テーマ:映画館で観た映画(8570)
カテゴリ:読んで(観て)みました。
この映画の予告編をテレビで観た双子の娘たちが 「どうして双子の出てくる物語って片方が死んじゃう話ばかりなんだろうね…。」と 呟いたのでどきりとしました。 世の中には様々な人との繋がり方があるけれど、双子の場合生まれる以前から 一緒だから“特別“な絆があるように周りも感じているのじゃないかな。 特別に強い絆、という意識があるから「もし傍にいなくなったら」という想像から 掻き立てられる不安感は並みのものじゃないようです。 親の立場からそんな二人の繋がりを見るのは、心強くもあるし不安でもあります。 学校行事で初めて外泊することになった時、 そう言えば二人は親と離れることよりも、姉妹二人が別々の部屋に寝なければ ならないことに不安を訴えていたっけ…。 そんなわけで、双子の兄弟のエピソードにはつい娘たちの存在を重ね合わせてしまって 平静ではいられませんでした…。 兄の言葉も、弟の切実な気持ちも、真っ正直なものに感じてしまいました。 映画全体の印象としては…これまでのイーストウッド監督の作品に比べると 正直散漫な感じが拭えません。 死後の世界があるのかどうか。 臨死体験が人に何を残すのか。 死者の声を聞くこと、それを伝えることがどういう結果をもたらすのか。 想像の域を出ないところのテーマであるだけに、観る側に委ねられる部分が大きいように思います。 大切な人を喪ったときに人は初めて死と死んだ後の世界について考えます。 死後の世界を思うって要はその大切な人といつまでも繋がっていたいと願うことじゃないかと思います。 現実より幸せな世界があって欲しい、いつか再会出来る場所があって欲しい。 特定の宗教の教えとは全く関係なく、ね。 柊は今はそう思っています。 死後の世界のことって…誰かから「こうなんだ」って教えられることじゃなく 自分で「こうなんじゃないか」って考え、納得するものじゃないかと思いました。 *映画の公式HPは→こちら 『帰天城の謎 TRICK-青春編-』はやみねかおる著 読みました。 「中学生時代の山田奈緒子!?」「はやみねかおるさんの新刊!?」というので 読んでみました。 あはは。笑える。 台詞が、ナレーションが、仲間由紀恵さんの声に聴こえる。不思議! ボケ加減やノリがドラマの雰囲気そのままです。 映像化して欲しいっ!けど山田が中学生時代のお話なのでさすがに無理か。残念。 娘たちにも回し読みして一緒に楽しみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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