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2006.05.06
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カテゴリ:カテゴリ未分類
どれだけ寝ただろうか。
たぶん一時間も経ってない頃。



頬の痛みで目が覚めた。



「ね、起きて。起きてってば」




頬をペチペチ叩かれて、無理矢理覚醒させられる。






チ「ごめんね。許して。本当にごめん」




なぜかチューヤンが謝っていて、しかもこんな風に起こされているのかわけがわからなかった。
酔っ払っているのか、寝ぼけているのか。
私は「うん、うん」としか言いようがなかった。





とにかく、いまは私をそっとしておいて。
じゃないと、私、明日帰れなくなる。




そのまま寝ようとすると、またもぺしぺし頬を叩かれる。




チ「寝ないで。起きて」



ほっぺが痛い。
よく働かない頭で考えた。



なんでこんなにチューヤンに叩かれるんだろう。
きっとチューヤンは怒っているんだ。
きっと怒ってチューヤンは私を叩いているんだ。




これじゃあまるで・・・・!









私「お宮と貫一だ・・・・」









この寝ぼけた一言が、チューヤンを誤解させることになる。



とにかくチューヤンの手を振り切って、私はまた眠りにつくことができた。






しかし、一回起こされた私は、この後気持ち悪くてなかなか熟睡できずにいた。
何度もトイレに行き、何度も自動販売機に行く。
消費したペットボトルのお茶は、5本はくだらない。
それくらい水分を取ったにも関わらず、私はひどい二日酔いになっていった。






隣でチューヤンもあんまり眠れていないのが、気配でわかった。




明け方5時くらいに。
一向に眠れない私は。
荒療治に出ることにした。






題して。






湯治。




ポカリスエットのペットボトル一本だけ持って。
温泉に向かう。
足だけお湯に浸かり。
とにかく汗をかいて、体内に入っているアルコールを出す作戦。



かなり気持ち悪いけど。
かなりフラフラだけど。






これしか方法はない!







ポカリを一口一口、ゆっくり飲みながら。
ロダンの考える人、みたいなポーズで、ひたすら足湯で汗をかいていた。






右手で左の脈を常に測り。








いつも酔っ払うと18ビートになる脈が。
いまはまさに36ビートを刻んでいる。








トトトトトトトトトトトトトトトトト




やばい。
絶対やばいって私。



朝早く起きてきた温泉客が、2回転しても、私はずっと足湯を続けた。






7時に部屋に戻り。
再び寝ようとする。



果たして足湯が吉と出たのか凶と出たのか。




朝ご飯の時間になっても、フラフラで。
かろうじて味噌汁だけ無理して飲んだ。






しかし、ここで予想外だったのは。



チューヤンがやさしい。




なぜか起きるときに昨日のことを謝ってきて。
甲斐甲斐しく私の世話をしてくれる。







あれ?
怒ってるんじゃなかったの?




私はとにかくせっかくの旅行で二日酔いになっているのが申し訳なくて、「ごめんね、ごめんね」と謝っていた。
チューヤンも何故だか昨日のことをすごく反省したらしい。






チューヤンは何も悪くないのに。





チ「フイがいなくなったらどうしようかと思った」




どこに行こうというのか。
もはや朝ごはんにも行くのもやっとの、この重症な体で。





と、思ったら。







本気で別れられてしまうと思ったらしい。



実は昨夜のかなりの早くの時点から、反省をしていたらしいチューヤン。
そしたら、フイはさっさと自分の布団に入って寝てしまうわ、「お宮と貫一」なんて言うから別れ話かと思うわで、すっかり落ち込んでいたらしい。







「ここ最近稀に見る凹みようだった」と後で証言するほど、チューヤンは落ち込んでいたらしい。






「はー」の溜息も、怒っていたのではなく落ち込んでいたのか。







寝込んで動けない私の代わりに、テキパキ帰り仕度をするチューヤン。
昨日飲んだゴミとかもキレイに片付けて、分別までしている。
「大丈夫?」と心配までしてくれる。




お主。
せっかくの旅行を二日酔いで寝込んでいるこのバカ垂れを心配までしてくれるのか。




その姿を見て。









フイたん、一生ついて行くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!
ごめんなさぁぁぁぁぁぁぁぁい!
私が悪かったんですぅぅぅぅぅぅぅぅ!!









と、なぜだかとても素直になれました。
ほんと、単純なんだけど。



でも気持ち悪いので、言葉は何も発せず。





結局この日はどこにも寄らず、東京まで車を飛ばして帰ってくれた。
私が逆の立場だったら絶対怒るこの状況を。
文句一つ言わない。

「せっかく計画したのに」

「せっかく来たのに」

「せっかく楽しみにしてたのに」


これらの言葉を言われたら私は立つ瀬がない。
けれど。
なぜだか昨日のことを謝り続けるチューヤン。



「布団に入っている間、ずっと凹んでいた。俺、何てひどいこと言ったんだろう」



ごめん。
そのひどいこと、そのとき私はすっかり忘れてしまっていた。







ほんと、いま日記書きながら、チューヤンに何を言われたのか思い出したくらい。
すっかり前日の会話を忘れていた。






私「本当にこんなんなって、ごめんね。なんで私、こんなに飲んだんだろう」


チ「ヤケ酒しちゃった?」


私「うん。ヤケ酒した」



半分はチューヤンに責任を取ってもらおう、
その方がうまくいく。



チ「そっか。俺がひどいこと言ったからだね。ごめんね」






あああ、バカバカ。
なんていい奴なんだ。
バカじゃないの。




その後は、重病人が搬送されるが如く、家まで送ってもらった。



また後日つづーく。





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Last updated  2006.05.09 00:41:38
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