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![]() 今朝から、風邪を引いたらしく、ぼくは体の節々が痛く熱っぽい。 ニックは「ママー ぼく レイジィ」と訴えたので、ナンナさんは姉のノイさんにその旨言うと、あっさり「OK OK スティ ウィズ アス オンリィ ワンデイ」と許可が出たので、二人は遅く出勤してきた。見ると、ニックは「レイジィ」どころかすこぶる元気である。ぼくは、親(ノイさんも含む)と子どもの両方の気持ちが分かる。ニックは親が緊張しているのだから学校をサボりたい、親の方はこの洪水の危機の時に、親子ともに時を過ごしたい、これである。なお、おばに過ぎないノイさんがなぜ決定権を持っているのか、未だによく分からないのであるが、ニックの親は誰なのかこの一族の間では、どうでもいいのである、みんなが親なのであると理解?している。 洪水被災に関して、ボランティア団体が活発化している。ある団体は5人一組のチームを作って、バンコク都を囲む地域をグリットに分割して、「虱潰し」に派遣しているという。この団体は被災者誰一人として「一人にしておかない」と豪語している。「一人にしておかない」というのは、こちらの人々の言葉らしく、ナンナさんがよくぼくにその言葉を発する。 そのボランティアの一つで、マッサージ師たちが被災者の疲れを癒すために、自発的にマッサージサービスをやっている。写真がそうである。これがタイ式マッサージの典型的な風景である。ナンナさんは、込み上げてくる感動の涙をこらえて、言った。「テレビで見た ある人がインタビューで 『自分の家が水に浸かっていても 他に自分の手を必要とされれば そちらに助けに行く』と言っていた」と。ぼくも、タイ式マッサージの愛好家なので、この写真の風景にふとこみ上げてきたものである。 洪水がバンコク都を襲う頃、現首相インラックさんと前首相アプシットさんが並んで、国難に当たることを誓い、一緒に救援作業をしている光景をTVや新聞に掲載された。この点、日本の民主党と自民党との大変な違いである。しかし、プエタイ(インラック派)党と民主党(アプシット派)とが馴れ合うというのではない。アプシット前首相は、現政権の洪水対策を批判して、「洪水を過小評価しているのではないか ただちに戒厳令を発令すべきである だいたい舟を何百艘も並べてスクリューで水を必要な方向にリリースするなんて まったくの時間の無駄である」と。失礼だが、噴出してしまった。ぼくも、あれはどんな意味があるのかなあという疑問をこのブログで呈したばかりである。 ![]() バンコクポスト紙は、今朝にヘッドラインで、「バンコク都は依然危険」とあった。どうか、日本の皆さまにも多端のおりから、恐縮ですが、下記にいささかでも送金くださればうれしいです。3.11に対して、タイ政府(アプシット政権)にもご支援いただいたのですが、実は、いたるところで無数に、民間人が募金に決起してくれました。大げさでなく、文字通り、いたるところいたる職場で募金活動が行われ、お金が日本に送られました。当時、日本にたくさんのタイ人がおりました。多くの方々は帰国されたと聞きます。でも、タイ人が日本に寄金をしたのは、こういう同胞への支援の意味も含まれていたのではないでしょうか。今、在タイ企業はほぼ全滅状態です。名のある大企業がほとんど工場やオフィスとタイ国に持っています。企業は大丈夫ですが、その元で働いているタイ人労働者が失業の危機に瀕しています。ご支援ください。 在日タイ大使館の義捐金受付について http://www.thaiembassy.jp/rte1/index.php?option=com_content&view=article&id=641:2011-10-14-07-48-35&catid=68:press-release&Itemid=286 ここに日本語で書いてあります。 【追伸:ゴーさんと仲間によって、大きな洗濯機に脚が付いた。熱が38.5度ある】 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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