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社会科指導法の授業は、「公民的資質」についての学生の研究発表だった。このグループはぼ
くの本を読んで、ぼくの「関係力」概念を「公民的資質」とを結びつけて解説してくれてい た。そのこと自体感謝である上に、「関係力」概念は関係創出能力のみならず、関係引き込み 能力も両方含むものであることを強調してくれているほか、パルカルの考える葦を「弱さ」の 代表として見るべきではなく、踏みつけられても踏みつけられてもなおはびこる「強さ」のイ メージャリをもつものとしても理解されており、よくそこまで読みこんでくれたものだと感心 した。 この授業が終わったら、ずっと待っていた李東源くんが教卓に現れて驚いた。カナダから入国 していることは知っていたんだが、明日来るように伝えてあったのだ。しかし、今日にこやか に現れて、握手して初対面を喜び合った。 夜のSS(センゼミ)にも出させて、大学院受験生に引き合わせるつもりだったが、彼はそのま まSSを最後まで通して、席に着いていた。 SSはいつになく読み進んで、センの思想がいよいよ鮮明に表明されてきているので、ますます 興味が沸いてきた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.04.29 17:43:54
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