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怪談めいたお話が好きだし、最近ミステリーを読んでなかったし… おまけに巻末に寄せられている金原瑞人さんの解説がすごく巧みで吸い寄せられるように読んでしまいました。 ただ・・想像していたより物語が怖くなかったのはもとがライトノベルだからかしら。 陰惨なシーンが描かれていてもどろどろした怖さがないのは文体が軽いからでしょうね。 怖がりなくせに「もっと怖いのが読みたい」なんて矛盾しているなあ(笑) 謎ときもあっさりしていますが、それでも作品に好印象を持ってしまうのは登場人物たちが魅力的だからかな 探偵役のヴィクトリカがすごくいいです。 ものすごい美少女なのに老婆のような声をしているなんて…神秘的過ぎるっ。 ワトソン役にあたる留学生、久城くんの振り回されっぷりも素敵。 二人の掛け合いには思わず笑っちゃうし、微笑ましくてほっこりした気分になっちゃいます。 面白かったので、柊の娘たちにも薦めてみよう…。 11月にはシリーズ2冊目が刊行済み、1月には3冊目が刊行予定。 ライトノベル版の表紙はとっても可愛らしいし、作品の雰囲気にぴったりくるんだけど 柊の年齢では(購入するのに)抵抗が…。 こんなふうに大人にも手に取りやすい形で、新装版として刊行されるとすごく助かります(笑) 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 前世紀初頭、ヨーロッパの小国ソヴュール。極東の島国から留学した久城一弥は、聖マルグリット学園の図書館塔で奇妙な美少女・ヴィクトリカと出会った。彼女の頭脳は学園の難事件を次々解決してゆくが、ある日ヴィクトリカと一弥は豪華客船に招待され、そこで本物の殺人事件に遭遇してしまう。やがて彼ら自身に危機が迫ったとき、ヴィクトリカは─!?直木賞作家が贈る、キュートでダークなミステリ・シリーズ。 柊の読書メーターは→こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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