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「私の誕生日を祝ってほしい」
と言ったら。 「そうなんだよ。お祝いしなきゃと思ってんたんだ」 と答えてくれたのは。 そう。 「三股宣言」第三の候補に上がりそうで上がらなかった、夢見る天然先輩だ。 ↑イメージ図(参照 アンディ・ラウ) ということで。 本日お夕飯をごちそうになることになった。 わーいわーい。 会社の人に見つかるといろいろと面倒なので、駅で待ち合わせて。 向かったのは池袋。 行って見たい居酒屋があるのだそうな。 池袋の駅の地下を歩いていると。 私の目に留まったのは。 西武池袋本店の催し、「全国味の逸品会」のポスター。 ポスターに写っている料理が、リアルにおいしそう。 私につられて、先輩の足も止まる。 しばらく二人して、人の流れに逆らってポスターに見入っていた。 まるで、おもちゃ屋のウィンドウにかじりつく子供みたいに。 私「すごいおいしそうですね・・・」 先「やべーな」 ポスターの前で固まった足を、なんとか動かして前に進んだんだけど。 その行く手には西武の入り口が。 私「ちょっと見てみますか?」 先「ちょっと見てみるか」 ちょこっと覗くつもりで、7階の催し場まで行ったんだけど。 結果。 食べちゃいました~。 超たくさんおいしいものが並ぶ催し物展の中で。 数を絞るのは至難の業だった。 それでも閉店時間間際だし。 胃袋は一つだし。 そこで私たち(というよりは私)が選んだものは! 鳥つね自然洞の親子丼と、アイスモンスター氷館のマンゴー氷! めっちゃうまかった~ん。 私「鳥ってこんなにおいしいんですね!」 先「すご!これはやばすぎる」 二人で興奮して食べていました。 マンゴー氷も、すごいおいしかった。 私は大阪で食べたことあったんだけど、先輩は初めてだったらしい。 先「こんな食感は初めてだ」 結局おごってもらったにも関わらず、感謝までされちゃった。 きっかけは私だったから!? お腹が満たされてから、当初の予定通り居酒屋へ。 焼酎と日本酒を飲みました。 飲んでて気持ちがほぐれてくると。 いろんな話が飛び出てくる。 先「俺、伝統技術を守る、職人になりたいんだよね~」 デターーーーーーー! 先輩の夢見る発言。 私「前は仮面ライダーになりたいって言ってたじゃないですか!」 先「ほら、仮面ライダーはもうこの歳だしさ。伝統技術を守る職人のところに行って、『師匠!その技術を俺に継がせてください!』って言いたいんだよ」 私「はあ・・・」 そのほかにも飲食店やりたい、だとか、近所のおもちゃ屋さんになりたい、という話が出てきた。 先「思い出したよ、俺の最高の夢。おもちゃ屋さんやって、近所のガキ達にプラモデル作ったりしたりするのが夢だったんだ。いま思い出したよ。マオフイのおかげだ。ありがとう」 私「はあ・・・」 相変わらず夢見てます! 応援もできないけど、非難もしません。 頑張ってください、先輩。 前回一緒に飲んだときに、「友人の結婚祝いに、友人の家に行く」という話をしていたので。 その話を聞いてみた。 私「そういえば以前、友達の結婚祝いに行くのに、何お祝い持って行こうか迷ってましたよね。結局何もって行ったんですか?」 先「あれ、ごめん!?俺マオフイに結婚しようって言ってたか!?」 は? 大きな聞き違い。 酔ってる? 私「言ってないですよ。『お友達の結婚祝いは何を持って行ったんですか?』って聞いたんです」 俺「あ、ごめん。てっきり俺、マオフイに結婚しようって言っていたのかと思ったよ。・・・俺さ、マオフイに謝らなきゃいけないことがあるんだ」 私「何ですか?」 こっそり頼んでいたお仕事ができなくなったとか。 ダウンロードしてほしい、と頼んでいたソフトがダウンロードできなくなったとか。 走馬灯のように、何を言われるのか予想が駆け巡った。 先「俺さ、夢でマオフイを孕ませちゃったんだよね」 私「はい?」 ・・・ハラマセル。 何と生々しい表現! 私「一体どんな夢見てんですか!」 俺「いや、孕ませる行為のところは見てないんだけど。気が付いたらマオフイと二人でマタニティ売り場見ている夢でさ。ということは俺が孕ませたってことでしょ?なんか申し訳なくて」 なーんだ。 それだったら全然。 私「そんなんなら、全然いいですよ」 先「その夢見た後二日間くらいは、マオフイの顔まともに見られなかったよ」 私「あははははは。さすがに自分が妊娠した夢は見たことないですね」 妊娠か。 「妊娠したみたい」くらい腹が出たり膨れたりしているんだけど、実際にするところは想像もしたことないな。 なんとなく恥ずかしかった。 先「これ、お誕生日おめでとう」 飲み会も終盤になって、先輩から一輪のガーベラをもらった。 ごちそうになるのに、お花までもらうなんて・・・(涙) 私「ありがとうございます!」 一輪のガーベラだなんて、かわいいわ。 家に一輪挿しなんかなかったから、コップか徳利に入れようかな。 先「ホントはデージーがほしかったんだけど、時期じゃないらしくて」 私「そうなんですか」 デージー。 どんな花だっけ? 先「あと、これ」 そう言って、長方形の包みを出してきてくれた。 もう一つプレゼントがあるらしい。 ここまで来ると、なんだか申し訳なくなってしまって。 私「もう一つあるんですか!?なんか本当に申し訳ないです」 長方形の包み。 ケーキかな? 「ありがとうございます」と受け取って、包みをクンクン嗅いでいると。 先「今度マオフイに何かあげるときは、食べ物にするわ」 私「!!!!!!」 食べ物じゃなかったらしい。 人から何かもらって、すぐに食べ物だと考えるの、やめよう。 先「このプレゼントが、ここにつながってくるんだよね」 意味深に言う先輩。 つながってくる? どこに? 居酒屋? プレゼントを丁寧に開けていくと。 どうやらガラスか瀬戸物らしいものが丁寧にくるまれている。 この大きさは! 私「徳利ですね!?」 だから居酒屋か。 ・・・と思ったら、中から出てきたのはグラス? 一つのきれいなグラス。 私「ああ、グラスだったんですね。かわいい」 先「違うよ。一輪挿しだよ」 やけに凝った形のグラスだと思ったら、一輪挿しだったそうな。 なるほど。 これが一輪のガーベラにつながるわけですね。 先「これを挿してもらおうと思ってさ」 きゃーーーー! なんて気の利く先輩。 私が一輪挿しなんてかわいいもの持ってないのなんか、お見通し? 私「ありがとうございます!いま、ここでこれが一輪挿しだって聞かなかったら、きっと私はこれでウーロン茶飲んでいたと思います、普通に」 先「この一輪挿しのこの絵、これがデージーなんだよ」 私「へー、やけにデージーにこだわるんですね」 先「デージー、マオフイのイメージだよ」 私「私、デージーのイメージですか?」 デージー、デージー。 どんな花なんだろう。 気になる。 先「デージーの花言葉は、俺から見たマオフイだな」 私「へえ。花言葉知ってるんですか。“嫉妬”とか、“質実剛健”とか、そんなんじゃないですよね?」 先「そんなんじゃないよ(笑)しかも意味深でもない」 私「意味深でもないんですか。ますます何だか気になりますね」 とにもかくにも。 お花をもらって、お花に例えられたのも、人生初めての経験で。 さすが夢見るロマンチスト。 ありがたす! ここまで書いておいて、「ほんとはいいムードなんじゃないの?」と言われそうな気もしますが。 先輩とは本当に兄妹のようです。 それに甘えているっちゃ甘えているんだけど。 三股なんてかけなくてよかった。 やっぱりこの人はこのポジションで大切にしたい。 改めてそう思った日でもありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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