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アンソロジー集『コイノカオリ』に収録されている「日をつなぐ」という作品がすごく好きで、 それを書かれた宮下奈都さんの本が出ることがあったら是非読みたい!と思ってました。 「日をつなぐ」は短編だったけどこの『スコーレNo.4』は連作風の長編です。 そのせいかな…「日をつなぐ」を読んだときよりもかなり饒舌という印象を受けました。 「この文章、いいな。」という余韻をゆっくり味わうまもなく、 更に更に言葉が紡ぎ出されている様な…? もう少しシンプルであっても充分伝わってくるように思う…なんて。 エラソウですね。すみませんm(__)m 「No.3」「No.4」の最後の二章が良かったです。 主人公が仕事や、人間関係・家族と自分の中で感じている温度の低さとの間で 戸惑ったり、諦めたり、或いはぽっと未来を感じたりする心の動きにとても共感できたから。 次はまた宮下さんの短編を読んでみたいな…なんて思います。 それにしても、この本は装丁でちょっと損をしていないかなあ…。 柊が感じてる、宮下さんの(もしくはこの本の内容の)イメージにあってない気がする…。 何だかもったいないなあなんて思っちゃってます。 古本屋さんで新潮クレスト・ブックスが105円で売っていたので衝動買い。 イアン・マキューアンの『愛の続き』。 前半~中盤と「退屈だ…」と思っていた『アムステルダム』。 後半のどんでん返し!にどかんと衝撃を受けた記憶がまだ新しく… イアン・マキューアンの作品を再び手にしてしまいました。 あとルイス・セプルベダの『カモメに飛ぶことを教えた猫』(こちらも105円) 名作!と聞いたので。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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