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風の吹くまま 気の向くまま

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2007.04.07
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カテゴリ:本棚
日本語を話す家庭で育ちながら
早期に英語教育を受けて育った子どもが
「ひとりごと」をどんな言葉で言うのだろうか
と心配になってしまった。

思考するときに
日本語的に思考するのと
英語的に思考するのではかなりちがうと思うし
日本語と英語ではそもそもはぐくまれた自然環境や文化や哲学がちがうから
その人の思考回路やアイデンティティをつくる言語教育は
慎重に考えた方がいい。

脳の発達段階に応じて
母語である日本語とそうではない英語をどのように教育に取り入れていくか
よく考えないといけないね。

今、国際語としてあるのはアメリカ英語で
アメリカはいろいろな国から様々な言語を話す人たちが集まってきているから
ネイティブな英語を話せなくても全然気にしない、鷹揚なところだそうなので
中学生から英語を習ったって全然かまわないし
12才くらいからなら脳がぶれなくなっているので
いくら詰め込んでもOK
とありました。
ちょっと安心?

会社などで求められる人材というのは語学力よりも
コミュニケーション能力を持った人だというし
コミュニケーション能力があれば
通じることなんてすぐにできてしまうし
そんなに早くから英語をやらなくても
何とかなるんでしょう。

早期に英語教育を始めるよさとしては
早くから英語などしゃべれるようにするというよりも
外国語を話す人に出会って
びっくりして避けないようになる、というのもあるかもしれないけど(^^;)

私としては
筆者の意見に今のところ同意することが多いです。

日本語の多様さ
母音のアイウエオの音から感じる感覚(発音体感)
日本語でしか感じ取れない感覚(「さくら」と「Cherry brossoms」のちがいとか)
世界中のどこの言語よりも圧倒的に多い擬音語・擬態語
日本の固有の自然と共に育ってきた日本語

改めて日本語のよさを感じました。
日本語のすばらしさを、
やはり体感的に伝えていきたいものだなあと
思った先生です。



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最終更新日  2007.04.07 18:10:05
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