|
カテゴリ:カテゴリ未分類
金曜日。
仕事が終った私は、上京してきた母と東京駅で落ち合った。 「何処で夕飯を食べようか」 という話になった。 そこで思い出したのは。 学生時代お世話になったアルバイト先の店長。 確かこの辺で新しいお店をオープンさせて「遊びにおいで」って言われてたんだっけ。 せっかくなので、母とそこへ遊びに行こうと連絡してみるが。 あいにくながら席がいっぱいだそうな。 私「そうですよね。そういえば今日は金曜日でした。一番混んでいますもんね」 店「ああ、もうどうしよう!待って、フイちゃん。あー・・・」 私「すみません、いきなり電話して。また今度にします」 店「ああ、もう!今夜眠れなそうだ・・・。え~?ほんとうに?」 すごい錯乱している店長に大ウケ。 私「また近いうちに遊びに行きますから。ほんといきなりでごめんなさい」 店「この償いは必ずさせてください!」 熱い、熱いよ店長! 顧客満足200%だよ! 結局私と母は、私がずーっとずーっと食べたかったタラバ蟹を食べに行きました。 めっちゃうまかった~ん、タラバ蟹。 ズワイ蟹とはわけが違う! ぶりっぶりの肉。 お湯に通すとホッコリ膨らんで。 んみゃ~~~~~~~い!!! 蟹ミソもおいしかった。 母も満足。 ほくほく顔で家に帰る母娘。 久しぶりにおいしいものを食べさせてもらいました。 寝る仕度をしてベッドに入りウトウトしていると。 店長からメールが。 どうやら本当に今日のことを申し訳なく思っているらしい。 タイトル:なし フイちゃん、今日はごめん。 残念で本当に眠れなそうです・・・ 今いる○○店は、××の新店のなかでも久し振りに「当たり」の店舗で毎日忙しいです。 副店長としてNもいてくれているし、申し分のない環境です。 でも、一番来て欲しい人(=フイちゃん)をご案内できなかったことが本当に悲しいです。 自分も日々いろいろあり、正直、楽なことばかりではないですが、自分に負けそうな時、いつも心の中で「こんな事ではフイちゃんに笑われる」と自分に言い聞かせて乗り切っています。 何年たっても何十年たっても、自分はフイちゃんにとっての「店長」でいつづけたいと思います。 だからどんな事にも負けられない。 フイちゃんの存在が今でもやっぱりすごく大切で、心の支えになっています。 自分の人生の中でフイちゃんとの出会いは本当に重く、これからもいつまでもずっとフイちゃんは大切な人です。 今度必ず今日のお詫びをさせてください。 今日は本当にごめんなさい。 とても大切なフイちゃんへ ほにゃららなにがし(←店長のフルネーム) ????????? ビックリして目が覚めた。 今日お店に行けなかったこと、そんなに重く受け止めること!? あまりの重さに、「告白か?」とも思ったんだけど、「『店長』としていつづけたい」と言っているから違うだろうし。 もとからそういう「熱さ」みたいなことあったお方だし。 はー、ビックリした。 アルバイト辞めてもう二年以上も経っているのに、まだ大切に思ってそう言ってくださる店長に感謝。 近いうちに遊びに行こ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|