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異国に来て、母国のようにことがうまく運ばないからと言って、怒ってはダメ、と母国にいたころから肝に銘じていた。ところがどうしても怒っちゃうのが商取引である。それは言うまい。新ためて肝に銘じよう。どうしても、母国を引き合いに出さざるを得ないからである。嫌われるだけである。 本日、最後のトラブルのもとであった外付けDVDデッキも、無事接続てきたので、懸案の教室の基本的設備が整った。後はホームページを作成して、ネット上でも宣伝することである。17日にシルク・トレードのことで、コンケーン県に行って、絹工場の見学と見本を購入することを残している。 <その他に、今月は25日に、Nさん一族に招かれて(Nさんの夫のヒアさんとニックも)、亡きご母堂の法事をしに、ご母堂の生地に行くことになっている。その後連絡がないが大本教授の招待・会食と、28日から30日までのマレーシア・ランクワィ島におけるミニ国際会議が日程にある> ぼくがこつこつと生徒とシルク関係者を迎えるために、庭を整備している。とりわけ、池の成魚(一匹だけになってしまった)、子魚、稚魚を倦まずたゆまず眺めている。子魚は少なくとも5匹確認している。稚魚は数を数えることができない。その稚魚も2段階に分かれていて、まだ胎盤をつけたままかと思うくらい小さいものから、大きくなって、子魚へと形態変化をとげようとしているものまで、無数に泳いでいる。毎日、飽きない。そのぼくのために、Nさんが木材の材質むき出しの無塗装の椅子を買ってきた。時間もかまわずに眺めているので、かわいらしい時計を3個も買ってきた。時間を無駄にするなという暗示か?キュート系のものはぜんぶNさんの趣味である。朝、起きるとすぐに庭に出て、二つのテンプルにコップを洗って、新しい水を備えるのが日課になっている。 水道代が馬鹿高い。工場並みである。というので、水道会社に車を飛ばして掛け合った。どこかに水漏れがあるのだろう、村の管理事務所に相談しろ、という返事で、管理事務所に取って返したら、今とても忙しい、明日の正午に行って点検する。それまで水を使うな。この指示を受けて、Nさんはいくつも巨大なバケツを買い込んできた。惜しげもなくそんなものにお金をかける人である。そして、たちまちバケツ全部に水を貯めてしまった。 ぼくの書斎のA/Cが作動しない。扇風機で凌いだ。Nさんのお姉さんのノイさんに相談したら、まもなく機械職人(メカニックス)が3人もやってきて、あっという間に直した(直したというか・・・ただ埃を払っただけ)。3人など必要なかった。そのうち一人が、大きな脚立を書斎(階上)に運んだりしてくれた。それで「ただ」だった。拍子抜けしたが、あまりにも申し訳ない、日本だと熱いお茶を煎れるところだが、Nさんは冷たいミネラル水を振舞った。メカニックスは律儀に全部水を飲んでいった。そういうのが礼儀なのだろうか?彼女の思いつきで、ぼくが何かの折に使えるといいと思って日本手ぬぐいのきれいなやつを数点持っていったので、それを職人の一人に上げた。どうせなら3人に上げればいいものをと思ったが、それも異国の慣例に倣うことにした。この3人のメカニックスは、ノイさんのうちに出入りしていて、最近ノイさんがなんと3台もA/Cをまとめ買いしたので、義理を立てたのだという。 Nさんの友人たち(わりと遠いところを何かとやってきて手伝ってくれる)にもお世話になっているが、Nさんの夫のヒアさんも巻き込んで、学校と絹商いの準備に余念のない日々である。 【PS あ 忘れるところだった お手伝いさんが やってきて掃除をしたり ぼくの衣類やシーツなど洗濯してアイロンまでかけてくれる ほんとに感謝感謝】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.07.15 22:23:08
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