましたワッハッハ。 というノリであったのだろうと思う。 それなりのオッサンである私なので、スピーディーな動きになかなか動体視力が追いつかなくてクラクラしながらのプレイだったのだが(この手のゲームはしっかり動きが見たい人のためにスロースピードモードがあると有難い)、時々指示が出るコマンド(△+○)を旨く押せたりすると、いきなりギロチンがどっかーんと降ってきて、ベヨネッタ姉さんが 「おらっおらっおらっ」 と背中を蹴り上げながらギロチン台に誘導したり、「鉄の処女」らしき拷問具が現れて敵さんをそこに放り込んでミンチ状にする演出は、なかなか刺激的で楽しい。 ボタン一個でクリアできるビギナーモードもあるらしいのでちょっと買ってみてその演出のはっちゃけぶりを最後まで見てみようかと思ったりしております。 あっ、最後の1撃って時にクライマックスボタン(□)押すとベヨネッタお姉さまの黒いスーツが脱げてうはー!!!ってなります(笑) このシーン見ながらキューティーハニーの変身シーンを思い出した貴方は立派なおっさんです。 友達になってください(笑) ∞クライマックスアクション BAYONETTAは10月29日、PS3とXBOX360で発売です。 なんかコアゲーマーなゲームブログではXBOX360作ってからPS3に移植したからPS3が劣化とかどっちが売れるとか、相変わらず不毛な話題に終始しているようですが、このクール(死語)なはっちゃけっぷりを体験したい方はお持ちのゲーム機でどうぞ。 PS3:BAYONETTA(ベヨネッタ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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