大人のPS3

うーむ次のミッションは街の端か・・・
このビルの門を回って、この通りをまっすぐ・・・・
えーいメンドクサイ！
このビル登ってまっすぐ突進じゃあ
うわっ屋上に敵いっぱいいるじゃないか！
ショックウェーブ（衝撃波みたいなのを前方に出せる）で一掃じゃ！ちゅどーん。
ショックグレネード（電気の手榴弾みたいなの）ばら撒きながら隣のビルに大ジャーンプ！
うーん次のビルはちと遠い。
いったん地上に降りるか・・・でも地上にも敵がいっぱい固まってるなぁ。
よーしサンダードローップ！（着地点周辺が爆発し、人やら車がふっとんだりする技。）
どーーーん。
うひゃあすげー。車も人もふっとんだー。

とアホになれる箱庭ゲーム「infamous」が「infamous 悪名高き男」というタイトルで日本版が発売されています。





箱庭ゲームというとGTA（グランドセフトオート）が有名ですが、GTAは街のチンピラがおつかいをこなすうちに大物へと成り上がるゲーム。
このinfamousはミッションをこなすとそのエリアの治安が回復し敵がでてこない安全なエリアになったり、停電している街に電気が灯りだしたりというエリア攻略的なシステムもあってストーリー進めながら面攻略していくような感覚も同時に味わえます。
ミッションも
・ステルスミッション（運び屋を尾行して行き先をみつける）
・人質救出ミッション（一般人を殺さず敵だけを殲滅する）
・時間制限ミッション（屋上のスポットライトを過充電して潰して回る）
等々多彩なミッションがありなかなかバラエティに富んでおります。

　主人公を操作する感覚はかなり秀逸で、ジャンプするともっとも身近なつかまれる出っ張りや、ロープにすこし吸い寄せられるような調整がしてあるので、例えば200mのビルの屋上から飛び降りて地上30mぐらいの所にはってあるロープの上に、ふわっ！という感じで降り立つ事みたいな離れ業を比較的簡単に決めれます。
　この操作感は是非とも味わって欲しい気持ちよさ。
「うひゃー・・・落ちる！死ぬ！・・・おっ！おおっ！」
という高所恐怖症殺しな背筋ゾクゾク感を常に味わいながら目的地に向かって一
直線に街を飛びまわれます。

　おしゃれなバックパックを抱えた自転車メッセンジャーである主人公コールがある日依頼された荷物を届けていると突然大爆発。
気づくと、あたりは廃墟と化し、自分は電気を蓄える超能力者になってた。
広大でシームレスなエンパイヤーシティを舞台に、街の秩序を回復しながらコールは自分の身に起きた謎を解明していく。

　といったベースとなる大きなストーリがあるので箱庭ゲームの陥りがちな「おつかいゲーム」感があまりなくストーリを進めていく感じの方が強いうえ、レベルアップこそないのですが、ゲームが進むにつれ新しいスキルを覚え、そしてそれが強化されていくというそのバランスがすばらしく、終盤になればなるほどきっとすごい事になるだろう、「ド派手電撃一掃大爆発」見たさになかなか止める機会を見つけれません。





　このゲームエンディングを迎えてもそれで終わりはありませぬ。実は主人公にはカルマメーターなるものがあり。ミッションの最中または至る所で「善の行い」をとるか「悪の行い」をとるかの判断が求められます。
道に倒れている一般人に電撃を浴びせて治療するか、自分のエネルギーの為に吸命して絶命にいたらせるかで、自分のカルマメーターは善の方向または悪の方向に振れるだけでなく、

・敵に警察署が襲われている。
→真っ先に飛び込んで敵と戦う＝善の行い
→両方が疲弊するのをまってから戦いに参加する＝悪の行い

・給水塔に毒を混入している機械をとりのぞけ。
→一気に機械をぶっ壊す＝善の行い
→機械を過充電飽和させるが毒は混入してしまう。＝悪の行い

とポイントポイントで自分の行いに判断が求められ、それによってグラフィック（善なら青い電撃、悪なら赤い電撃）や、習得できるスキルや、街のNPCの反応までガラッと変わってきます。

つまり、善モードで一回クリアしてもそのまま悪モードの傍若無人ヒーローでもう1回楽しめるというわけですね。

コレクターアイテム収集（爆発の破片収集すると自分のパワー蓄積量を増やせる）しながら善と悪それぞれでクリアするとプレイ時間が50時間以上になりそうな大作です。

日本では何かと話題の「ベヨネッタ」と同日発売なのでちょっと目立ってないですが、これは中々の隠れた名作。
SCEソフトなので、金額もお安く5000円程度。

おしゃれなメッセンジャーバックを抱えた主人公コールは姿形も声までも、私の好きな俳優
ジェイソン・ステイサムにそっくりなのも素敵
これはおすすめよん。

うふ（笑）


【PS3】 INFAMOUS ～悪名高き男～ BCJS-30037


トランスポーター / ジェイスン・ステイサム