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2006.05.05
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カテゴリ:カテゴリ未分類
温泉の地に来て。
チューヤンの溜まっている不満を吐き出させようと試みる。
最初は穏やかにしゃべっていたのだけど。



私「チューヤン、私に不満があるでしょ」


チ「・・・・不満ってわけじゃないけど」




なかなか口が重いチューヤン。



ようやく聞き出したことを整理すると。
ずいぶんチューヤンと私の文化が違うことがわかった。



チューヤンが言いたかったこと。



男の人とイチャイチャしないでほしい。
できれば男の人と二人で飲みに行かないでほしい。
でも飲むことを制限したくない。
男の人と飲みに行ったことを自分に報告しないでほしい。
でも、やっぱり全部言ってほしい。




言いたいことはわかるような、わからないような気がした。
そもそも私は、男の人とイチャイチャなんかしたことない。
どうやら、吉祥寺飲みがチューヤンのトラウマになっているよう。
(参照4月8日「反省文!?<上>」



私「わかった。男の人とイチャイチャしない。それでチューヤンにもそれを言わない。それでいい?」


チ「なんでそんな話を単純化するんだよ!」


私「じゃあどうすればいいの!?」


チ「なんでわかんないんだよ!」


私「わかんないよ!」



だんだんヒートアップしてきた。
もしかして、これは初ゲンカ?



どうやらチューヤンの環境と私の環境は違うようだ。



チューヤンの環境。
本当に品行方正のご友人が多いらしく。
チューヤンの周囲、結婚している人が多い。
倫理観も、非常に強い。





チ「俺、フイがこんなに飲む人だと思わなかった」


私「そうなん?」


チ「女の人って、そんなに飲むの?」


私「私はけっこう飲む方だけど。私の周囲にも飲む人はけっこういるよ。マショーたんとか。チューヤンの周りにはいないの?」


チ「いない」


私「予想と違った?」


チ「違った」



やっぱり。
そう思ってたんだ。



チ「半年男にも聞いちゃったよ。『フイってこんなに飲む人だったの?』って」


私「そうしたら何て?」


チ「『そんなことないと思うけど』って言ってた」



そりゃそうだ。
だって、半年男と飲んだことなんてほとんどないもの。
そんな付き合いじゃなかったんだって。



私「私のこと、もっと大人な人だと思ったの?」


チ「うん。真面目で大人しい人だと思った」






あちゃー。
それはよく私が持たれがちな、間違った第一印象だ。






私「チューヤンは真面目な人が好きなの?」


チ「うん。真面目な人が好みだった」





じゃあ私じゃダメじゃん!!!






私「飲む人は好きじゃない?」


チ「友達だったらいいんだよ、全然。でもこんなに飲む人だって知ってたら、好きにならなかった。あの吉祥寺の飲み方、あれを最初に見てたら、きっと好きにならなかった」


私「じゃあ、私は見当違いだったの?」


チ「見当違いだった」





そんなこと言われたって、最初っからこれが私なのに。
勝手に私を勘違いして騙されたの、チューヤンじゃん。
コップ酒が勢いが早まる。




私「だから言ったのに。私は『飲み友達がいい』って言ったのに。勝手に私を勘違いして、さっさと告白してきたのそっちじゃない。私をよく知りもしないで。私は『変わらない』ともちゃんと最初っから言ってたのに」




自分の三股宣言を棚に上げて言うのもなんだけど。





チ「じゃあどうする?」





別れをほのめかすチューヤン。






私「それを決めるのはチューヤンだよ。だってこのままで私はいいんだもん。チューヤンが見当違いだったのなら、チューヤンが決めなきゃ」


チ「・・・・・」




もしかしたらチューヤンは私から言葉を引っ張り出したいのかもしれない。
「別れたくない」
とか
「好き」
とか。



そういえばまだ一回も言ったことないけど。
でも絶対私は言わない。
ごまかさないで、それでもチューヤンに決めさせたかった。



チ「俺、女の友達に相談したよ」


私「何て?」


チ「普通、男の人と飲んだこと、楽しそうに話して来るのかって」


私「・・・・・・」


チ「やっぱり『普通じゃない』って言ってたよ。俺がちゃんと言葉にして好きだってこと伝えてないから、嫉妬させようとしているんじゃないか、って言われたよ」


私「違うよ。そういうんじゃない」




私はチューヤンに、よく飲んだことの話をする。
老若男女、親しくしている人の話をする。
ここの日記に書いてあることもけっこう話している。



でも、それはチューヤンに限ったことじゃなくて。


そもそも私はおしゃべりなのだ。
だから、身近で起きたこと、全部話したい。



どうやらそれがチューヤンには耐えがたかったらしい。



チ「ほかの男の人と飲んだこと、楽しそうに話すなよ」


私「別に男の人と飲んだことだけじゃない。みんなと飲んだことだよ。心配することじゃない」


チ「『心配すんな』って言っても、あんな飲み方見せられて、安心してられるわけないだろ!!」




あんな飲み方 = 吉祥寺飲み



そんなに吉祥寺飲み、トラウマになってんの!?




チ「それになんだよ、『けんたま』って」




けんたま?
同期のけんたま?

(参照4月7日「そのお泊り」



家に泊まったことは、かろうじて言ってなかったはずだけど。




私「けんたまは超いい人だよ」


チ「なんで俺の前で『けんたま、けんたま』言うんだよ!」


私「けんたまにはかわいい彼女がいるんだって。だから大丈夫なんだって。それに超いい人なんだって。そんなんじゃないんだって」


チ「じゃあ俺が他の同期の女の子と飲みに行ってもいいのかよ」


私「いいよ」


チ「・・・・」






あきらかに事態はいい方向に向かっていないのはわかった。
でも、私は修復するよりも、思っていることを全部言ってほしかったし、自分も言いたかった。






チ「俺見たんだよ」


私「何を?」


チ「フイの家にあったアルバム。社内旅行の」





ああーーーーー。
社内温泉旅行。
けんたまの膝の上に乗っかった写真。
そういえば、アルバム、テーブルの上に出しっぱなしだったっけ。



証拠写真



私は別に見られても何ともないと思ってたんだけど。





チ「確かにあの頃は付き合ってなかったけどさ。でもあんな風に男の人とイチャイチャしているの見せられて、『大丈夫』とか言われてもぜんぜん大丈夫じゃない」




Oh、No~!


全然そんなんじゃないのに。
他の同期の女の子も、けんたま相手にプロレスしてたし。
そんな仲なんだって。
そういうんじゃないんだって。
どうしたらそれが伝わる?



私のわがままは。
きっと女の人は、こういうことをしたら、例え罪悪感がなくても自分の彼氏には言わない。
こっそり黙っている。
でも私は敢えて言いたい。
この日記以上にチューヤンに話して、それを全部聞いてもらいたい。


友人には「言っちゃだめだよ」と言われるけど。


私は全部話して理解してもらいたい。
すっごいわがままだとはわかってる。



案の定それを言ったら、「無理だよ、俺そんなに大人じゃねーもん!」と怒られた。



やっぱりダメか。
上司は聞いてくれるけど、それは上司だからか。



私「上司は、私には『年上の包み込むような人じゃなきゃ無理だ』って言ってた。それってやっぱり本当だったんだ」


チ「何それ。じゃあどうする?」


私「・・・・わかった。別れる」


チ「・・・・・」



ついにここに来て、「お別れ宣言」。
やっぱり私がわがまま過ぎたんだ。
そして私の最終的なわがままは。




自分を曲げない。
相手が曲げてくれないなら、もう終るしかない。




私「別れよう、チューヤン」


チ「やだよ、別れなくないよ」



ポキッ。




あれ、チューヤンが折れた。




その後は、酩酊しすぎてよく覚えてない。


涙ながらに、「チューヤンが、私がけんたまやほかの友人の話をしておもしろくないと感じるのが悲しい。私の友人を一緒にいい人だと思ってほしい」と訴えたのは覚えている。


涙、本当は流したくないんだけど。
アルコールで、すべての細胞が貯水タンクになっていたらしい。



「ほれ使え。この水分も使え」



と、止め止め泣く涙がこぼれる。
こぼれた分だけ、コップ酒をあおる。



「わかった」とか、「ごめん、言い過ぎた」とチューヤンが言っていたのを覚えている。




その後は、「涙を洗い流してくる」と、チューヤンが止める腕を振り払って再び温泉に向かった。



酔っているのに温泉って。
やばくない?



温泉に浸かっているとき。
すごい脈が速いのがわかった。
温泉のせいだけでなく、私いつも以上に早いピッチで日本酒飲んだせいだ。




ここに来て。
初めて自分がヤバイくらい飲んだことがわかった。

心臓が苦しい。
このままじゃ、私死んじゃう。



夜中の誰もいない大浴場で死を覚悟した。



が、やっぱり死ぬわけにもいかず、あわててお風呂から上がって部屋に向かう。



部屋に戻ると。
もうチューヤンが布団に潜って寝ていた。




やっぱり怒ってたんだ。
ふて寝するくらい怒ってたんだ。




でもこのときは助かったと思った。
とにかく、この酔いを何とかしないと、私明日かなりヤバイことになる。


それだけは長年の経験でわかっていた(なら、もっと早くに気がつけよ、ってね)。
早く水分をいっぱい取って寝ないと。


ホテルの自販機でお茶とポカリを買い込んで。
それをできるだけ飲んで、電気を消して眠りについた。



布団に横になってからまもなくして。


チ「ねえ、寝た?」


というチューヤンの声が。






ごめん。
いまだけは私を寝かせてください。
そうしないと、きっと明日の朝はもっとグロテスクな私を見ることになるから。



息を潜めて黙っていると、「はー」と溜息をついて、隣でチューヤンが起き上がるのがわかった。
起きたチューヤンは、そのまま障子の向こうの、イスに座って、タバコを吸っているようだ。



またもチューヤンを怒らせた。
本当にもうダメかも。


あれだけ散々、「酔っ払われるのが嫌だ」と言われたくせに、トドメを刺すように酔ってどうすんの。



しかし、もう私の思考回路にある唯一のミッションは、何はともあれ、この非常事態とも言えるほどの酔いをなんとかすることだった。
それにはとにかく寝るしかない。



私はそのまま眠りに落ちた。


つづーく。






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Last updated  2006.05.09 00:37:34
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