テーマ:憎きアトピー(233)
カテゴリ:アトピーきっとよくなる!
食文化という言葉があります。
私は食生活こそ民族の文化であり伝統だと思います。 その民族の生きてきた足跡ですから歴史そのものと言ってもいいでしょう。 ですから例え他国に占領されようと、簡単に変えられるものではないはずです。 ところがあっさり変えてしまった国があったのです。 そうです。 残念ながら、それは私たちの国、日本です。 日本人は何千年も昔から穀物中でもお米を主食としてきました。 穀物を噛みしめるしっかりした顎、ゆっくりと消化する長い腸。 食べるものに適応するように身体も進化していったと思われます。 ところが突然食生活に変化が訪れました。 戦後です。 これも占領政策の一環だったのでしょうか? 穀物や野菜中心の食生活はパンにバター、牛乳、肉へと変わりました。 そう言えば私の小学生の頃の給食もパンに牛乳、脱脂粉乳なんてのもあったっけ? あの頃も確かにアトピーはありました。 でも小学校の高学年くらいで自然と治る子供の病気でした。 花粉症など聞いたこともありませんでした。 今日、アレルギーはもはや国民病と言われています。何らかのアレルギーのない方 の方が少ないようにさえ思われます。 この春ひどかった花粉症などは、どうしても花粉の方ばかりに目がいきがちですが、身体の内側にも目を向けるべきではないでしょうか? やはり日本人は、お米や野菜を中心とした“和食”を大事にすべきです。 私は、現代病と言われるアレルギーがこれほど増えた原因には“食生活の変化”が大きな位置を占めていると思います。 さらに“飽食の時代”と言われる“食べ過ぎ”も問題です。 食物は、消化管を通過する間に、消化・吸収され、栄養分は代謝を受け身体に使わ れ、残りかすは排泄されます。 この一連の作業が滞りなく行なわれることで身体はうまく働いてくれるわけです。 ところが消化しきれないほど食べるとどうなるでしょうか? 現代人の胃腸は、ストレスの影響で弱っていると言われます。 さらに顎が細くなり噛む力も劣っています。 また甘いものを食べるため、歯が悪い人も多いようです。 その上時間に追われているためか早食いの人も多い。 心当たりはありませんか? こんな状態で毎日ご馳走を食べているとどうなるでしょうか? それこそ腸の中は消化し切れない食物であふれてしまいます。 さらに便秘につながると、腸内細菌叢のバランスが崩れ、悪玉菌は毒素を生産しま す。 こうなると未消化のタンパク質どころではなく、様々な生活習慣病の原因にもなり かねません。 まずは和食中心に、さらに少食で、よく噛んでゆっくり食べることが大事です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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