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柊と『星の王子さま』との出会いは中学生のときでした。 好きな先生がいて(但し女の先生です!)、その先生の図書カードを ふとみたら『星の王子さま』を借りられていた…というわけです。 「先生はどんな本を読んでるんだろう…」という興味から 最初はこの本に惹かれたんでした。 柊が持っているのは岩波書店発行の内藤 濯さん訳のものです。 文章は横書きで、“オリジナル版”と銘打たれています。 今は日本での著作権が2005年1月に切れたことで、どんどん新訳本が 書店に並び、びっくりしてしまいます☆ 新訳の読み比べなどしてみたい…!と思いつつ。 でも先ず最初に手が伸びたのは“旧訳”と言われるようになってしまった 内藤さん訳のものです。 やっぱり初心にかえってから、なんて思っちゃうんですね(笑) 子供と大人の間にはきっかりとした境界線が引かれているんだろうか…? そんなことを思いながら読みました。 王子さまの 「まるで、おとなみたいな口のききようをする人だな!」という台詞を読んで “どきり”としてしまう自分は、子供の心を忘れてしまったんじゃないかって 怖くて哀しい気持ちになりました。 はっきりした境界線など見えないが故に、 知らず知らず“こちら側”に来てしまった…そんな怖さを感じてしまいました。 物語冒頭にある献辞にこうあります。 おとなは、だれも、はじめは子供だった。 (しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。) 子供の頃の気持ちを忘れたくない、と願う人はたくさんいると思うのに それが叶えられないのは何故なのかなあ…なんて考えてしまいました。 『星の王子さま』を最後まで読んだ人にとって、 夜空に浮かぶ星は特別なものとして、その目に映る筈。 そんな心をいつまでも忘れたくない。手放したくないのに。 物語の終わりは寂しくて、やっぱりほろほろ涙が出てきてしまいました。 図書館からリクエストしていた本がどーん、と来ました。 綾辻さんの『びっくり館の殺人』は期限に間に合わず延長… 辻村深月さんの本が三冊も来ました!どれから読もうか迷います。 ああ、畠中恵さんの若だんなのシリーズもやってきました。 これはほっとしているときに読みたい…☆ 米澤穂信さんの本も。 高校の文化祭が物語の舞台になっているので…楽しみ! それから本屋さんで、新刊も買ってしまいました。 恩田陸さんの『黒と茶の幻想』(上・下) 講談社文庫がやっと手元に~。 発売が延期されて以来、なんだかんだと1年待った気がするんですけど。 手に入ったならすべてよし。 早く、再読したい。再読したい。再読したい~。 それから夏に映画公開が控えているル=グウィンの『ゲド戦記』、 第一巻目の「影との戦い」を購入しました。 装丁が変わり、ソフトカバー版で発売されたので、 手にとって読みやすいかな、と。 (本音を言えば、文庫版で出てくれると一番嬉しかったりするんですが。 もしかして、ありうる?) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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