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関係力(相対性)経済学RELATIVITY ECONOMICS

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2012.05.20
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常日頃Nさんから、ナムもニックも興奮して周囲に日本のすばらしさを語っていると報告を受けていた。でも、Nさんの脚色が入っているのだろうとぼくは、いくらか割り引いてNさんの報告を聞いていた。

昨日、法事の後、ノイさん宅でくつろいでいた。訪日団(5月4日~14日)が一堂に会したのは、帰国後初めてだった。そして目の当たりにしたのである。親戚の何人もいるダイニングキッチンである。Nさんを筆頭に、ニック、ナムの興奮ぶりは帰国6日目にしても冷めやらぬ様子であった。タイ人はもともと言語の性格からだろうか、タイ人の性格からであろうか、大声で手振り顔振りを交えて話をする。ぼくがそこにいるあいだ中、自分の親たちや祖父、親戚の人々に日本での経験を、あたかも怒鳴り合っているように語ってかつ聞いていた。

ぼくはタイ語がわからない。でも、2年もいるんだから、少しは意味論的に(言語学的ではなく)分かる。彼らの口々から「ソワイマー アロイマー」(ほんっとに素敵=美しい ほんっとに美味しい)が何度出たことか。とくに親たちは、何度でも嬉しそうに笑いながら聞いている。ぼくも子供たちが小さいとき、遠足から帰ってきたとき、どんなに楽しかったかを何度でも聞きたいと思ったものである。きっと、タイランドの親たちもそうなのだろう。ポクさんの任地は遠隔にあるが、娘ナムが帰国したので、はるばる帰宅していたのである。

とくに、そのポクさんは、「東京ばな奈」をニックから取り上げるのにあの手この手を用いて、面白おかしくねだるものだから、爆笑に次ぐ爆笑。実は、大量に買い込んできた「東京ばな奈」は、なぜかすべてニックの所有に帰しているからである。ニックもそれをシェアしなければならないものと思っているので、悲しそうな顔(わざと大げさに演じている節がある)して、しぶしぶ分けている。分け与えた後は、みんなが美味しいと言って食べてくれるものだから、幸せそうにしている。

今朝、日曜日、母親と出勤してきて、ニックが朝食の食卓につきながら、うっとりとした目で(これ大げさではない。ほんとにとろんとした目になる)、「ジップン(日本)フーズ アロイマー」と言って、もち米のご飯を握ってその中に鳥肉をぎゅーぎゅーに詰め込んで、「おにぎりぃ~」と言ってぱくついている。タイ米では握れない。もち米のご飯でないといけない。彼らは日本に行って、コンビニのおにぎりに目覚めた。とくにビニール袋を外して、手品のように海苔巻きができるのに興奮を覚えた。ナムもタラコのおにぎりを食べてこんな美味しい「すし」食べたことがないと言っていた。

ニックの学校は帰国の前日から始まっていた。新しいクラス(セカンダリースクールに進学)で彼だけが欠席していたので、先生がクラスに報告してくれたのだそうだ。ニックは帰国の翌日、疲れて学校に行きたくないと言ったので、一族はもっともなことだとそれを許した。開校3日目にニックは登校した。ニックはみんなからお土産をせびられた。今、ぼくの書斎で、写真を眺めながら、プロジェクト(宿題)に取り組んでいる。彼のディズニー・日本旅行の報告である。

彼らにかかると、日本のどんなものでも美しいと映るらしい。Nさんは、このような表現をどこへ行っても、どんな電話でも繰り返している。どういう話の流れかしらないけど、GRIPケララ社の総会に出て、パーティに呼ばれたことを必ず織り交ぜて、我が社を「日本のドリームチーム」と表現して紹介してくれる。

ここまで、日本が美化されると、ぼくの日本紹介が間違っていたかもと思いながらも、嬉しく、思わず襟を正したくなる。

そして、ニックの叔父、叔母、すなわちナムの両親が、ぼくが訪れる日の前日から、英作をして、合掌しながら、たどたどしくこう言ってくれた。「コイチアンクルゥ サンキュー ベリーマッチ フォー エヴェリシング」と。万感が込められていた。すっかり癒される瞬間であった。

なんどでもいう。この訪日団を陰陽に支援してくれた日本人のみなさん、ありがとう。





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Last updated  2012.05.21 00:58:57
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