|
カテゴリ:食
今、例えば東京都の小学5、6年生に一番食べたいものを聞くと、「ハンバーガー」や「ピザ」といった主にファーストフードとか洋食系のものが殆どだそうです。
つまり、この30年40年という短い間に、日本の食文化は一気に変わってしまった、ということですよね。 今日の毎日新聞にでていたんですが、農学博士で、常日頃から納豆の効用を説かれている小泉武夫氏は次のように述べておられます。 『 日本人が毎日、山のように肉を食って甘い物を食ったら必ずおかしくなる。民族には民族としてのDNA、つまり2000年3000年の長い生活文化の中で培われた物が遺伝子に組み込まれています。 日本人の腸がアングロサクソンよりも長いのは、質素な食生活をしてきたため、長くないと栄養吸収ができないからです。 (中略) みんな遺伝子として組み込まれているわけです。』 また、話は変わりますが、氏が言われるには、 『大豆の方が牛肉よりわずかながらたんぱく質が多い。みそは大豆でつくるから、みそ汁は肉汁です。』 加えて、『江戸時代、納豆はみそ汁の中に入れました。』 ということで、日本人の伝統に沿ったたんぱく質の摂り方が見えますよね。 つまり江戸時代の人のほうが、我々が肉から得ているよりもたくさんのたんぱく質を摂っていた、のかも知れないですよね。 ある本に書いてあったのですが、 『無肥料栽培で育てると野菜はじっくり育ち、味はよく、小ぶりだが老化も遅い』というのと、現代の、体格の大きくなった若者が対比してありました。 つまり、現代の若者は、『バランスの崩れた肥料』で促成栽培されている、というのです。 確かに、白内障とか脳血管障害などの、いわゆる以前成人病、今生活習慣病が青少年に起きているのも結構目にしますよね。 このような事実やお話を聞くと、小泉氏が言われているように、 『本当の食育とは食べる前に農があり、土があると教え、食べ物への敬い、食べ物を通じて行儀、礼儀を教えることです』 っていうのは、今の時代、私たちも含めて忘れ去られている大切なことだと思いませんか? なにしろ、いつどこでも24時間営業のスーパーへ買出しに出かければなんでも食べれる時代ですから…。 ともあれ、日本人にはやっぱり和食が一番! 胸を張って和食を美味しくいただきましょう。(ちょっと変かな。笑) 今日もご訪問いただき、ありがとうございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[食] カテゴリの最新記事
|
|