テーマ:映画館で観た映画(8570)
カテゴリ:読んで(観て)みました。
すごい、親子である。 ペニチオ・デル・トロとアンソニー・ホプキンスの顔合わせ。 物語が佳境に入ってくると、アンソニー・ホプキンスに代われる配役は考えられないことを実感する。 そこに立って存在し、相手をじっと見つめるだけでぞわりとした感覚が襲ってくるのは 過去にレクター博士を演じていたから、だけじゃないと思うんだけどやっぱり怖い。 演技派デル・トロと対峙して、彼を息子と呼び、手玉に取ってしまえる俳優なんてそうそういるものではないと思う。 対するデル・トロは紳士な役柄なのだけど、傷を負って以降はそうもいっていられない。 変身する場面もさることながら、殺戮シーンの凄まじさときたら言葉を失う。 おかげで何気ないシーンにもびくつくことになり… 月の光が人体に影響を及ぼす、その光が人を獣に変えるという発想は 一見ロマンチックなものに思えて好きなのだけど、いやはや実態は血腥い。 それでも「月」というモチーフにはどういうわけか心惹かれてしまうのですよね。 不思議です。 ヒロイン、グエンを演じたエミリー・プラント、警部を演じたヒューゴ・ウィービングも主役二人に負けない好演でした。 狼男…幾度となく映画化されているのだけど、それだけ魅力ある題材ということなんだろうな~。 いやいや、しかし凄まじかったです。 *映画の公式HPは→こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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